喜劇な日々

名古屋の劇作家、鹿目由紀のほんの少しだけ喜劇的な毎日を、綴ります。

愕然という字に愕然

2009-03-05 14:42:28 | 読んだ本のこと
目当ての本は取り寄せないといけなかったので、他に収穫はないかと探し迷った挙句、有吉佐和子を購入。以前『恍惚の人』を読んだ時も思ったが、この人の筆力は凄い。なんというか『腕力』だ。昨年AAF戯曲賞の公開審査会の時、佃さんの仰っていた『ジカタ』(地肩で良いのか)が強いというヤツだと感じる。あの時「かのめさんは川上憲伸の肩を持っている」というコメントを頂き、野球に疎い私はその時は今一つピンと来ていなかったのだが(今は少し分かる)、有吉佐和子はそれで行くと飛び抜けてスーパーメジャー級の肩に違いないと確信する。劇作家、演出家でもあった彼女の着眼点には、及ばずながら共感する部分があったり。バスを待つ間にぐんぐん読み進めて半分まで来てしまった。貰うべきヒントも得た感覚。帰宅して電話を数件。週末のウィルあいちワークショップは色んな年齢層の方がいらっしゃるようで楽しみであります。少しだけ『やることリスト』に線が引けた。ああ、でも我が要領の悪さに愕然とします。愕然です。愕然という字が仰々しくて愕然です。要領が悪くて不器用でガサツとは…最低最悪サイヤ人です(山中崇敬氏の持ちネタ)。

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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2009-03-05 22:22:55
愕然、泰然、燦然、悄然、騒然、超然 など、いろいろありますな…

でも、天然で自然で生きたいものです


昔の作家さんがお好きなんですね。
有吉佐和子さん、久しぶりにその名前自体を聞きました。
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天然、自然 (かのめ)
2009-03-05 23:31:56
というのは、素敵な事ですね。
『全然』ダメでもそれはそれで上がっていくだけなので良いかもなぁと思う時もあります。

そうかもしれませんね。
昔の作家には、いつもインスピレーションを貰います。
時代を超えた『良さ』というのが確実に存在しますね。
あと、昔から昔が好きなんです(笑)
最近の作家も結構読みますよ。
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