四角いアイツのおかげで、私にしてはマトモなご飯を食べる。但しアイツがやって来たのと時を同じくして、唯一のご飯茶碗を割る。なぜ唯一かというと、少し前にもう一つを割っているからだ。おかげでどんぶり飯。なにかが手に入るとなにかがすり抜けていくのか。ホン書きの間は、いつもの如く部屋が凄いことになっている。部屋を早くなんとかしなければというジレンマと共存しながらホンを書くという、あまり生産性の高くない気分で生きている。夜は、豊橋演劇ライブラリィ『最後の観覧車』、小屋入り前の最後の稽古。一度目の通しは固かったが二度目は良くなっていた。とにかく精度だ、精度なのだ。稽古後、積み込みをしていたら、近所の良く行く居酒屋のおかみさんが出て来て「新聞にのっとったでしょ、劇作家さんだったんだねぇ」と言われる。中日新聞恐るべし…。明日から小屋入りです。つまり豊橋です。
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