癒しの電源のメイン・スイッチが
どこにあるかの鍵を見つけてしまえば、
あとはスラスラ行けるのだと思う。
それはやはり「生命の実相」の真理を
正しく把握することなのではなかろうか。
真理を知った最終段階で
癒しの電源のメイン・スイッチが体得される。
(奇蹟の時は今 アディントン・谷口雅春訳 日本教文社)
1 以下のアディントンの文章は、宗教家が癒やすべき相手に真理を伝えることを、真理内容を電気器具としてたとえている。
【あなたは、あなたを通して或る人が癒やされた場合、あなたは神癒の媒介者となることができたのであって、神癒のシテではないのである。宗教家又は療術家は神癒力の発動者ではない。神のみが力をもち給う。神のほかにどんな力も存在しないのだ。
あなたが此の人に癒して貰ったと考える人~心霊治療家又はあなたのために祈ってくれた牧師は、ちょうどあなたの新築の家に電気装置を施設してくれ、電流が流れるようにあなたのために協力してくれた技術者になぞえることができるのである。あなたの家を建築してくれた業者が今ここにいると想像して見て下さい。彼はその家の各所を、あなたを案内して、ここに電気の“挿込み”(コンセント)があって、そこへ此のプラグを挿し込めば電流が通じて来てあなたは電力を使うことができると教えてくれる。ここは洗濯機や乾燥機用のプラグを挿し込むところである。ここは冷蔵庫や冷凍用に使うための電流につなぐところである。ここは電気ストーブ、ここはトースターとかその他、現代、用いられている色々の電気器具に接続する箇所を教えて貰うのである。】
2 ひとたび癒しの電源のメイン・スイッチが何処にあるかを知るならば、あなたの心の回線にいつでも癒しの力を流し入れることが出来るのである。
【所謂る心霊治療家というものは、前記の譬えでいえば建築業者みたいなものであり、癒しの電源がどこにあるかを知るものであって、次のようにも言うことが出来るのである。すなわち彼の信仰と理解とを通して、あなたは癒しの電源がどこにあるかを知り、その電源が、あなた自身の信仰によってスイッチが入れられることになり、あなた自身の信仰によって癒しの電源から癒しの力が流れ入るようになったのである。ひとたびあなたが此の癒しの電源のメイン・スイッチが何処にあるかを知るならば、あなたの心の回線にいつでも癒しの力を流し入れることが出来、意のままに、必要に応じてそれを使うことができるのである。】