「全然ヤバくないじゃん!」、うちの妻はテレビに向かって必ずブツブツ言います。
何の事かというと、サッポロビールの「Slims」というお酒のCMの話です。観月ありさと工藤静香のふたつのバージョンがあって、どちらも脇腹をつまんで「かるくヤバイ!」と言うのですが、どちらを見ても必ず言います。
「あんなのがヤバかったら、ヤバくない人いないじゃん!」、確かにそうです。うちの整骨院のお手伝いをしてくれているアサダさんとふたりで文句を言っています。うちの妻もアサダさんも痩せているので、全然ヤバくないのですが、「おなかがあんなにペッタンコじゃない」そうです。「比べるほうが厚かましい」と、のどちんこの奥2cmくらいのところまで出てきましたが飲み込みました。
「もっと本当にヤバそうな人を出せばいいのに」と言います。でもそうしたら「かるくヤバイ!」じゃなくて、「マジでヤバイ!」になってしまいます。
あのCMは確かに印象に残りますが、女性からは批判の対象になって逆効果ということはないのでしょうか。ただCMというのは印象付けることが一番の目的で、文句を言われるということは目的を達成しているということなので、そういう意味ではこのCMは大成功なのかもしれません。