ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

人物画を描く

2017年05月09日 | 日記

 僕の所属する某絵画愛好会が、この5月に展示会を開き、僕は4点を出展する。2点は風景画、もう2点は人物画。

 僕は、以前はスケッチブックを手元に持ち、気にいったものを見つけると、例えば、景色、動植物、食べ物、などを気ままにスケッチしていた。だが、最近は絵を描いていない。展示会として他人に観てもらうには、それなりの準備が必要。アマチュアの展示会の場合、風景画、静物画、人物画で、油絵か水彩画が一般的。展示会は毎年開かれ、出展するメンバーは10名ほどで、作品のほとんどが風景画、静物画が少し。人物画は無い。

 つまり、人物画は難しいのだと思う。人物画はごまかしがきかない。作品の、よし、あし、がすぐわかる、と思う。少々キツイ言い方だが、うまい下手、は人物画をみればわかる。それも顔で。

 今回僕が出展する人物画は、好きなフェルメールの2作品の模写。このところ準備をし、ようやく仕上げた。展示会に模写とはいかがなものかとも思うが、模写も一つの描き方と割り切る。いや、模写というほどの物ができたかの方が怖い。 

 以前から、気に入った名画を模写することで、名画鑑賞をしてきた。レンブラント、クリムト、ラファエロ、ワイエスなど。もちろん、模写というより憧れてまねしてきただけだが。

 さて、しばらく、絵から遠ざかっていたが、大好きな、フェルメールのおかげで趣味の絵の世界に戻った。フェルメールの絵が素晴らしいのは、人物の表情なのだ。肖像画ではなく、生活の中の一瞬を切りとり描く。限りない癒しを感じる。

  掲載の絵は、フェルメールの「レースを編む女」の模写。出展作品の一つです。

     2017年5月7日  岩下賢治

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