ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

9月の一枚

2023年09月29日 | 日記

 この9月は、いろいろ事情がありウオーキング練習が出来なかった。ようやく月末になり、出来る環境ができた。事情の一つに体調面もあるのだが、歩ける状況になったは嬉しい。

 外に出てみよう。野川公園方面へ。野川公園はもはや自分の広―い庭のようなものだ。

 晩夏の自然はどうなているのかなー。

 この日は、まだ気温高く、湿気もある。快適とは言えないが、久しぶりに野川公園の豊かな自然を楽しむ。鴨が野川から歩道に出てくる、人達は特段興味を示さず通り過ぎる。

 せっかくだから、三沢の田んぼも見ておこう。思った通り刈り取りも済み、オダ掛けされている。やはりこの風景を見ないと、秋に入った気がしない。

 9月の一枚としてスケッチする。

    2023年9月27日   岩下賢治

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年齢と疾病

2023年09月26日 | 日記

           ホウチャクソウ

 学生時代の同級生や同年輩の知人らが次々に病状やらを報告してくる。不幸にして他界した人もいる。歳をとることは病人になることなのだろうか。幸いにして私は健康に過ごしているのだが、その違いはなんなのだろうか。食事なのか、生活習慣なのか、運動なのか、あるいは遺伝なのか。

 思い当たることのひとつに、エネルギーの使用量ということがある。エネルギーは使えば使うほど補充がきく。例えば車のことを例にとろう。どんな高級車でも乗らないとどこかが不調になる。しかし古い年代物のポンコツ車でも毎日乗りこめば、なんとか使える。ガタがきても、使っていれば錆びつかないと同じ道理である。家屋なども同じで、放っとくと痛みがすすむ。

 人間の場合のエネルギー消費とは何か。体を動かす運動だけではない。いちばんのエネルギー消費は頭脳活動だとされている。頭を使うことがもっともエネルギーを消費するのである。家に閉じこもってデスクワークをしていると、体を動かさなくとも空腹になる。病に悩む人に、エネルギー不足をいうのもおこがましいのだが、これは機械とか組織に共通する原理のように思う。人間の体は超精密なメカニズムだと思ってよい。

 年取って太るというのもエネルギーの消費が足らないのだろうう。悩むこともエネルギーを使う。幸福な人ほど長生きするとは限らない。

 高校の同窓会開催の通知がきた。さて今年は何人が出席できるのだろうか。【彬】

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行水の今

2023年09月20日 | 日記

            ホタルブクロ 

 タライに水や湯を張って、汗を流すことを行水という。起源は仏教だそうだが、私の子供の頃はまだ一部風俗として残っていた。夏場、たらいに汲んだ水や湯を、桶などでかぶる。葦簀で囲った場所で、外気にふれながら、水をかぶる。さぞやさっぱりするに違いない。

 今では、行水する場所はどこにもない。もちろん、たらいや桶なども持ち合わせてはいない。それに変わるものはシャワーだろう。私は朝晩、2回シャワーを浴びる。それもお湯シャワーではなく、水シャワーだ。水シャワーとはいえ、水温は25~6度。プールの水温と変わりない。しかし慣れないと、最初はゾクっとするが、浴びた後は体も気持ちもシャンとする。お風呂にも入らなくなった。冷たいシャワーは暑さ凌ぎのひとつの方法である。

 とは言え、この暑さはこたえる。

 夕方、外出先から帰って、温度計をみる。なんと家の中でも32度だ。湿度は75%。こんな環境の中ではお風呂など、入る気になれない。また朝起きると寝汗でベトベト。シャワーを浴びないとさっぱりしない。

 毎日、天気予報が気になる。特に週間予報。いつまでこの暑さが続くものやら。クーラーの涼しさではなく、天然の爽やかな秋の風が、いつかいつか、待ち焦がれている毎日である。【彬】

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2023年夏の読書

2023年09月16日 | 日記

 毎年、夏にはまとまったものを読んでいるのだが、今年は、カミユの、「ペスト」La peste ということになったな。夏の始めから読み始めて、これで、2回目だからもう少し早く終わると思っていたが、今、80%というところ。今回、深く、じっくり、ということだったが、フランス語も表現方法も難しく苦労している。一回目は、ストーリーだけ追って行ったわけだ。

 当たり前の話だが、難しいものでも、何度も、いろいろな角度から見ていくと様々なことが解るような気がする。不条理とも言える、困難、不幸、と対決するのは、様々な、考え、立場、がある中、普段の努力とみんなの協力、そして協調をしていかなければいけないということなのだな。

 この作品が高く評価されノーベル文学賞につながったのも多くの人がそう感じたからなのだろう。

 今年の夏は暑い、僕も暑い気持ちで挑んでいるが、読了まであと少し。

 絵は、舞台となった、アルジェリア オラン市の古い風景。後ろの丘の上には、サンタクルス要塞。

    2023年9月15日  岩下賢治

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降水量400mmって!

2023年09月14日 | 日記

                       芙蓉

 台風13号の影響で、関東圏は豪雨に見舞われた。とりわけ千葉県、茨城県は、川の氾濫、停電、倒木、崖崩れなど、大きな被害にあった。

 その豪雨、発表では1時間に100mmなどと言う。この量、いったいどのくらいのものなのか、想像することができない。テレビ画像などでは濁流が欄干を壊すような凄まじさが放映されているが、映像では雨そのものがどのように降るのか、わからない。

 基本の知識を含め、ネット上で調べてみる。

 まず、雨量はどのように測定するのか。私が子供の頃は校庭の隅の方に、百葉箱があって、その中にメモリの付いたガラス管があり、そこに溜まった雨の量を測っていたような記憶がある。今はもちろん、そんないい加減なものはない。転倒式測定皿=直径20cmのお皿に雨が溜まったら反転し、別の同じお皿に雨水をうける。時間内のその反転回数で降雨量を測るという。

気象庁で使用している転倒ます型雨量計の「ます」は降水量0.5ミリに相当する容積となっていることから、0.5ミリ単位で観測。(転倒ます1回の転倒で0.5ミリ、2回の転倒で1ミリの降水量を観測したことになる)

 しかし、これではよくわからない。

 目安として次のような分類があるという。

1時間雨量 (mm)

予報用語

屋外の様子

10以上~ 20未満

やや強い雨

地面一面に水たまりができる

20以上~ 30未満

強い雨

 

30以上~ 50未満

激しい雨

道路が川のようになる

50以上~ 80未満

非常に 激しい雨

水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなる

 今回、千葉・茂原市では、48時間の降水量が400mmを超え、観測史上最大を記録した。降水量は、降った雨がどこにも流れ去らずにそのまま溜まった場合の水の深さのこと。例えば、「1時間で50ミリの降水量」は降った雨がそのままたまった場合、1時間で雨が水深5cmとなるということです。そして1平方メートルに50ミリの雨が降った場合、水の量は50リットル(重さにして約50kg)になります。」とのこと。

 鴨川市では8日の24時間降水量が352.5ミリに達したという。つまり水深が35センチの雨量というから大人の膝上に達する。広い範囲に降ったそうした雨は流れて、低地や川に溜まる。川の堤防が2~3mあっても、とても耐えきれない量と重さになる。特に重さに注意。雨の恐ろしさをもっと知るべきだと思う。【彬】

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