ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

夏の終わりのコンサート

2023年08月27日 | 日記

 8月25日金曜日の夕方、或る音楽コンサートに行ってみた。東京四ツ谷の某画廊喫茶の普段は絵画などを展示するところが会場。演奏する側も、観客もその多くが昔からおつきあいのある、内輪な小さなコンサート。テーブルを客席の真ん中に置き、酒などをともない、ポピュラーな音楽を楽しんだ。

 会場では、音楽好きな方々、稀にしか会うことのない人たちに会うことが出来る。そんなところ、自分にないものを持っている人たちと会えることは楽しいことだ。ある意味、自分自身を、別な世界から見ることが出来る。

 昔、ずいぶん若い頃、フォークソングが大変人気になったころかな。ギターを買って、いろいろやってみた。だが思い通りにいかず、「禁じられた遊び」を少しできるようになったところで、興味も、ギターそのものも自分から離れていった。ギターは誰かに渡っていった。誰だったか覚えていない。

 音楽を楽しみ、昔のことも思い出しながら、会場を出る。まだ蒸し暑さは残るが、夏の終わりを感じさせる空気の匂いがあった。

  2023年8月26日  岩下賢治

 

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新聞購読を止めた

2023年08月24日 | 日記

         ハイビスカス

 私は、この8月をもって、長年購読してきた朝日新聞を止めることとし、販売店に通知した。親しくしてきた配達員には申し訳ない気持ちだが、私が新聞に求めるものと内容が明らかに違うための結果である。

 何が違うのか。

 ニュース記事がないからである。おそらく報道すべき出来事を追いかける記者がいないのであろう。たとえば今夏、豪雨の被害が続いた秋田地方の報道が全くなかった。秋田在住の記者がいないのかもしれない。しかし、青森からでも仙台からでも、後追いで追跡すれば、被害の状況は隈なく報告できるはずである。が、そうした形跡がない。

 反面、高校野球ばかりは有名高校をこれでもか、これでもかと根掘り葉掘り記事にする。しかし一般の高校で野球部がどのような事態になっているのかについては一言も言及がない。スポーツの報道ではなく芸能記事に相当するヒロイズムである。しかも地方版からスポーツ欄に亘る2~3ページを独占しての報道である。いくらスポンサーの冠大会といえども一般紙としてはやりすぎである。

 論説欄の見出しも異様である。〇〇をせよ、などと平気で言う。政党新聞ではないのである。

 今、ニュースについては、ネット上のポータルサイト(グーグルやサファリ)で逐一伝えられるから、新聞に依存する必要はない。また論説にあたる部分についてはツイッターほか、さまざまなサイトがある。時には偽情報や一方的な立場の表明であったりするので、吟味する必要があるが、新聞より多面的だ。娯楽やスポーツ情報などは、YouTubeがある。もはや新聞を必要としていないのである。 

 でも、活字メディアに依存したい気持ちはある。映像や話し言葉より、書き言葉の方が、正確な伝達ができるからである。それにも関わらず、新聞を止めるというのは、新聞の内容が劣化したからに他ならない。速報性に劣る新聞は、記者たちが伝達の意味を勘違いしているのだと思う。

 今、新聞社内にはリストラが渦巻いているという。購読者が減り、経営的に成り立たないからという。おそらくそうした社内的な動きが、新聞の内容をますます劣化させているに違いない。

 新聞は、ジャーナリズムの代表として政治的、社会的に大きな役割を果たしてきた。しかし今、そがは終わったのだ。それにかわるものがなんなのか、先が見えぬ状況の中で、ウ露戦争などという深刻な事態が続いている。【彬】

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暑さに慣れない

2023年08月19日 | 日記

               ニチニチソウ

 暑い日がつづきますね。なんとも形容しようがない暑さ。

 例年だとお盆を過ぎると、暑さがおさまり、というか暑さに慣れるものだが、今年の暑さは、慣れるどころか盛り返しているような感じ。あまりの暑さに蝉の鳴く声もまだらだ。

 この暑さを凌ぐ手立てにはならないが、気象の専門家の方々、メディアの方々、なぜこんな暑さが続いているのか、CO2とかに逃げないで、状況を詳しく解説してほしいものです。台風の動き方など、例年にくらべ相当変わっていて、中国大陸や朝鮮半島にまで足を伸ばしているが、発表される台風そのものの気圧は、例年と変わらないように思うのだが、何が変わって、なぜこんなに特異な進路を辿るのか。

 警報は大切だが、予報は少なくてもいい。それより、大気の動向、季節風の様子、海水温の変化、海流の動きなどなど、あるいは魚類や水生植物の生息状況も影響をうけているのではないか、など。気象に関する基礎情報とその解説を聞きたい。

 学問的なこと、科学的なこと、知りたいことはいろいろある。ぜひ啓発してほしいものである。暑さが停滞していること、その理由を知ることこそ、それがいちばんの耐暑方法でもあるような気がするのだが、、、。【彬】

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展示会の絵、何を描こうか?

2023年08月16日 | 日記

 コロナ禍が過ぎ、3年ぶりに、僕の所属している、絵画愛好会が展示会を開くことになった。開催期日は10月中旬。が、最近は、普段絵を描いていない。展示会に合わせ描いている。

 毎回そうなのだが、何を描こうか? 悩むのだ。以前、絵を始めた頃は、なんでも絵にしたくて、スケッチブックを持ち歩いていたが、今はそれはない。

 アマチュアの展示会は、殆どが風景画、静物画。不謹慎な言い方だが、それが無難なのだろう。今、そうでないものを探している。要は、描きたいものは何か、ということではあるが。

 様々な事象の中で、絵の中に収めたいもの。・・・・夢に出てきた情景、自分自身の思い出、なんていうものもいいんではないか。そんなことで、昔のアルバムを開き、眺める。懐かしい情景が思い出さる。だが、展示会の絵は、他人に観てもらうもの。自分の好き勝手だけではダメ。・・・・

 展示会用の絵を描くのは、何を描くのか悩むことから始まる。・・・・

 掲載の絵は、そんなことでアルバムのなかで、学生時代に山登りのクラブで、雪の上州武尊の山小屋に留まったときの一枚。自分にとっては大切な思い出なのだが、例えばこのような類のものが人様の眼にさらす絵になるのか、迷うものだ。

   2023年8月14日  岩下賢治

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高温対策は技術力で

2023年08月14日 | 日記

                カラスウリの花

 東京都内、いや日本全国、あるいは全世界で高温がつづいている。

 気象庁が発表している統計では、東京の最高気温が真夏日とされる30度を超えたのは、5月から。32.2(5月)  33.8(6月)   37.7(7月)  36.7(8月途中)と続いている。今後も高温が予想されていて、年間の半期に、30度を超す真夏日が出現するに違いない。24節気はおろか、これでは四季の感覚さえなくなっていくだろう。

 そんな中、問題になるのは私たちの生活スタイル。

 何年か前、夏時間の制定などが話題になったが、昼夜1,2時間の調整でどうにかなるものではない。望みたいのは文明の技術力だ。

 CO2の削減による気象の管理も重要だろうが、ヒートアイランドといわれている、都市の高温の改善に資する研究開発を進めてもらいたい。東京だと都心にくらべ三多摩地区は3~4度、差があるという。主な原因はコンクリートのビルと道路のアスファルト。だから建築資材の改善を追求してほしい。コンクリートや鋼材に変わって蓄熱しない素材の開発。外気にさらされているや車の屋根などにふれると火傷しそうになる。この蓄熱されたものが空気中に発散されているわけだ。

 現在、耐熱素材は、対象物に貼り付けるシートのようなものが多い。また建築材の間に押し込めるもの。そうではなく素材そのものに溶け込んでいて、熱を遮断するもの、そんなものがいい。燃えない木材という感じか。

 技術的には可能だと思うがどうだろうか。

 道路だと熱でアスファルトが溶け出し黒い液が滲み出ている。なんとかならないものか、と思う。暑さは寒さに比べれば敵ではない。植物などは暑さの恩恵をうけている。受益の多い暑さを管理する方途があって然るべきだ。【彬】

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