ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

シークワーサー

2022年05月29日 | 日記

 現在放送中の、NHK朝ドラ「ちむどんどん」を面白く観ている。

 沖縄県山原(やんばる)生まれのヒロインのぶ子が、料理人を目指し、横浜に出てくる。今、いよいよ活躍し始めた、というところ。若い人の頑張る姿を描いたドラマは、充分大人の僕にも元気を与えてくれる。そして彼女を元気にしてくれるのは、沖縄特産のシークワーサー。

 ところで、シークワーサーには思い出がある。僕が、茨城県常陸大宮市の事業所に勤務していた頃、社宅の管理人は沖縄出身のN氏。彼を含め、社宅でよく社員たちと飲み会をした。N氏は、必ず、泡盛にシークワーサーをいれて飲んでいた。それ以外の酒は飲まない。僕も頂いたが、何と美味しいものか。そしてその実を頂き自分一人でも楽しんでいた。その他にも、畑で完熟した石垣島のパイナップルやマンゴなどを頂いた。

 シークワーサーの実は沖縄以外では手に入らない。原液を瓶に詰めたものはあるが味と香りが違う。小金井市に戻り、地元の農園で栽培したという実を農協で見つけたが、ほとんど別物。

 1年半前に、常陸大宮市の社宅を訪れた。その時、管理人は別の人に代わっていて、寂しい思いをした。第二の故郷の茨城。そこで関わった人達は移り代わる。

 シークワーサーから第二の故郷の茨城に話は移ってしまったな。そこで関わった人達は今どうしているだろうか。

 絵は社宅での飲み会。壁には、僕の描いたパイナップルの絵。今でも掛かっているかな?

   2022年5月28日  岩下賢治

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東京駅の変貌=シンヤエス

2022年05月27日 | 日記

           巨大な夏蜜柑と愛飲のウイスキー

 都市の再開発が進んでいる。特に駅周辺。嘗てのターミナル都市は既に面影がないくらいに変容していて、私たち世代にとっては、新橋、品川、渋谷、新宿、池袋などでは、ほとんど方向感覚を失ってしまった。
 東京駅も同様。地下街の大開発に加え、それに繋がる八重洲口の変容が著しい。高層ビルが一本、2本と覇を競っているのに、もう一つ170メートルのビルが建つと言う。いったい、どんな利用者がいるというのやら。
 かつて、都市工学という学問が盛んな頃、都市の開発については、街は地下に潜り、地上は緑に覆われるのが理想とされた。ところが現状を見ると、地下の開発と空中への伸びが、双方向のようで、まるで宇宙に浮かぶ都市のようにも思える。 
 コロナが完全に収まったら、新しい都市を散策してみようと思っている。高輪ゲートウェイとか、汐留近辺。渋谷駅から道玄坂・渋谷文化村あたり、新宿駅南口界隈、副都心線と池袋西口付近。もちろん東京駅も。さらには小田急線と井の頭線が交差する下北沢にも。
 世代が変わることを最近は「シン」と言うらしい。シンゴジラ、シンウルトラマン、とか果ては人新生の〇〇とか、新しい資本主義だとか。これから都市はどんなシントシになるのやら。【彬】
 

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目を見張る草木の勢い

2022年05月23日 | 日記

         黄色いバラ

 4月5月と、暑いくらいの日があったり、急に寒くなったり、また長雨が続いたりと不順といえば不順だろうが、植物にとっては絶好の生育環境だったのだろう。身の回りの雑草から植木の類、近年にない勢いである。
 例えば、雑草。路地にはヒメジオンが勢いよく咲き誇り、負けじとポピーがピンクの花弁を翻す。ドクダミの白さ、夕化粧の薄紫色も今年は目に止まる。東京都の花、オオムラサキツツジも街路で咲き競っていた。
 雑草の類だけでなく、椿や藤など花木も咲き誇った。
 変わったところでは柿。花としては目立たないが、花芽が二度にわたって付いた。最初の花芽が、小さな実をつけた頃に、遅れてきた花芽がやっと咲くといった具合。この先、どういう変化があるのか、秋に同じように熟すのか。
 草木がこんなに勢いがあるのだから、今年は農産物は大豊作に違いない。レタスなど大玉が200円を割っている。と思いきや、玉ねぎなどが高値続きらしい。インゲンなども、出来の良いものが市場に出てこない。どうしたものやら。どうも輸入環境の影響らしい。
 とは言え、国内では品種改良が進んで、輸入に依存してきた果実類も今では国産化できるようになった。バナナ、パイナップル、マンゴー他、多少高価であっても、新鮮な農作物は自給自足が理想だ。【彬】

 

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目的を喪失した戦争

2022年05月16日 | 日記

                   ヤマボーシ

 古今の名言を引くまでもなく、戦争は政治の一形態である。言葉ではなく、武力によって目的を叶えるものだ。同じ戦いでも、ここがスポーツと根本的に異なるところで、単なる勝ち負けではなく、政治的な目標が関わっている。
 現在の宇・露戦争の問題で言えば、露が何を目的にしてこの戦いを起こしたのか、ということ。具体的に言えば、露は宇の何が欲しかったのか。プーチンが発表しているネオナチとの闘いというのは、一種の方便であり、そんなイデオロギー問題で武力を発動するはずがない。
 軍事的な戦況の変化については、世界各国の専門家の解説を逐一聞くことができるが、肝心な露の具体的な目的は何なのか、いっこう理解することができないのが、現在の状況ではないだろうか。戦争は往々にして初期の目的から逸脱し、ことさら武力の優劣のみに収斂しがちである。露の目的が有耶無耶になり、今は、単に軍事の優劣に焦点が移行しているように思える。
 露については、通俗的に推察するしかないのだが、彼の国の経済はエネルギー資源(石油・ガス・希少金属など)だけに頼っていて、一部の富者を別にすると、国民の生活レベルが一向に向上しないこと。特に農村部が停滞しているように思う。だから豊な穀倉地帯である宇地方が羨ましく、しかも、ソ連時代のコルホーズが頭から離れないのではないのか。さらにバルト三国、ジョージアの独立で、海洋への出口を失ったため、豊な海域である黒海を手の内に治めたかったのではないか。必然的にクリミア半島への通路が問題となる。この2点が具体的な目標であったのではないか。
 これは今に限ったことではなく、露にとって帝政ロシア時代からの地政学的な課題であろう。
 黒海というのは、沿岸は温暖なうえ、絶好の保養地で、果物(主にブドウ)の産地である。領地として手にしたいのは当然だろう。ロシアが陸軍を中心に戦闘を仕掛けているのは、この地域を領土として確保したいからで、空軍のような単なる力による破壊・勝利から得られるものではない。闘いがアゾフ海からクリミア半島周辺の東南部の陸部に集中しているのは、そうしたためと思われる。
 とすれば、この戦争の行先ははっきりしてくる。東南部の処理の仕方に関わっていて、露がこの地域を確保することは戦局的に難しいから、勝敗は自ずから明らか。プーチンはどうするのか、どのように消え去っていくのか。プーチンは当初より黒海への出口が欲しいと明示していれば、今とは違った展開になったと思われる。【彬】

 

 

 

 

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衰えは上半身から

2022年05月10日 | 日記

                 アヤメ

 私の住むところは古い街で、戸建ての住まいが多いこともあってか、老人が多い。足元が覚束ない人や、杖に寄りかかって、よろよろと買い物をしている人もいる。私の同輩たちも、その仲間で、脊椎管狭窄症とか坐骨神経症とか、五体を満足に動かせる人は稀になってきた。
 メディア上では、骨密度を高めるとか、軟骨成分を補強する健康食品や栄養食品などの広告が欠くことがない。少子高齢化などというが、実際問題、老人の健康が大きな社会テーマになっていることは明らかである。
 そうした中、ウォーキングに励む人が目立つようになって、今日は5000歩、8,000歩歩いたと自慢気に話す人がいる。そのウォーキングも、姿勢や歩き方に注意が払われていないと効果は半減。悪くすると、かえって膝や腰を痛めたりの結果を招かねない。
 で、思うのだが、年をとってから膝や腰の痛みが生ずるのは、高齢化の必然で、足腰の筋骨が弱るのは致し方ないことなのだろうか、ということ。
 私が信頼する体育の先生によれば、人間は二足歩行になることによって、腰から首周りに余計に負担がかかるようになった。だから、日頃からその周辺の手当が必要。具体的に言うと肩甲骨から、後背の動きに柔軟性と強さを補強すること。猫背になるのは、頭部を支える部分の筋肉の衰えるから、だという。
 その結果、体重は体幹全体のバランスで支えているはずなのに、足だけに依存し、結果として腰や膝に負担が増して故障に繋がる。背中が丸まった姿勢で、ウォーキングだけに頼るなかれ。まず、背骨まわりの衰えに関心を払い、合理的な歩行姿勢を体得することが重要とのこと。
 前にも記したことがあるが、私は週に1回、近くのスポーツジムに通っている。年寄りは私だけだが、上半身の動きを補強できるジムの方が、老化に対して効果的なのではないか、と密かに思っている。
 暇な時間のある高齢者。今は地域の体育館にジムが併設されているはずだから、これを利用することお勧め。若い人がいない午前中など最適です。【彬】

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