ホタルカゴ
6月9日、関東地方は、梅雨に入った。やがてホタルに出会える時期である。
ホタルといえば、私はどうしても「ホタルカゴ」の話になる。麦を刈り取った後の、麦ワラを編んで作るホタルの虫籠のこと。
私が茨城に来たばかりの12年ほど前、地元の郷土資料館で見たときから、心を捉え離さなかった。麦ワラの素朴な味わい……見ていると農村風景が眼に浮かび、童歌が聞こえてくるようである。
作られていたのは、かなり昔とのこと。40~50年前で、今、作り方を知る人は少ない。
ところが、数年前、運よく「地元文化の継承・ホタルカゴ作り講習会」に参加することができ、念願がかなえられた。
今は東京の自宅と、茨城の社宅の両方に飾ってある。
福島県出身の人が、社宅を訪れた時、子供の頃を思い出し感激していた。55歳くらいのひとである。
「ホタルかご」は日本人の心の琴線にふれる何かがあるようである。(岩下賢治)
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