2023/06/08
「歩荷(ぼっか)」さんという仕事を知っていますか。
字のごとく、荷物を背負って歩いて
山小屋などに荷物を届ける人のことです。
尾瀬歩きのとき、歩荷さんに出会いました。
誰かが声をかけたら
「今日は50㎏くらいですが
90㎏くらい運ぶときもある」
と答えていました。
小さなリュックを背負って
疲れたなんて言っている私からしたら
90㎏背負ってこの道を歩くなんて
すごいの一言に尽きます。
尾瀬は『夏の思い出』の歌の印象から
なんとなく簡単に行けそうな場所と
考えてました。
でも
けっこうハードでした。
雨の後で滑りやすくなっている石段。
ごつごつと不規則に埋まっている石。
濡れて滑りやすい木道。
朽ちた木で踏み抜きそうな木道。
一歩一歩が注意の連続でした。
ガイドさんも無意識に足を置かないで
どこに足を置くかよく見て
足裏全体を使って踏むようにと
何度も言っていました。
ガイドさん
木道からの転落事故が多いそうです。
木道は右側通行ですが
反対側から対向者が来た場合
背中のリュックが当たって
落とされることがあるのだそう。
だから対抗者が来たときは必ず止まって
相手に背を向けないで
顔を向けてくださいとのこと。
リュックはけっこう出っ張ってますからね。
歩荷さんは自分の身長よりずっと高い荷物を
背負って歩くので
頭上の枝に荷物がひっかかりそうに
なることもあるようです。
朝日新聞の有料記事なので
途中までしか見られないかもしれませんが
一応貼っておきます。
You Tubeには人気の歩荷さんの動画も
たくさんあります。
私が行った前後の日の動画もあり
参考になりました。
興味のある方はご覧になってください。
尾瀬、夏の爽やかな風景のイメージとはうらはらに案外とハードですよね😅私が行った時はヘリコプターで荷物を運ぶところに遭遇しましたよ。ぼっかさんとも何人かすれ違いました。どうやってバランス取ってるんだろう⁉︎といつも感心してしまいます。
ぼっかさん達のおかげで山の中でも豪華なご飯が食べられるんだと思うと、本当にありがたい存在だな〜と感謝しています。
yoshieriさんの記事を読んで尾瀬での色々な思い出がよみがえりました。ありがとうございます✨
ヘリコプター輸送もあるんですね!
ヘリコプターで運ぶのは、もっと大きなものとか重いものなんでしょうかね。
山小屋でいただく食事は、すべて下から持ち上げて来たものだと思うと感謝の念が湧きます
歩荷さんたちの動画を見ると、そんなに筋骨隆々でもなく、大柄でもありません。でも、みんな明るいんです
苦しいことを明るくこなす歩荷さんには感心してしまいます