はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

「気鋭のマエストロと新時代のピアニストが描く 魅惑のラフマニノフ!」

2022年03月19日 | コンサート
2022/03/19

カルッツかわさきで神奈川フィルハーモニーと
角野隼斗さんの共演によるラフマニノフを
聴いてきました。

指揮は水戸博之さん。






プログラム

☆グリンカ:歌劇『『ルスランとリュドミラ』」

☆ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 op.43

☆ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 op.18 



最初のグリンカ作曲、歌劇『ルスランとリュドミラ』。
明るい華やかな曲で
このオーケストラは音が明るく
溌溂として若々しいなと感じました。


2曲目のパガニーニで角野さんが登場してきました。
ピアノの音がオーケストラに埋もれずに
はっきりとよく聴こえました。

その日の席の位置のせいなのか
(1階中央付近)
いろいろなホールで聴いてきましたが
カルッツかわさきのホールは
音がよく響く、いいホールだと思いました。




CMにも使われている
あの有名な美しいメロディの第18変奏。

控えめに始まって
長いクレッシェンドで存分に歌いあげます。

なんだかうっとりと雲の上を歩いているような
夢見る心地になりました。


休憩をはさんで第2部は
ラフマニノフのピアノ協奏曲2番。

この曲は角野さんが2018年、ピティナで
特級ファイナルグランプリを獲得した時の曲ですね。

曲を聴いて、やはり思い浮かんでしまうのは
ソチの浅田真央ちゃんの感動的な演技なんですが。

角野さんの音は一音、一音とても明瞭です。
甘さも憂鬱さも雄大さも表しながらかつ鮮明な音。
鮮やかさがあるんです。

特級グランプリから4年近く経って
きっと表現にも更に余裕と幅が出てきたことでしょう。

やはり角野さんはピアノがうまい。
単純すぎる感想ですが(笑)

アンコールは3.11にちなんで『花は咲く』。

この曲を生で聴けてうれしかった。
しっとりと優しい祈りの気持ちを感じて
ついほろりとしました。

客席もスタンディングオベーションで拍手。


私、川崎駅に降りたのは初めてだったのですが
大きな街だったんですね。

でもカルッツ川崎も市役所も
駅から大通りの1本道でわかりやすいし
公共施設がかたまっていていいですね。
なぜか仙台の町に似ているなって思ったんです。

コンサートなどでいろいろなところに出かけて行くと
今まで行ったことのない街を知ることになりますね。


2018年ピティナ特級グランプリファイナル演奏
Rachmaninoff - Piano Concerto No.2 Op.18






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