よし坊のあっちこっち

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ホープ・ソロ - 漸く”問題児解雇”に繋げたUSサッカー協会

2016年08月25日 | サッカー
アメリカ女子サッカーのオリンピック早期敗退時に暴言を吐いたNo.1ゴーリーのホープ・ソロに審判が下った。向こう6ヶ月の代表出場停止処分である。だが、重要なのはこれではない。同時に来年2月に切れる代表契約を打ち切った事実である。3か月分の手切れ金を渡されたというから、You are fired! 事実上の解雇、即ちクビである。

直前の話し合いでは、協会側は代表としての節度ある、その座に相応しい行動と言動を求めたが、どうも反省の色が無かったようで、過去の数々の不祥事をも勘案して解雇やむなし、に至ったようだ。

サッカー外での不祥事や問題に加え、代表チーム内でも問題児として軋轢を起こしている。その最たる例が、2007年の女子ワールドカップで、準々決勝か準決勝で先発を外された腹いせに、監督と選手一人(恐らく起用された控えの選手)に対して裏切り行為を働いた、と報じられている。その文言がthrew them under the busとある。意味は「自分の利益の為に、悪意をもって友人や仲間を落とし入れる」だから、相当癖が悪い。

協会としても、最後のチャンスを与えたにもかかわらず、ソロはそれを蹴ったということだろう。自分の為になるのなら、それが正しいことか間違っているかはどうでもよい、というフィロソフィは、父親が犯罪者であることで世の中を突っ張って生きてきたことで培ってきたものかもしれないが、”ひとかどの人物”にはあるまじき考え方であろう。

今回の解雇は来年2月の再契約のチャンスの道を閉ざすものではない、と協会は発表しているが、実質的には協会の縁切り宣言であろう。


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