ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

「篤姫」の日々・・・

2008年12月05日 | テレビ
ゴルフシーズンもすっかりオフに入った感の今日この頃。

寒いし暗いし・・ゴルフしないととっても暇で、このオフに話題の「篤姫」を一気に見てやろうと、レンタルショップで借りてきては週末や晩に頑張って見ていますが、今晩やっと28話まで見終わりました。

ちょうど、島津斉彬と徳川家定の2人が亡くなった回までです。

この2人がいなくなったら、あとは、一気に幕末から維新へと続くのだろうけど・・あの「幾島」の仰々しい物言いがちょっとばかりうざったいので、ついでにこやつも消して欲しい・・なんてね。あの声がとってもうるさいったりゃ、ありゃあしないんだもの。頼みの斉彬が亡くなったのでこれから元気がなくなって少しは大人しくなるのかしらん・・?

でも、堺雅人扮する家定がこれ以降出てこないのはちょっと寂しいですわ。実際の家定は本当にバカ殿だったり脳性麻痺だったりという話ですが、このドラマの家定は、バカ殿様のふりをしているけど、実はマトモだったという設定にしてありますが、堺雅人の殿様ぶりはとっても楽しめました。

特にハリスとの会見で、高く積んだ畳の山の上で勧進帳の弁慶並みの見得を切った場面。ちょうど私は紅茶を飲みながら見ていたので、あの大見得を見て思わず口から紅茶を噴出しそうになりましたわ。

私にとっての堺雅人は、「新撰組!」の山南敬助役以来久しぶりのご対面だったので、なつかしかったですわ。山南さんのときにはあまりにも優等生タイプで静かに微笑むだけで、何だか痩せた鶏みたいな人・・・という印象で、私は土方歳三をやった山本耕史の方がタイプ!・・だったのですが、今回の堺雅人のバカ殿様は山南さんより断然良かったですわ。微笑む顔はやっぱり山南さんでしたが・・。

堺雅人の現代ドラマの中の役もちょっと見てみたいなあ・・。

それにしても最近の大河ドラマは、漫画みたいというか・・う~ん、やっぱり漫画だわ。それでも面白いからつい見てしまいますが。


何よ、これ!

2008年12月04日 | ニュース・トピック
本日送られてきたテレビ朝日の報道ブーメランというメルマガの中のコラムを読んで、吃驚仰天。

振込み詐欺を防ぐのに、最近では銀行のATMのある所に警察官を警備のために張り込ませているのだが、警察官がこの新しい業務のために仕事量が増えているので、代わりに銀行員を警備につけろと言ってるのだけど、何か間違ってない?

何で銀行員がそんなことをしなくてはならないわけ?幾らなんでもそれは間違ってるでしょう!

聞くところに拠るとATMのところで警察官が止めても、それを振り切ってお金を引き出して被害にあう人もいるらしい。ATMの前で詐欺にあってると諭したところで、我に帰らない人もいるってわけだ。

後で詐欺の被害にあったと気付いた人は、ATMの前に警備の警察官や銀行員がいなかったから詐欺にあったと責めるのだろうか?きっとそうやって他人を責めるモンスター・クライアントがいるんでしょうね。そして、このコラムを書いた西岡氏はモンスター・コラムニスト?

以下は、今日のメルマガのコピペです。

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 ■01■「振り込め詐欺対策 メガバンクはもっと汗をかけ」
      ジャーナリスト/西岡 研介
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  元厚生事務次官宅連続襲撃事件が、急展開を迎えた11月22日のこ
  とだ。その日私は、夕方から都内の居酒屋で、警視庁のある幹部と
  杯を交わしていた。話題の中心は当然のことながら、この連続襲撃
  事件だったが、その話の流れで、幹部はこう愚痴った。

  「これまで都内の対象者(要警護対象者)は、厚生労働省の部長以
   上ら約40人程度だったが、今回の事件で、(対象者は)一気に倍増。
   所轄の警備課や地域課は今、悲鳴を上げているよ」

  幹部によると、この事件以降、警視庁では、対象者を財務省幹部に
  まで広げ、その数は50人近く増え、約90人に及んだという。しかし、
  「それより大変だったのは……」と彼が振り返ったのは、10月に全国
  一斉で行なわれた、いわゆる「振り込め詐欺」の集中警戒だった。

  今年5月末までの被害件数(認知分)9874件、被害総額約137億5000
  万円に上る振り込め詐欺を防止するため警察庁は、全国の都道府県
  警に対し、メガバンクのATM(現金自動預け払い機)に警官を配置す
  るなど、対策強化を指示。

  この集中警戒は、前月比で被害件数2割減、被害総額3割減という一
  定の効果を上げたが、その反面、現場の警察官の日常業務を著しく
  圧迫したというのだ。

  幹部はこう続けた。「各ATM、特に郊外や無人のATMに警官が立って
  いるということが、(振り込め詐欺に対し)一定の抑止効果を挙げたこ
  とは間違いないが、それによって、現場の警察官の仕事量が増え、
  日常の防犯活動の妨げになったことも事実だ。振り込み詐欺対策で
  は、ATMを抱える銀行側ももっと汗をかくべきではないのか」。

  確かに、自らが設置・運営するATMが振り込め詐欺という犯罪に利用
  されているという現状に際して、メガバンクの認識は甘すぎるといわざ
  るを得ない。

  別におまわりの肩をもって、「この際、警察官の数を増やせ」などと言
  っているわけではない。数に限りある所轄の警察官が、今後も振り込
  め詐欺対策に割かれ、他の防犯活動が疎かになれば、結局、ババを
  引くのは一般市民なのだ。

  振り込み詐欺という犯罪に対し、メガバンクもせめて、初めから“お上”
  に頼る前に、自前で、各ATM、特に郊外や無人のATMに配置する行
  員や警備員を増員するぐらいの“企業努力”をしてみてはどうか。

  ほんの数年前には、自らの失策で不良債権を腐るほど抱え、潰れそ
  うになっていたところを、国民の“血税”で救済してもらったことをよも
  や忘れたわけでもあるまい。犯罪防止に身銭を切って恩返ししても
  バチは当たらないはずだ。

  警視庁幹部の話を聞きながら、そんなことをつらつら考えていた午後
  10時前、幹部の携帯に「元厚生事務次官連続殺傷事件の被疑者と
  みられる男が本庁に出頭」の一報。少々気の早い忘年会は僅か数時
  間で、お開きとあいなった。


  【筆者プロフィール】
   
  西岡研介(にしおか・けんすけ)

  1991年、神戸新聞社に入社し、阪神淡路大震災、神戸連続児童殺傷
  事件などを取材。その後、雑誌「噂の真相」に移り、スクープを連発。
  独立後も、「週刊文春」、「週刊現代」などで活躍。
  今年、「マングローブテロリストに乗っ取られたJR東日本の真実」で、
  第30回講談社ノンフィクション賞受賞。

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私は別にメガバンクの回し者ではありませんが、振込み詐欺にATMが利用されているからって、何でメガバングが警備員の役までしなくてはならないの?この人の書いてることおかしくありません?

そういうふうに、いつまでたっても他人に甘える態度でいるから、日本人は自分で自分の身を守るという基本的なことがなかなか見につかないわけよ。だから、簡単に電話1本でだまされるのよ。日本人が海外でどんだけスリや窃盗のいいカモになってるのか・・あ~~あ、hopeless!

因みにここドイツでは、どの銀行も24時間、1年365日いつだってATMは動いておりいつでもお金を引き出すことができます。だけど、ATMのところに警察官や銀行員が警備のために張り付いているところなどありません。こちらでは振り込み詐欺が流行ってないからか・・?いや、たとえそんな犯罪があったとしても、金を下ろして被害にあう本人の自己責任だし、いちいち銀行員がATMのところで見張ってたりなどしないでしょうよ。第一、一年365日、24時間その警備にかかるコストを考えるとそんなアホなことしないでしょう。

日本に帰って銀行に行くとATMの所に銀行員がつったってたりするけど、あれは、何のためにいるのかと常々不思議に思ってたけど、ただお客さんに挨拶するためだけじゃなく一応警備してたわけ?そんな無駄なことにコストかけないで、もっと費用を下げること考えて欲しいわ。

日本の銀行の振込み手数料などのバカ高いのには驚きだもの。

もしかしてテレビ朝日ってこんな意見を国民の声なんて言って放送してたりして・・。久しぶりに気分が悪くなりましたわ。

自分の身は自分で守りましょうよ、できるだけ。