ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

この静寂の中で・・

2005年10月09日 | 日記
うるさい日本の私―「音漬け社会」との果てしなき戦い

洋泉社

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日曜の朝9時。
窓を開けても聞こえるのは鳥のさえずりと遠くの教会の鐘の音のみ。

数年前に中島義道の「うるさい日本の私」を読んで、「日本の騒音」への怒りとドンキホーテのような闘争を知ったとき私は心の底から激しく激しく共感した。日本中がどれだけ無意味な騒音で溢れているのかはその中だけにいると多分考えもしないだろうけれど、ドイツから日本へ帰るとそのうるさいほどの音の洪水に驚きを通り越してだんだん怒りがこみあげると共に何故に日本人はここまで音に鈍感な上に子ども扱いされて平気なんだろう・・と思ってしまう。

狭い国土にあれだけの人口がひしめき合って住んでいるのだから、隣近所の音が少し漏れてくるのくらいはしょうがないとしよう。隣の犬がキャンキャン鳴き騒いでもでも我慢しよう。(かつて私は実家の隣の犬に悩まされ動物好きの私もさすがに我慢できずに毒饅頭でも放り込もうかとキレル寸前になったことがあるが)でも騒音はそういった生活騒音だけじゃない。

騒音の第一は駅と車両内に頻繁に流れる放送だ。
今回の日本滞在でも毎日のようにJRや様々な私鉄を利用したが、「次はどこそこです。」までは受け入れるとしよう。でもその後に続く数々のメッセージは必要ないだろう。「忘れ物がどうたらこうたら・・」「足元がどうたらこうたら・・」それに続く自社の宣伝など・・・。自己責任という言葉が大好きな日本人にここまで手取り足取りの注意事項を駅に停車する毎に放送する必要があるのかい?
第一次の駅がどこそこだってことも自己責任で確認しておくべきだろうよ。社内で居眠りばかりしている日本人だから車内放送で起こしてもらいたいのか?こういう放送を止めてドイツみたいに、「あと数分でどこそこです。」のみのそっけない放送にしたら多分客はサービスが悪いとか何とかいって非難するんだろうなあ・・。
でも、私としてはそんな無駄な放送に費やすコストを減らして運賃を安くしてもらいたいもんだわ。どこで降りるか、忘れ物ないようにするとかスリ被害にあわないように気をつけるとか自分の頭使って気を配り人に言われる必要ないようにしようよ、・・(ここが変だよ日本人みたくなってしまった。)

それから商店街やショッピングモールに溢れる音。商人の呼び込みもうるさいけど我慢するとして、各店から聞こえる音楽は要らないでしょう。うるさいったりゃありゃあしない!そう言えば実家近くの各スーパーに行くと「さかな、さかな、さかな・・」の歌がテープで延々と流れていたっけ・・。これもうるさい!

今回は9月11日の選挙のあとに日本に行ったから被害にあわずに済んだけど、選挙前の街中の騒音も多分すごいものだったんでしょうねえ・・。同じ選挙でもドイツでは大音量マイクで街中を流すようなことは一切なしだ。音に敏感なドイツではあんな選挙カーの運動など認められるはずもない。そういうわけで選挙前といえどもこちらではいたって静かなもんだ。

・・とまあ言い出したらキリがないほど日本中に無意味な騒音が溢れているのだ。詳しくは中島さんの本を読んでもらいたい。



久しぶりに筋肉痛

2005年10月09日 | 日記
あ~あ!数週間分のパーキング料金を一括払いしてしまった・・って、久々に駐車違反の紙が車に挟まってたわけですが。このところやられてなかったので今日もバレエの後仲間とカフェでお茶しながらおしゃべりした後骨董通りの家具などを見て回り日本食料品店で買い物をし4時間半後に戻ったらしっかりと違反(罰金多分25ユーロ)の紙が・・。

9月10日以来4週間ぶりにバレエのレッスンに行ったので本日は脚がかなりの筋肉痛。やはりウォーキングを毎日やってもバレエで使う筋肉はまた別なので全く違う部位、脚の内側の筋肉が痛くなる。だからバレエは止められない。何しろ日頃使わない筋肉の鍛錬になるのだから。老体に鞭を打ちながらまだがんばるぞ~!

・・そういうわけで、日本はラトビアと引き分けたようだけど、今ドイツ対トルコの親善試合をイスタンブールでやっていてそれをテレビで見ながら書いているのだけど、36歳のGKカーンはさっそくトルコに1点先取されてしまった。今日からDFにメッツェルダーが出るはずだったのに出てないじゃないの、どうなってるのよ~!