ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

久しぶりに着物でお出かけ

2006年04月15日 | 日記
ゲイカップルのHとWのリクエストで今回も着物を着ていくことになったけど、去年の秋以来着てないのでまた本を見つつ練習したけど、帯結びが上手く行かなくって、夜12時頃に帰宅したところで、お太鼓が破壊状態となり、帯がダラリ~ンと舞妓はん風になってしまった。いや~、深夜で自分の車で遊びに行ってたからよかったよ。去年日本で買った帯を初めて結んでみたんだけど、長さが長めで、始末に困った挙句、帯締めがちゃんと締まってなくって最後にこのざまだ。ヤレヤレ。着物のこと全くわからない男どものところでよかった。

今回もドイツ人Wの作った豚肉の塊のロースト、ジャガイモ、赤キャベツ・・・典型的なドイツ飯。でも「おいしい、おいしい。」とヨイショしながら食べたのでWはご機嫌だった。食後にHがショパンやバッハのピアノ曲を弾いてくれ、その後は映画「ブロークバックマウンテン」の話などをしつつ、ゲイの生態についてのお勉強など・・。

Hによると、あの映画はあまりにもゲイの生態がリアルで、結末が悲しすぎて後味が悪いというか、見るのがつらかったそうだ。例えば、イニスとジャックが初めて夜を共にした次の朝、「自分はゲイなんかじゃないんだ。」と言い訳するシーンがあるけど、実際に、知り合った二人が付き合った後に、そういう台詞をはく連中が結構いるらしい。自分の中で葛藤しているわけですね。『男と関係したけど、自分はゲイじゃないはずだ・・』なんて悶々としているんですかね。

実際Hも自分が本当に女より男が好きなゲイだと見極めるまでずいぶん時間がかかったらしく、高校の頃はピンクレディなんかが大好きでポスターまで集めていたくらいでまだ自分でもはっきりとはしなかったみたいだ。

そんな話を今日ゴルフ仲間と話していたら、「男って本当に往生際が悪いのね。」と知人は言ってた。往生際の問題ではないんでしょうけどね。いろいろ男の人も大変なんだ。