ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

百合の花

2013年08月15日 | お庭のこと

お盆ですね。

今日は終戦記念日。

いのちのことを思う、ここ数日です。

 

以前はお盆は帰省と決まっていて、この時期は京都の実家で過ごしたものだったけれど、その実家ももう人の手に渡り、お盆の京都は記憶の中にしかありません。

やっぱりお墓参りに行かないと、なんともしまらないまま時間だけが過ぎていくようです。

でも、子どもは今日も試合、明日も試合、そのあとも部活部活部活・・・。私は横浜から離れられず・・・。あと数年はこういう夏が続きそうです。

まあ渋滞ラッシュをテレビで観て「大変やなあ」と思いながら、いつもより人が少ない街に買い物に行ったり、開いているお店に入ってみたりするのもなかなか楽しいもの。

・・・なんちゃって、予定のないさみしさのいいわけか・・・(^^;)

 

 

そんな今年のお盆は、お庭の百合の花が暑い夏を少しだけ涼やかにしてくれています。

この花は以前にも書いたかもしれないけど、もう何年も前、まだ小学生だった次男がどこからかとってきたもの。

はいこれ!って。私が百合の花を好きだと知って、見つけて持って帰ってきました。

それが根っこつき・・・つまりごそっと抜いてきたのでした。

それでお花が咲き終わった後、花壇の端に埋めておいたら・・・。いつの間にか何本も芽が出て、たくさん花をつけました。

写しきれない手前にもまだ咲いてるんですよ。

 

 

カサブランカの甘い濃厚な香りも素敵だけど、私はこの普通の百合(て変かな^^;)のほのかな甘さが好きです。

実家の庭にも毎年芽をだし咲くところがあり、小学校の時クラスに飾ってもらおうと持っていった覚えがあります。

 

お盆だし、ちょっと両親の写真の前に飾ってみようかな。

うん、それくらいはしよう。

父も母もきっと好きなお花にちがいない。孫が取ってきたと言えばもっとよろこぶだろう・・・。

お盆はやっぱりちょっとさみしい。

 

 

ちなみにこの百合、息子が取ってきたのは、もしかしたら某お宅の庭の植え込みだったかも疑惑が。

数年して近所のある場所を通りがかったら「ここで抜いて持って帰ったかも」と。

遊びに行った帰り、通りすがりに「きれい」と思って、なんのためらいもなく抜いたのだとか。

帰ってきたときのうれしそうな表情、今でも覚えていますが、うう、そうだったのね。

で、でも、そうやって埋めといたうちの庭でさえ、こんなに増殖してるし、きっと一本間引きしたしたげてよかったよ・・・と言うことにしておこう(^^;)

 

 

まだまだ暑い毎日が続くけど、暮れる頃から吹く風は少しちがってきたようです。

あれ、風が変わったな・・・と思って、先日、日が沈む前に空を撮ってみました。

季節は流れる、人のいのちも永遠ではなく、私も確実に歳を重ねていく。

そんな毎日の中で出会う人、出会うこと、大切にしたいものがあることに感謝する、今年のお盆です。

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