ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

ぬかどこで秋を知る

2012年09月24日 | お漬物

 

昨日は思わず長袖を出してきたくらい急に冷え込んだ一日でしたが、今日はさわやかながらも日中は汗ばむくらいで、本格的な秋はまだこれからかなあ・・・と思ったりします。

でも、やっぱり季節が変わったな・・・と朝から思ったこと、それはぬかどこをさわったとき。

朝ごはんの支度をととのえる中で、常滑の容器のふたを開けるとき、ときどき季節の移り変わりを知るのです。

 

 

今朝もそうでした。

手を入れると、ひんやりした感触が手に伝わってきました。

これが真夏ならば、いくら早起きをしたとしてもぬかどこはほんのり熱を持っているように感じたりします。

その中にきゅうり一本漬けたとしましょう、午後なら数時間で浅漬けのきゅうりができていたりします。

秋に向かうにつれて、漬けておく時間を延ばしてくのだけれど、その頃合は手の感触に頼るしかありません。

毎日かき混ぜていると、この変化が感じられてとても楽しく、なによりぬかどこがいとおしく感じるものです。

 

 

 

今朝のどぼ漬け(ぬか漬け)。

   

 

なかなかごきげんうるわしゅう。

ぬかどこも漬け方もはじめの頃は神経質になって母に電話して聴いたりしていたものの、今は聞くこともできないし、慣れもあって適当に勘で漬けています。

日によっては漬かりすぎたりするものの、毎日家族で食べるだけのものなので、多少の優劣は目をつぶってもらっています。

とはいえ、ときどき「おばあちゃんのはおいしかったな~」なんていう輩もいて、「ほなあんた漬けてみいさ」と言いたくなるのを飲み込んで、明日はそんなこと言わせない・・・と誓うのです。

 

一番不安定さをふくむのは、おなす。

みょうばんを揉み込んだり、鉄のかたまりみたいなものをぬかどこにいれておくと色よく仕上がるものらしいけど、使ったことがなく、できればこのまま使わずに漬けてみたいものだと思っています。

この前立ち読みした本には「いい状態のぬかどこはみょうばんなど使わなくても色よいなすが漬けあがるものです」と書かれてありました。

うーん、それなら頑張ってみようやないですか。

まあ、今日くらいなら合格かな。

でも、半日置くと色は悪くなってしまったりするので、友だちにあげようと思って持っていくとそのころには・・・ということもしばしば。

母のはいつもおいしそうで実際とてもおいしかったから、これからもそれをめざしてまさに精進していきたいと思います。

 

 

 

相変わらずあまりうまく撮れないのですが、今日はなかなかおいしかったです。

みょうがとおなすは都筑産。もうそろそろ出回らなくなるでしょう。

きゅうりも含め夏野菜はもうそろそろさようならして、かぶとか大根とか白菜とか漬けたいなあ。

うーん、楽しみ♪


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