ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

「おもち屋さん」にもなれるかも!?

2012年05月14日 | ごはんよもやま話

腰が痛い。ちょっとずれたような痛さ。何にもしてないんだけど。

週末、立詰めだったからかなあ。土曜は試合の応援、日曜は餅つきのお手伝い。作業のテーブルが微妙に低かったせいかもしれない。夢中になってるときはなんともなくても後からあーと気づくことも多いですね。

 

昨日は家から徒歩20分のところにあるケアプラザのお祭りでした。

懐かしい、何年ぶりだろう。

子どもが小学生の時は、希望者や選抜メンバーとかがここで合唱やダンスを披露するので毎年来ていた。そのずっと前は、幼稚園の頃、講演会の企画運営グループに入っていて、園長先生主催の講演会をここのホールで年に何回かやるので椅子並べとか司会とかしたものだ。

ものすごく前のことだけど、ちょっとだけ建物の中に入ったら、トイレの場所とか部屋の感じとかどんどん思い出して、あの頃の空気感とかそういうのも蘇ってきて、とってもとっても懐かしい。

 

と、一瞬タイムスリップしたけど、昨日は町内会のおもちつきのテントの中でお手伝い。

今年度「福祉副部長」という、なんだか「ふ」が多い役職を仰せつかって、各町会の福祉部の人たちとご奉公の一日。

 

9時前に着いて待っていたらテントの組立から始まり、私たちは大根おろしをひたすらする。

これがすごい。このために5000円くらいする大根おろし器を購入されたとかで、いい感じですれる。水切りまでついていてなかなか優秀。

でも、もっとすごいのは「かっぱ橋で買ってきて家で使ってる」という人のプロ仕様のでっかいおろし金。こちらも5000円くらいするそうだったけど、重さがあって安定感があるためふらふらしないし、腕に負担がかからず疲れない。

おろし担当になった数人で、あれこれ試しながら言い合う。

大根は「皮をむく」・・・のが常識みたいで、町内会のおじさま方によってピーラーが用意してあった。

もったいないなあと思ったけど黙っていたら、同じように思った人がいたのか、ダンボール箱にむいた皮が干してありました。おーすごい、持って帰って切干にするらしい。最後に埃が入ってたので、結局廃棄になってしまったけれど。

 

 

3箱あった大根(何十本あったんだろう)をおろし終えて見ると、もち米がふかされ始めていました。

3箇所でこんなして薪をくべてお湯を沸かしたり、ふかしたり、ここから数時間続きます。

 そそられる佇まい♥

 

このあと、臼に移されて、杵と臼でおもちつき開始。横で餅つき機と2段構えです。

こりゃあ、美味しいお餅ができるだろうなあ。

餅つき風景も撮りたかったのだけど、なぜかシャッタースピードが遅くなっててタイミングが合わず。結局断念。

 

 

ここからが本番です。

1回に蒸されるもち米は2升、それが搗き上がってどんどん運ばれてきます。それを3等分して、おろし、きなこ、あんこそれぞれ3つ入りを作っていきます。

私はお餅を丸める担当になりました。延々、お餅を丸めます。

なんでもそうだけど、コツがあるんだよね。多めにとってひとつ分きゅっと出してちぎって、丸める。

なかなかうまくできないし、大きさも安定しない。きなこは大きめのがいい、おろしとあんこは周りにまぶすから少し小さめ。やっているうちにみんなで意見みたいなのがまとまってくる。それに従ってそれぞれが持ち場で頑張る。

 

気がついたらめちゃくちゃ楽しくなっている。お餅を丸めるのは好きな作業。この前白玉を作ったときも思った。こういうのが好きなんかもしれない。

そういえば、これ丸パンを作ったときに似ている。

昔、干しぶどうで酵母をおこして丸パンを作るのに凝っていた。長くなるからこれだけにするけど、パン種を等分して丸めるとこが一番好きだった。

あの感じ。何だか燃えるなあ。

 

いつの間にか、搗き上がったお餅のバットを受け取って、3等分する担当になっていた。分けたらあとはひたすらちぎって丸める、丸める。

やってるうちに大きさが安定してくる。まわりのお母さんたちにほめられてうれしい。

そのうち、「おもち屋さんに嫁げるかもよ」と言ってもらう。何だか楽しくなって、「第2の人生の可能性も広がってうれしい♪」・・・とかはしゃいでいる私でした。

 

見知らぬ人、たくさんの人の中で動くのがしんどくなっていた時期もありました。つい最近までのこと。

でも、いつの間にかこうして楽しんでいる自分がいて、あーよかったと思いました。

地域活動、好きかもしれない。そう、好きだったなあ・・・と思いながら家に着きひとりになって、あーやっぱりひとりもいいなとホッとひと息。

どっと疲れが全身に来たので、ベッドに倒れ込み、あーと伸びをしました。

 

 

腰はまだ痛いけれど、楽しかったな。容器を500パック用意したというからだいたい1500個作ったお餅。私は300個は丸めているだろう。

最後のバットを受け取ったときちょっとさびしかった、もう終わりだって。ほんとはもうみんなヘトヘトに近かったし、いいときで終了になったけれど。

大変やなあと思って向かった朝だったけど、思いのほか技術も身についていい日だった。

おもち屋さんにもなれるかも。ちょっと楽しいやん。「おもち屋ひとみ」? いえ、まだまだ修行が必要です。どこかで餅つきイベントあったら呼んでください。丸めに行きまっせ(^^)v

コメント
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