アウトドアライフの記録

四季それぞれに あちこちの山に登ったり、桜や紅葉の写真、および南の島の記録を写真とともに整理して、ブログにまとめました。

久々に蛭にやられ足をボコボコにされた奥駈前鬼道 2012年8月24日

2012-08-30 12:15:07 | 真夏の山歩き
久しぶりに世界遺産大峰奥駈道を歩いた。

明け方、高速を走っているとすばらしい快晴の夜明けだったが、国道169号線の伯母峰トンネルを越えると、曇り空に急変。前鬼林道のゲートに着く頃は ポツポツと降り出した。

前鬼小仲坊に着いたときには、本降りとなった。しばらく宿坊で休ませてもらい、どうするか考えていたが、結局せっかくここまで来たのだから せめて「大日岳」まで行こうと歩き出した。

しかし雨の奥駈を歩くのに、全く油断して歩いてしまった。山用タイツの上に山用長ズボンを履き、雨具の上下を着ていたので 油断が出たのかもしれない。

6時間以上歩き通しで 林道ゲートの駐車場に帰着し、靴下を脱いだら 靴下が真っ赤な血でボトボトの状態。

蛭は 血液を凝固させないように酵素を注入しながら腹いっぱいに血を吸い、そして静かに出て行く。その間 痛くも痒くもない。靴を脱いだり、シャツを脱いで 自分が血だらけになっていて びっくりするのがいつものパターンだ。

血は傷口からその後 数時間流れ続ける。

蛭は赤外線センサーを持っているので木の上からも 人間の熱を感知して落ちてくる。
大きなツバ付きの帽子か、襟をカバーするフード付きの防止をかぶっているので、今回も背中には、入られなかった。

梅雨時分に奥駈や台高縦走路(高見山から大台ケ原)を歩くときは、靴下やタイツ、それにズボンの裾に虫除けスプレーをたくさん振りまき、スパッツで足首をカバーするのがベストだと思っている。幸いその装備で蛭にやられたことはない。

今日で一週間経つが、痒みと足の腫れはかなり引いたが、まだ傷口は開いたままだ。恐るべし山蛭。短パンや半袖で山歩きをする人によく出会うが、あんな軽装で山歩きは絶対危険だ。

数年前に奥駈道で 一人の男性にお会いした。その方は歩いて四国八十八箇所の霊場を廻り、自信を付けて 今度は 大峰奥駈道を20キロのバックパックを担ぎ 7泊8日で歩きとおすとおっしゃっていた。

その方が吉野から歩き出して3日目か4日目に釈迦ヶ岳近辺でお会いしたが、半袖Tシャツに半ズボン、運動靴に編み笠をかぶると言う、山には全く素人の服装で、よく見ると手足に擦り傷、蛭にやられた傷跡、虫に刺されて腫れあがった部分がたくさんあり、見るも無残だった。四国のお遍路さんスタイルのままで、山には不向きなスタイルだった。御丁寧にも編み笠には「(お大師様と)いつも二人一緒」と書いてあった。

山で肌の露出は くれぐれも禁物である。

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1400年続いている、修験道の宿 前鬼宿坊

今は山小屋として使われている



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雨に煙る二つ岩、両金剛童子

奥駈道の75箇所の行場のうち第三十三番靡きだ。




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大日岳直下 降りしきる雨で岩が滑るので 残念ながらここで引き返した。





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山道で見た 岩タバコの大群落。

斜面が紫色に輝いていた。




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山道で見かけた「深山飯子菜(みやま ままこな)」はじめて見た。

その辺の山に咲いている飯子菜の高山タイプらしい。




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詳しくはブログ「世界遺産大峰奥駈道を歩く」をご覧ください。

http://yochanh.blog.ocn.ne.jp/okugake/2012/08/2012824_6586.html


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