怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

いい学校の選び方(中公新書)の感想

2005-01-04 00:17:16 | 教育書
この書物は「いい学校の選び方」を通し、
教師と保護者の視点のずれを具体的に明確にし、
社会の教育の嗜好(というか、個人的にはくだらない短絡思考)と子どもへの対応のずれや、
筆者の言葉を借りれば、教育の直面する課題に対する「ビジョン」の持ち方・実例を
示しているのではないかと思う。
教員研修の講師をしている経験などからなる話には、非常に共感を覚え、
そして、世間に、行政による教員の用い方・鍛え方の誤りを幾ばくか明らかにした最初の文章のようで、胸がすく思いでもある。
この本がPTAの共有前提知識となると、P&Tの関係も少しはよくなるような気もする。
ある意味、タイトルがタイトルなので、これからの学校評価のバイブルとなる感もあるが、
現時点では、考え方の一つを提示していると捉え、これから多くの議論の端としてみていきたい。

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