怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

日本人のしつけは衰退したか(講談社現代新書)広田照幸(その1)

2006-02-19 05:58:25 | 教育書
前から読みたかったのだが、今頃になってしまった。
読むべきときに読まねば。これは大きな反省。
読んでよかった。

歴史的に見た場合、「学校教育」が地域において「家庭教育」の推進に一役買っていた様子が伺い知れる。
しかし、これに拍車をかけたのは高度経済成長期に代表される「経済的要因」だったのだそうだ。
改めていわれると「そりゃそうだ!」とパシッ!っとひざを叩きたくなる。

やはり、「教育」する精神における経済の影響というのは無視できない。
だが、安易に、そこから「教育」論を立脚すると、「教育」の重要なテーマである「学び」の姿がぼやけるように思うのだ。

この本は「しつけ」というキーワードを用いて、「教育」に焦点化しそうな議論を巧み逃れているようにも思えた。
でも、広田氏は、この後、まさに「教育」の名を冠する著書を書いている。

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