怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

こういうのをファシズムという

2011-05-29 21:46:41 | 教育
国歌起立条例案に大阪府教育長は「反対」 知事と食い違い(産経新聞) - goo ニュース

東京都の石原の場合、教育長を自分の肝いりをおき、通達という形で強制を行った。
橋下の場合、条例化という方法をとった。

どちらが教育に対する政治的な介入として筋が通せるかといえば、明らかに前者だ。

土台、条例によって教育に関わる活動に対して政治介入ができるものではない。
それがあった場合、それこそ上位にある法の精神として、それを推進下側の瑕疵が問われる。

教育への政治不介入は、戦後の教育の精神だ。
政治による介入を許した教育を行えば、それは社会の刷新が不可能になり、迎合的な人格を生み出す危険性を多いにはらむ事になる。

橋下はたぶんそれがわかっているだろう。

つまり、これは政治パフォーマンスとして喧伝されることを目的としているきらいがある。

本来、教育指導要領の政治性も問題なのだけれども、それさえもオーバヘッドしてしまう条例は不可能だろう。
これを黙認するとしたならば、全国的な反対運動がおこらねばならないだろう。

なんにつけ、こういう形で教育を犠牲にしていく大阪府のやり方というのは、他の闇を覆い隠してはしまわないか、心配だ。

橋下支持者が多いように見える大阪府。
アホなことをやっていないで、正常な倫理観のある人にやってもらった方がいい。
そのための努力や、そういった方向への賛同を広げてほしいものだ。

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2 コメント

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Unknown (アノマロカリス)
2011-05-31 09:01:16
>教育への政治不介入は、戦後の教育の精神だ。

そんなこと誰が決めたのですか?
憲法にもそんな記載はありませんが?

日本には職業選択の自由があります。
それを主張するなら公立学校の教師を辞め、その主張に合致する学校に勤めればいいこと、当然私学補助を受けない学校でね。
公立学校教員という安定した地位が惜しいなら「職務命令」に従えばいいこと。
生徒はその学校にいる為に自分の「思想の自由」を制限され、学生服を「強要」されたり、茶髪やピアスをつける「自由」を侵されています。
生徒の自由を制限しておいて教師が好き勝手にするのはいかがなものでしょう?

最高裁でも君が代起立命令は憲法に反しないとの判決が出ました。
法治国家の国民として法に従うのは義務です。
権利を叫ぶのなら、義務も果たしましょう。
返信する
もう少し調べましょう (yo)
2011-05-31 23:00:38
>そんなこと誰が決めたのですか?
>憲法にもそんな記載はありませんが?

教育基本法 第三章 教育行政
第十六条  教育は、不当な支配に服することなく、この法律及び他の法律の定めるところにより行われるべきものであり、教育行政は、国と地方公共団体との適切な役割分担及び相互の協力の下、公正かつ適正に行われなければならない。

ここでいう「不当な支配」は「政治介入」ですぜ。

あんまり恥ずかしいこといわないでよ。

それから、私とあなたのいう裁判とは直接は無関係です。

また、「嫌なら辞めろ」は、教育の自殺行為を推奨しろということに聞こえます。

たぶん、教育学に無知であろうあなたはこの意味さえわからないでしょうね。

アホなネウヨの言説でも信じたのでしょうか。愚かなことだ。
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