この本を紹介しようと思っていたら、ゆーじさんと学力テスト(実施反対)シンポジウムへ行ったことを思い出した。
この本の発行は教育基本法改悪直前なのだ。
学テ実施直前にシンポジウム会場で手に入れたことを思い出した。
シンポジウムには藤田氏も来ていた。
彼の存在は、「教育改革」をキーワードにしたとき、なくてはならないものになっている。
私のブログの言説は、もっとも影響を受けているのは藤田氏だと断言できる。
それは、おそらく彼がもっとも政治的な発言をしている学者だからということでもあるのだと思う。
本書はコンパクトながら、自民党やその周辺で推進してきた「教育改革」というものの諸悪を明るみにするだけでなく、正当なカウンター理論の端緒として機能するであろう側面を抱えている。
だから、まずは昨今の教育改革に関して疑問に思う人は全員読むべきテキストだろう。
また、教育改革に賛意を持つ者も同様で、その考えが明らかに悪意であるという自覚を持つ為に読むべきだろう。
NHKスペシャル「学校ってなんですか?」その2で書いた番組中、藤田氏は司会の人に、
「今、教育に何が必要ですか?」
と訊かれ、
「信頼」と答えていたことを思い出す。
その時はなぜ「信頼」なのだろうか?とすんなり飲み込めなかったが、今はなるほどと思う。
シンポジウムの時もそうだったが、藤田氏は政治家の恣意や経済界のジコチューは相手にしていない。
有権者に期待するのも時間がかかる。
「当事者」に期待し、地域の真に必要から教育制度の見直しを図っていく構えなのだ。
今、信頼を必要としているのは、そういった地域性の回復を前提としたコミュニティのリバース(再生)なのだ。
政府や変なナントカ会がいう「再生」ではない。
「信頼」をたぐる道筋を考えていきたい。
この本の発行は教育基本法改悪直前なのだ。
学テ実施直前にシンポジウム会場で手に入れたことを思い出した。
シンポジウムには藤田氏も来ていた。
彼の存在は、「教育改革」をキーワードにしたとき、なくてはならないものになっている。
私のブログの言説は、もっとも影響を受けているのは藤田氏だと断言できる。
それは、おそらく彼がもっとも政治的な発言をしている学者だからということでもあるのだと思う。
本書はコンパクトながら、自民党やその周辺で推進してきた「教育改革」というものの諸悪を明るみにするだけでなく、正当なカウンター理論の端緒として機能するであろう側面を抱えている。
だから、まずは昨今の教育改革に関して疑問に思う人は全員読むべきテキストだろう。
また、教育改革に賛意を持つ者も同様で、その考えが明らかに悪意であるという自覚を持つ為に読むべきだろう。
NHKスペシャル「学校ってなんですか?」その2で書いた番組中、藤田氏は司会の人に、
「今、教育に何が必要ですか?」
と訊かれ、
「信頼」と答えていたことを思い出す。
その時はなぜ「信頼」なのだろうか?とすんなり飲み込めなかったが、今はなるほどと思う。
シンポジウムの時もそうだったが、藤田氏は政治家の恣意や経済界のジコチューは相手にしていない。
有権者に期待するのも時間がかかる。
「当事者」に期待し、地域の真に必要から教育制度の見直しを図っていく構えなのだ。
今、信頼を必要としているのは、そういった地域性の回復を前提としたコミュニティのリバース(再生)なのだ。
政府や変なナントカ会がいう「再生」ではない。
「信頼」をたぐる道筋を考えていきたい。
僕のブログでも、今、具体的の問題を話し合っています。
その解決は、この視点なのだと見ていました。
参考になりました。
僕も、藤田氏の論は、しっかりしていると見てきました。
おそらく、藤田氏による、小泉から安倍へのバトンリレーや教育基本法改悪、三法改悪などの教育改革(改悪)諸波に対する現実的で最大限の反意の一つなのではないかと思います。
彼自身、教育社会学者という立場を越えて政治的発言をしなければならない時だと捉えていることからも、その言動の勇気と積極性は大切にしなければならないと考えています。
私なりに、藤田氏のいう「当事者」の意識をもって、具体的に何ができるのか、子安先生のいう「知恵」を探りながらやっていきたいと思っています。