怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

行事と教科の時数

2006-11-11 20:36:17 | 教育
ま、教育用語なんだろうな。
「時数」。

「コマ数」と読み替えた方がピンと来る気がする。
「時間数」だと、「60分単位か?」と間違えられるからこういう言い方なのかな?

「ゆとり」以降、少数単位で時数が計算されるから、非常にやりにくいとは以前どこかにエントリーで書いた気がする。

最近、大きな行事が終わった。
この時期にあるのは「展覧会」「音楽会」「学芸会」なんだろうけれど、最近は「学習発表会」なんてのもある。

時数(ゆとり)の影響で「学習発表会」が増えたなんてのは、もう一昔前の問題点なのかも知れない。
保護者は慣れてしまい、何が良くて、何が悪いかなんて分からなくなっていることだろう。

それは今回おいておいて、例えば「音楽会」や「学芸会」をやろうとしたときを考えたい。

当然、それなりに見栄えのする、感動する出し物にしたかったなら、練習時間はたっぷり必要になる。
もちろん、その学年の実態が集団行動向きでないならば、さらに余計な時間がかかることになる。
たいていの親は、下の学年よりも上の学年の方がいろいろできるに違いないなんて思っているから、上位学年はなおさら熱が入る。

で、時数の問題。
たいてい教委に届け出て許可が出る行事時数というのは限度がある。
つまり、本番の日は教科などと同様の授業時間のカウントではないのである。
加えて練習の時数も同様である。

にほんブログ村 教育ブログへ

いいものを作りたい。
いきおい練習が増える。
時間がかかる。
授業時間をつぶしてでも仕上げる。
時数が申告通りいかない。
教科外の総合などを振り替えて劇の練習をしたり、詩を勉強したことにして音楽会の練習をしたりする。
「未履修問題なんてのもあったなぁ。」なんてことになる。
グレーゾーンはつねについて回る。

行事ってなんなんだろうって思うことがある。