怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

FRIDAY2/10号「全国でダメ教員がこんなに優遇されている!」

2006-01-31 07:06:41 | 戯言
電車のつり広告を見て、初めてFRIDAYを買った。
副題「親たちよ怒れ!教育現場の最前線からの告発」。
なんとも的を得たスローガンだこと。

FRIDAYという雑誌は、その昔、問題をおこした雑誌というイメージで三文雑誌という風に理解していた。
まだ発刊されていたのかと少々あきれていた雑誌でもある。
で、基本的な中身は、単なるエロ雑誌である。そして、なぜか知らないが、社会的な記事を載せているというカンジだ。
(元々そういう雑誌だったのかな?)

さて、本題だが、「教師のしくみ」の著者である上田小次郎氏をコメンテーターに加え、記事の主張は明快に結論付けできる。(ちなみにこのコメンテーターは名のある識者ではない。ここいらへがうさんくさい。)
「指導力不足教員」へは「減給」ないしは「クビ」を処分とせよ。
事実がそうならば、それで私はいいと思う。

しかし、その論の展開は穴が多く、ゆがんでいる。
「指導力不足教員」の生み出され方に関して抜本的な改革をしていかなければ、今のように、「研修している」で責任が終わっているかのうような教委側の立場は変わらないだろう。

指導力不足教員の研修費が年間26億円を試算しているが、実際はその他の研修を含めて考えればそんな試算の仕方はおかしく、また、カネ金といいながら、同雑誌の記事には無駄な公共投資何千億円の無駄遣いを載せている。
否、五十歩百歩なのはわかっているが、無効な投資、偶発的な費用でなければ、これを削っていく努力はできようものだと思うということだ。
(公共投資は横道だが、元来無効であったり、不必要なものであったりするわけで、それとは意味がことなるといいたいのだ。)

最後に、教員側の反論として、同情的に「指導が通らない子どもが増えた」という10年前の議論をひいているが、そんなことは事の本質によらないことは昨今では当たり前の論議のはず。
(こんなことを考えられないて点がコメンテーターがうさんくさい理由の一つ)
社会問題としてとらえる見方もしているが、それを結局、文科省や教委へ矛先を向ける前に教員へ向けて締めくくっている点は、たんなる弱い者バッシングでしかない。

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