怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

あらしのよるにvol.2

2006-01-02 15:28:52 | 映画
ネットで割引券を入手して今朝いってきた。
ポケモンのときにこりたので一時間以上前に到着。
ところが客がまばらだったので、ちょっと拍子抜け。

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きむらゆういち原作はあまりにも有名になってしまった「あらしのよるに」シリーズの映画化。
とてもわかりやすくまとめられていて、小さい子どもにも無理のない優しい内容になっていた。
(なんせハッピーエンド!)
個人的には、野生の世界の厳しさを側面にかかえる原作を推すが、これもいける内容だなと感じた。
声優陣もはまっていた。中村獅童、成宮寛貴のガブ&メイははまっていたが、山寺宏一がやはりうまいと思った。
そういった意味も含めて、映画化はまずまず及第点といえるだろう。

さて、原作の方だが、児童文学(というカテゴリでいいのかわからないが)界では、久々の大ヒットといえる作品である。
あまりにも有名になりすぎて、読み聴かせの題材として選べなくなってしまったのが惜しいくらいだ。
ガブ、メイの声色を得意とするお父さん、お母さんも多いのではないだろうか?
個人的には、こういったものを演劇化や映像化して、イメージの再生産に励むのもよいが、これをきっかけに本の世界へ入っていく子どもが増えることを祈りたい。
実はいい児童文学作品とは、人生の中でフィードバックが行われるものだと思うからだ。
(もちろん万人にそうだといっているのではないのでお間違えなく。)
さらに大人も楽しめるものだと思う。

よく本屋で、絵本コーナーに行って悩むのは、意外にそういう作品に出逢えるチャンスが保障されていないこと。
「おすすめ」が貼られているものでも、そうそう「いいな。」と思える作品に出逢えないこと。
親として、教師として、いろいろな書評を読みながら物色する。
楽しいが、時間のかかること。
(買えるときはバンバン買えるのに、買えない=当たらないときはぜんぜんである。)