ひよりみっ!

ディープインパクトが三冠馬になった年からやってる日記

だいぶマイルドにおさえてあったと思う

2007-09-30 16:00:30 | アニメ
ゆうべは「ななついろ★ドロップス」を見てから寝ようと思ってましたが、26時半で限界を迎えました。
起きれたら見ようと思って、テレビはつけっぱなしにしておいたんですけど、
目覚めたら27時25分……って、ちょうど終わったあとだよ!(笑)

では、いろいろと感想。

・スクイズ
最終回はニッコリなあなたで補完しました。
バイオレンスシーンは、音も消してありましたし、傷口も直接見せてませんでしたから、相当マイルドに修正してたものと思われます。
これくらいなら、事件さえなければセーフだったかな。
さすがに、あの事件の直後にこれ流してたらただごとではすまなかったと思いますが。

バイオレンスシーンくらいなら、バトルものを見ていればいくらでもあるのに、
ことさらスクイズで問題にされるのは、
安全を保障されていると思っている日常生活の中にそれが食い込んでいるからでしょう。
人間、常識が通用しない世界に放り込まれるのはこわいものです。

キャラクターとしては、落ち着いて考えると、誠も世界も言葉も、そこまでひどい人間ではなかったと思います。ただ、恋愛に異常に溺れやすいという欠点を抱えていただけで。
それでいて、みんな歳相応に「自分で責任をとる」ということができない。
11話で誠が言葉に謝罪したところでは「やっと自分が悪いという考え方ができるようになったか」と思ったものですが、
最終話では、世界を悪者にしちゃってました。
対する世界も「自分だけ幸せになろうなんてずるい」ですからねえ。
そうじゃなくて「私が幸せになれないのはおかしい」でしょ。
そういう「自分さえよければ、あとはどうでもいい」という点では、誠と世界はそっくり。
言葉は、いいかげん自分の男の見る目のなさを認めてもよかったのではないかと(笑)。
誠に理想を求めすぎて、現実の誠を直視できてなかったように思います。
誠を一途に信じてると考えれば美徳と言えなくもないですが、もはや盲信のレベルに達してたんで。

結論としては、「恋愛がからむと人間の視野は狭くなるが、本人は気づいてない」ということを、おもいっきり振り幅をでかくして描いた作品であると。
実際、気づかない人はこれくらいしないと自分のこととして理解できないでしょうから、物語の作りとしては正解ではないかと。
何にせよ、非常に高い作劇能力をもって作られたアニメでした。

・なのはSS
えーと、ヴィヴィオは高町ヴィヴィオになって、ヴィヴィオは私の娘なんだから、つまりなのはさんは俺の嫁ということでいいんだよね(よくない)。
エピローグでのなのはの親バカっぷりと、ヴィヴィオの恥ずかしがりっぷりは最高でした。
俺、娘が生まれたら水橋かおり声に育てるんだ……。

全体的に言って、3分割くらいして観たい作品と思いました。
なのは/スバル・ティアナ編、フェイト/エリオ・キャロ編、はやて/ヴォルケンリッター編といった感じで。
もともと、ゲーム(そんなのないけど)ではそういうふうに分割されていたのに、
2クールでおさめないといけないから、物語全体の縦軸に沿って、
順番にイベントを配置していったような印象。
どうも、キャラ同士が横につながってるという感覚が希薄だったように思います。
ラストバトルにしても、チームとしてのシナジーで勝ったというより、個々のカードパワーで押しつぶしたようなイメージで、個人的にちょっと不満。

テーマとしては、「家族」なかんずく「親子」の絆を描きたかったんだろうと思います。
なのはやフェイトが、最後自分たちが教えた生徒たちに助けられたのは、
「自分が育てた子供たちに親孝行される」ということの象徴だと思いますし、
他にも、ナカジマのおやじ(この人けっこう好きだ)・ルーテシア・ヴァイスといったところが家族についていろいろ抱えていました。
とどめは、なのはがヴィヴィオを本当に娘にしちゃったことね。
私としては、こういう絆をもっと強調して描いてくれればよかったと思っています。
なのはがヴィヴィオのことで涙流したりするところなんか、人としての弱さが見えて、すごく魅力的に映りました。
主人公側で魅力的なキャラクターというのは、
「優しさという弱さを捨てて強さを得たキャラクター」ではなくて、
「優しさという弱さを抱えたまま強くなったキャラクター」だと思っています。
前者はアンチヒーローとしては魅力的ですけど。
ティアナはこのへんを間違えかけてなのはさんにおしおきされてましたね(笑)。
他のキャラについても、そういう「なぜ強くならないといけないか」という動機付けの描写をもっと見せてほしかったなあ。

とまあ、あまり乗り切れずに観ていたのですけど、
終わってみれば、それなりに楽しめたような気がします。
……アイマスとなのはの位置が、私と反対の人がけっこういそうですね(笑)。

・アイマスゼノグラシア
全体を通じていろいろと。
お気に入りのキャラは、言うまでもなく伊織様と亜美先輩なんですけど、
ゲームでのお気に入り度とは反対だな、と(笑)。
私は、主人公が力まかせに突っ込んでいって荒らしてしまった道を、
あとからちょこちょこと直していくバックアップ型のキャラが好きです。
私内部でアイマス>>>なのはSSなのは、
この手のフォロー型キャラが見当たらなかったからかも。

春香が、千早はインベルのことを見ていなかったと雪歩に言ったシーンですけど、
伏線としては、せっかく雪歩が千早のために気を利かせていたのに、
千早はそんなのガン無視してたというのがありました。
「インベル(雪歩)は千早のことを見ていたのに、千早は見てもらおうとするばかりで、インベル(雪歩)のことを見なかった」
それに、一度春香自身が「千早に対抗するために」インベルのことを見ようとしていなかった時期があったのも忘れてはいけませんね。
こう考えると、あの説得は雪歩に対しては効果があってしかるべきだと思いました。

これもあとから気づいたことですけど、最終的にiDOLは人間は殺してないのですね。
むしろ、テンペスタースやヌービアムのように、人間を守るように動いていました。
ドロップの除去も、アウリンからやってきたときに一緒に月をぶっ壊してしまった
自分たちの不始末のフォローです。
ここから、紫月夜事件でインベルが千早についていかなかった理由として春香が挙げた
「インベルは誰も傷つけたくなかった」
という言い分にも説得力があったといえるんじゃないかと。

・ななついろ
スクイズが話題になりすぎて、陰に隠れちゃってますけど、
おそらくは原作のよさを正しく理解して作られた良作アニメだと思います。
関係としては、「SHUFFLE!」と「ラムネ」における後者のポジション。

つわぶきくんが、すもものことを忘れているのに、「思い出さなければならないことがある」と信じて、一生懸命になっている姿にはどきどきしました。
その過程での、ガジェットの使い方もうまかったです。
ポケットを探ったときは、例のバンソウコウがちゃんと出てくると思いましたし、
メールとかを消したはずの携帯電話に、変換候補として「すもも」が残されていたあたりの仕込みも見事。
これもすべて、「思い出したい」というつわぶきくんの思いと、「思い出してくれる」と信じているから泣かないすももの思いをきちんと描写していたからこそ、ご都合主義ではなく、そうあるべきハッピーエンドとして受け止められたのでしょう。

この作品の成功要因のひとつは「つわぶきくんをモテモテにしなかったこと」だと思っています。
変にほかの女の子を恋愛のライバルとして配置してしまうと、
つわぶきくんが中途半端にみんなにやさしくするダメな人に見えてしまっていたかもしれないのですけど、
たとえば、肝試しのときノナちゃんをおんぶしたときでも、
ノナ側がつわぶきくんにフラグを立てないでいてくれたので、
「こいつ、女の気をひくために必死だな」
と思われるのを回避することができました。
それに、スクイズのところで書きましたけど、
恋愛がからむと人間は視野が狭くなりがちなので、
なこちゃん以下を友達思いのキャラでとどめておくためには、
関係ないキャラに関しては恋愛要素をスポイルしておくのがベターだったでしょう。
結果として、この作品の登場人物は「自分よりも誰かを大切に出来る」心の余裕がある子ばっかりになりました。
ノナちゃんは、最初は余裕ありませんでしたけど、
「本当は生真面目で不器用なだけでいい子なんだよ」というのは、
すももの眼を借りなくても十分にわかりましたし、
彼女のおかげで、すももに感情移入しにくい人でも、
最終的にすももの良さを理解できるようになっていたんですよね。

この作品のアニメ化はギャルゲー原作としては稀にみる大成功だったとみなしていいでしょう。
スクイズも成功でしたが、あれは後味が異常に悪いので(笑)。
最後に、私がギャルゲー原作アニメに対して思っていることを。

「私は、愛されるところが見たいんじゃない。愛し合うところが見たいんだ」
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原作を脳内妄想でアニメ化してる

2007-09-30 01:16:11 | 雑記
今日は昼からお買い物に出かけました。
メインはDVD購入。

・ARIAのOVA
・アイマスとロミジュリの3巻
・もえたんの1巻

結局、今クールもDVDに手を出してしまいましたとさ。
ああ、アイマスは8話を見直して、やっぱりインベルが贈った花は花びらが5枚であったことを確認しました。オープニングでは枚数違ってたんですがね。
あと、映像特典の雪歩が黒かったです。
堀江由衣の演技が生き生きしてたったら、もう(笑)。

続いてコミックス購入。

・キミキスの2巻
・三者三葉の5巻
・よつばと!の7巻
・ARIAの11巻
・ヤングアニマルあいらんど

おお、今回はちゃんと漢字がある(笑)。
ヤングアニマルあいらんどには、キミキスのブックカバーがついていたんですが、



装着するとこんな感じです。
またしても会社で開きにくいブログに(笑)。
さらに、キミキスアニメ化ということでアニメ絵のピンナップがついてたんですが、メインキャラでなぜかなるみちゃんだけはぶられてました。
確かに、サブキャラ含めても人気一番なかったけどさあ……。

で、電車内でゼロ魔の9巻を読んでました。
いや、原作は面白いんですよ、これ。
9巻では、ルイズがシエスタさんのメイド服を勝手に持ち出して、
胸がどうしても余ってしまうシエスタさんの服のサイズに怒り狂いながら、
サイトをメロメロにさせるための練習とかやってました。
でも、

「こ、こら! なに触ってるのよ! まだだめって言ってるじゃない!」
「こらっ! やめなさい! 言葉が通じないの!? 犬! ばか犬ね!」


いつの間にか一人芝居モードに(笑)。
これを見てたら、このネタの登場人物がルイズとサイトに思えるようになりました。
シエスタさんはシエスタさんで、
メイドが夜な夜ないじめられる小説を持ち出して、
それをサイトと再現する遊びとかはじめてました。
エロゲっぽくありながらも、寸止めであるところがよけいに妄想をかりたててくれていい感じです。
こういうのを忠実にアニメ化してくれればよかったのになあ……。
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誠があんなキャラだから物語を楽しめたんだよな

2007-09-29 00:48:10 | アニメ
今週末は、ひさびさに2日続けて自分の都合で時間を使えると思っていたんですよ。
ところが、18時前に仕事あがって、ちょいと離れた場所でマジカルハロウィン打ってたら、電話がかかってきましてね。

「さっき電話があって、明日までに用意しなければならないインクジェット出力ができた」

で、現在「今日の」休みを取るために仕事してます。
仕事場が家から5分のところにあるというのはこういうとき便利です(あえて前向きに)。

さて、「School Days」の最終話がAT-Xで放映されたそうで、
いろいろなところであらすじが紹介されていました。
まさか、本当にNice boat.だったというオチがつくとは(笑)。

反応を見ると「これは、事件とか関係なく地上波には乗せられないだろ」というのが多数派みたいです。
「これはすでに『対岸の火事』というレベルを越えているだろ」ということでもあるのかな。
個人的には、こういう「人間の醜悪さ」を表現したい作品では、
どぎつい描写も視聴者自身の心をえぐるために必要だと思っています。
心の闇というのは、自分自身も持っているのだということを、直接的な痛みによって認識させるために。
そして、「ヤンデレ萌え」というのは、ひとの弱い心を愛するということで、
それは「弱い自分を認識し、そんな自分をまっすぐ見据える」ことにつながっていると思います。

それに、誠は言葉とか世界とかにはひどいことをしましたけど、
我々に対してそれなりの楽しみを与えてくれたのも事実です。
だから、誠ひとりに罪をひっかぶせず、
我々も多少なりとも苦痛を受けないといけないのかなとも思ってみたり。
あれで「誠殺されてざまあwww」とか言ってるようだと、
スクイズの登場人物とレベル変わらないだろ、と。

まあ、この作品については非常によくできたアニメだったと思います。
「登場人物が視聴者に好かれる必要がない」という前提なら、
やりたいようにできる分だけ物語は破綻しにくくなるんですね。
普通のハーレムギャルゲーのアニメ化だと、
それぞれの女の子が好かれるようにしないといけないから、
結果として主人公の性格にしわ寄せがきたりするものですけど、
スクイズは、そもそも主人公の性格にはじめから問題があったので(笑)。
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原作の細かい設定生かしまくりだよ!

2007-09-28 00:09:02 | 雑記
「ヤングアニマル」で連載中の「キミキス」深月お嬢編を読みました。
そして、ゲームにおける設定の生かしまくりっぷりに驚愕した次第。
以下、ネタバレ全開。





「キミキス」というゲームは学園祭の日がエンディングで、誰かと一緒に学園祭を回る約束を取り付けられればハッピーエンドのフラグが立ちます。
で、コミックのほうは学園祭本番を描いていたのですが、
実は、深月編では彼女が学園祭に参加しているシーンは具体的には描かれません。
なるみは学園祭仕様のうどんを食べさせてくれますし、
明日夏ターンは親善試合に出場しますが、そういうのがないんですね。

ところが、コミックスではやってくれましたよ。
なんと、クラスの出し物として「動物メイド喫茶」を用意してくれたのです。
メイド喫茶なのは、深月がゲーム中のマッチング会話で「着てみたい服は?」と聞かれて、「メイド服です!」と答えたのをうけています。
つけてる耳としっぽは、もちろん犬のもので、その状態で主人公のことを「ご主人様」と呼んでくれます。喫茶店内部だけでなく、一緒に学園祭をまわっている間中、ずっと。
まあ、ゲーム中でもルートによってはそういう呼び方をするから、深月はわんこ扱いされてたんですが(笑)。
あ、メイド喫茶には、同じクラスにいる瑛理子もゲスト出演していました。
原作をやっている人間にはうれしいサービスです。
明日夏ターンも、ひとコマだけちらっと出てましたね。

で、今回の擬似エロスシーンですが、
主人公が「犬耳を触らせて」と頼むところからはじまって、
調子にのって本物の耳をさわりはじめ、最終的には耳を甘噛みするところまで攻めまくっていました。
その間も、深月は主人公のことを「ご主人様」と呼び続けています。ロールプレイってレベルじゃねえぞ(笑)。
ここで、なぜ耳をいじってたかなんですけど、
これも原作のマッチング会話にあった「耳が弱くて、インナー式のヘッドフォンは使えない」という部分を生かしているのです。
私は、同人で耳攻撃される深月を期待していたのですが、まさか商業でやってくれるとは思いませんでした(笑)。





とこのように、原作をプレイしていれば5倍くらい楽しめる要素がてんこもりでした。
この調子なら、瑛理子編では彼女のダメ人間っぷりも全力で描かれるものと期待してよさそうです。
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あいます~アイドル・ミーツ・ガール~

2007-09-27 01:25:27 | アニメ
今朝方、アイマスゼノグラシアの最終回を見ました。
その勢いで、とっととまとめてしまいます。

アバンタイトル。大宮からタクシーに乗って東京に向かっていたやよいは、ようやく東京にたどりついてドリンクで一服していました。
どこで手に入れたのか、スクーターに乗っていましたが、板橋から築地まで2日もかかってしまったそうです。
そういう状況で、わざわざ春香に会いにきた理由とは……。

アウリンは、ヌービアムを吸収したことによって開き始めており、地軸や地球の磁場に影響を与えています。
それでも整備員のみんなは「身体を動かしているほうが気が楽」と言って、働き続けています。そのようすを見て、真は「みんな元気だな」と言ってました。
その真が、雪歩の容態をそこにいた春香から聞き、命に別状はないと知って安心したような表情を見せていたのがいい感じでした。
過去の呪縛から解かれた真は、本当は心に余裕のある優しい子だったんだな、と。
一方の春香は、自分は誰も守れなかったとちょっと落ち込んでいます。
形としては、みんなを守ったのはヌービアムでしたからね。
そんな春香の「これから、どうなっちゃうんだろうね……」という独り言めいた問いかけに応えるかのように、インベルたちはiDOL同士で互いにデータのやりとり……というか、話し合いでしょう……をはじめました。

Aパート。
雪歩は医務室でヌービアムのことをうわごとで呼びながら眠っていました。
真は、ジョセフさんにあずささんのことを話し、真はあずささんの遺志を継いだのだから強くなって、過去の過ちを未来で取り返しなさいと励まされます。
そして、ジョセフさんと真が司令室に着いたとき、名瀬さんに向かって伊織様が吼えていました。
iDOL同士がやりとりしていたデータを解析すると、「自分たちをアウリンまで連れて行け」という結論になり、そんなのおかしいと伊織様が主張していたわけです。
現在、アウリンはヌービアムだけを取り込んで不安定な状態になっており、
このままでは地球にも壊滅的ダメージを与えるものと推測されていますが、
iDOLたちは自分たちがアウリンに吸収されてそれを安定させ、
しかるのちに自分たちの力でアウリンを消滅させると言っているのです。
それを聞いて、春香はアイを見ながら「……それが、インベルの意思なんですか」とたずねています。

で、結局はその通りにすることになりました。
テンペスタースが連れて行かれるということで、真美は大暴れです。
中身が大人な亜美先輩が必死で真美をなだめていますが、最後はなんかケンカっぽくなってしまいました。
こういうのを見てると、亜美先輩もまだまだ歳相応なところもあるんだなと思ってしまいます。

続いて、最終回にも関わらずシャワーシーン(笑)。
シャワーを浴びているのは真で、今回のことはアウリンまでiDOLを無人で打ち上げるだけだからとか伊織様に言ってましたが、伊織様は「それでいいと思う?」と問いかけて、真の服をかっぱらっていってしまいました。
まあ、何かたくらんでますよね(笑)。
実は、このせいで真はモンデンキントのパイロット服を着せられます。
ヒエムスに会いに行く途中に出会った亜美先輩には似合うと言ってもらえました。
その亜美先輩は、さっきケンカしてしまった真美が引きこもってしまった医務室の前で往生していたんですけど、真美は蛍さんに説得されてテンペスタースとちゃんとお別れをすると言って出てきます。

春香は、十六夜寮があったところに行って、表札を拾い上げ「もう帰るところもなくなっちゃった」と寂しそうにつぶやいていました。
そこへ現れたのが、ペンギン着ぐるみのやよい。わざわざ用意してたのかよ!(笑)
春香は、やよいがこんなところにいるとは思ってませんので「何で……」とたずねますが、やよいは「決まってるじゃない」とさらりと言ってこう続けます。

「春香が電話で泣くのがまんしてたから」

か、かっこよすぎる……。
たったそれだけのことのために、壊滅した東京まで何日もかけてやってきて、さらにそれを誇るでもなく、さも当然のことのように言ってのけるなんて。
これには、春香の涙腺一発で決壊ですよ。
でも、そうやって泣くことによって、春香は不安を拭い去れたのだと思います。
やよい株も、これでどーんと上がったことでしょうよ。
そして、夕焼けをバックに親友同士の会話。
やよいは、春香にアイドルマスターになって後悔しているかとたずねましたが、
春香は「まるで私の心が読めるみたい……」と驚き、自分でもよくわからなくなっていると答えます。以下、ふたりのやりとり。

「私はただ、そのとき自分がしたいって思ったことをしてきただけで……だから」
「じゃあ、OKじゃない」
「えっ、どういう意味?」
「春香はさ、まだ最初のペンギンってことよ。あとのこと考えて身動き取れないなんて、らしくないもん。したいことをする、それでいいじゃん。春香なんだから」

……まあ、ちゃんとあとのことを考えて行動してくれと思う人もいますが(笑)、
春香は完全に善意で動いている子なので、彼女がやらかした不始末のフォローくらいなら任せとけと思えます。
たぶん、伊織様たちも同じことを考えてるはずで。

その伊織様は、整備の人たちが一生懸命作業しているのに、自分だけ手持ち無沙汰でちょっとふくれています。
で、「どうせすぐ壊れるのに……」と千佳子さんに憎まれ口をたたいたりしますが、
「いつでもiDOLをベストの状態で送り出す。それしかできることないからなあ」と千佳子さんが言うものだから、伊織様は何か決まり悪そうにしてました。最終回でもツンデレは変わりません(笑)。
そして、校庭にふらりと出てきたところでやよいと遭遇。
やよいは、伊織様を見てどういう基準でアイドルマスターを選んでいるのかと素で不思議がります。
さらに亜美真美も見つけて、真美におびえられて亜美先輩に
「大丈夫、こわくないのよ。あれはいいペンギンさんだから……」とフォローしてもらったり、りっちゃんにいつぞやと同じように抱きつかれたりしていました。
りっちゃん、こんなときでも平常心を忘れないなあ(笑)。
それはさておき、伊織様と春香は目と目で何やら語り合い、それですべてを理解しあえたようです。

そしていよいよ校庭が開き、地下からiDOLが姿を現しました。
インベルの胸は春香お気に入りのピンクに塗装されています。
非常時にも関わらず、インベルの気持ちを大切にした整備員たちの心意気はほめたたえるべきでしょう(笑)。
やよいは、そんなインベルを見てびっくりしますが、
春香に「うん、私の彼氏」と紹介されて、間をおいてさらに不思議がります。
この「彼氏」という表現が、比喩でもなんでもないところが春香とインベルの絆のとんでもないところです。
いや、伊織様とネーブラも同じようなものですけど、伊織様はツンデレだからたぶん認めません(笑)。

さて、iDOLの発進はマスターが退避してからの予定だったのですけど、
春香たちはそのへんを無視して、自分たちもiDOLと一緒にアウリンまで行こうと決めていました。
さっきのアイコンタクトがそういうことだったのでしょう。
春香は、ジョセフさんたちにこう言います。

「インベルが……インベルが、この星全部のために命をかけてくれるなら、私ひとりくらいは、インベルのために命をかけたいんです」

そして、インベルにも「いいよね、インベル。ダメって言っても聞かないよ?」と言い、インベルはそれにうなずくかのように瞳を輝かせました。
こうして、春香たちは心配するみんなを残してアウリンへ向かっていったのです。

Bパート。
世界の大ピンチに際して、モンデンキント本部でひとり踏みとどまっている響のもとへ、各国首脳からホットラインがつながっています。
響もけっこういっぱいいっぱいのようで、最初は「放っておけ!」と怒鳴ったのですが、「せっかくツキが回ってきたのだから、悪党らしく最後まで悪あがきしてやる」と何か開き直ってました。
たぶん、運よく最後まで生き残れば、地球の英雄になれる可能性があるのでしょう。
客観的に見れば貧乏くじを引かされた状況で、ここまで粘れるのですから、響のこともちょっと評価したくなりました。

アウリンに向かっているインベルたちの前には、おそらくはアウリンがよこしたドロップが迫っていました。
んー、アウリンにも意思があって、iDOLが来ると自分が滅びる可能性があるということを知っているということなのかな。
とにかく、春香たちは「ドロップを迎撃するのが私たちのお仕事!」ということで、みんなで次々とドロップを破壊していきました。
地球で見られるコンペイトウスノーがきれいです。
それを見たやよいが「あそこに春香がいるの……」とつぶやき、
それを聞いたジョセフさんが、春香を止められなかったことをわびようとします。
が、やよいは「仕方ないですよ」と笑いました。

「だって……春香は最初のペンギンだから」

先ほども出てきた「最初のペンギン」という言葉。
それは「危険の待つ海に、群れの中から真っ先に飛び込むペンギン」、すなわち「勇気のある人」のたとえでした。
しかし、それに対して、

「後先考えずに飛び込むって、ただ無謀なだけじゃ……」

と考えずにいられない亜美先輩は、私と同じ感性をもっていらっしゃる(笑)。
ていうか、「デコはバカなの?」と言った真美と双子の姉妹ということが証明されてしまったような。

で、春香たちはようやくアウリンのそばまでたどりつきました。
どうもアウリンにはコアしか入れないっぽいということで、
(真がどうやってそれを知ったのかは不明(笑))
春香とインベルのために、真と伊織様が先輩風を吹かせて道を開いてくださいました。
テンペスタースのコアをアウリンに放り込み、そこに出来た隙間を、ネーブラとヒエムスで強引にこじ開け、インベルを通したのです。
その瞬間、

「やったね、ネーブラ!」
「ありがとう、ヒエムス……」

と笑顔で言い残して、伊織様と真の乗っていた機体は爆発四散しました。
まあ、ベタベタな演出ではあります(笑)。

アウリンの中に入った春香は、iDOLのコアが漂っているのを見ます。
春香は、自分が生まれた地球が小さくなっているのに気づきますが、
同時に、アウリンがかつてインベルが見せてくれた生まれ故郷(の入り口)であることも知ります。
ということは、アウリンが解放されるというのは、iDOLたちの世界に人類が到達できるということだったのかな。
春香は、こんな状況でもインベルに対して「ちょっと怒ってる」とか言い出します。
春香は、インベルと一緒ならどこにいても平気なのですね。
春香が怒っていたのは「地球を守ることを言ってくれなかったこと」でしたが、
インベルはそれを否定しました。
その答えは、整備員の七草さんたちが出してくれます。ようするに、

「本当に助けたいのは春香だけなんだけど、そのついでに地球も助けるつもり」

だったのです。一途というか、アホな子だ……(笑)。
でも、その意思を知って春香は心打たれてインベルにキスしちゃいます。
何げにファーストキスですよね。この瞬間、周囲の空間がピンクに染まります。
春香の好きな色で、インベルも好きになった色です。
このときに、たぶん春香はずっとインベルと一緒にいることを心に誓ったのだと思いますが、
インベルは、「これだけでいい」と言って、春香のリボンを片方だけもらいます。
そして、インベルは春香をコックピットに乗せ、そのまま強制排除してしまいました。
アウリンに残ったインベルは、春香からもらったリボンを握りしめ、残った力を振り絞って5つのコアをすべて破壊します。
その結果、宇宙に開いたのは……。

インベルが春香に贈った白い花

……あー、このシーンだけでおなか一杯です。
最初、なぜ花なのかピンとこなかったのですが、それとひらめいた瞬間に、こみあげてくる何かを感じました。理屈を通り越して。
そりゃ、亜美真美や、雪歩、伊織様が涙を流すのも当然です。
ああ、あれだけ爆発してても、伊織様と真はちゃんと生きてたんですよ(笑)。
雪歩は、花が開いた瞬間に目覚めて、ヌービアムが約束を守ってくれたといって、滂沱しながらありがとうと言ってました。
そして、春香の無事を知ったときのやよいのセリフ。

「そうだよ春香。勇気を出して海に潜ったペンギンは、エサをいっぱいとって、家族のもとへ……帰ってくるんだから!」

ペンギンは最初からずっと伏線だとは思っていましたが、
春香の行動を規範付ける点で非常に大きな意味合いを持っていたのですね。
子供のころ、いろいろなものを恐れてしまって友達も作れなかった春香。
その春香が、やよいと出会って、ペンギンの持つ勇気を手に入れた。
春香にとって、ペンギンは勇気のお守りで、
だから、やよいは春香を励ますときはいつもペンギンの格好をしてた、と。
そこまで考えると、やよいのやってたことはネタじゃなくて深かったんだなあ……。

で、地球まで帰ってきた春香のアイが、お別れをいうように光をきらめかせながら空に還っていきます。
そのとき、インベルが残した最後の言葉。

「ダイスキ」

そういえば、インベルのほうから告白したのはまだ聞いてなかったのですね。
でも、春香は一通り泣き終えたあと、インベルが残した光のほうへ向かって言い返します。

「……バカ、知ってるわよ。インベル……」

エピローグ。
春香は、やよいとともにアイドルを続けていました。
春香は、アイを手に取って出かけ、例の光のほうへ向かって「行ってきます」とあいさつしました……。


ということでおしまい。
私としては、大満足できるラブストーリーでした。
これをロボットSFとしてみると、けっこう突っ込みどころ多いと思うのですけど、
異星人と人間の女の子の恋愛ものを真面目にやったものとしてみれば、
なかなか深いものがあったと思いますよ。
そもそも、花田十輝は「かしまし」でもシリーズ構成を担当していて、
男と女以外の恋愛劇はすでに手がけていたのです。
あれも、世間的には「あのね商法」ばかりがクローズアップされて、あまり評価されてないのですけど、
私は恋愛の精神面を抽出して描いて見せた良作だったと思っています。
アイマスゼノグラシアは、そこからさらに一歩進んで、無機物との恋愛を表現してみせました。
iDOLは、マスターに対して人間らしい反応は示しますが、それが心なのかどうかは客観的にはわかりません。
信じるかどうかは、マスター次第なのです。
これは、人間同士でもいえることだと思います。
他人の心なんて、本当にあるかどうかわからないんですよ。
ただ、自分にそれらしいものがあるから、相手にもあると思っているだけで。
そして、ときに他人の心がわずらわしくなることもあるから、
相手のことをまるで物とか道具のように扱ってしまったりすることもあります。
真がネーブラに対して接したようにね。

そんな中で、春香はインベルの心を信じ、インベルのことを一生懸命知ろうとしました。
こないだの結婚式でも言ってたことなんですが、
「理解されるよりも、理解する人間になりたい」
という心構えは、人間にとってとても大切なことだと思います。
春香は、それを当たり前のように実践できるステキな子で、
だからこそ、あの臆病な引きこもり少年インベルを外の世界へ連れ出すことができたのです。
そのインベルも、最後春香のリボンだけを受け取って地球を救ったところはかっこよかったです。
あの図体ばかりでかくて、頼りなかった少年が、あんなに勇気のある性格になれたなんてと思うと、お兄さん泣けてきたよ(笑)。

ただ、この作品を好きになれるかどうかは、ひとえに春香のことを好きと思えるかどうかにかかっていると思います。
春香って、黒化した雪歩にも言われてましたが、
「言ってることがいちいち偽善者っぽくて、ヘドが出る」
と思われそうでもあるんですよ。
そう思う人は、ここまで私が書いてきた感想もうさんくさく感じているんじゃないですかね(笑)。
まあ、私はこの作品から感じた心地よさを本物だと思ってますよ。
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スポーツをやると暴力的になるからやめようとは言わない

2007-09-26 22:49:50 | 雑記
家に帰ってから、何となく夕刊を開いてみると、



「Nice boat.」がネタになってて思わず吹きました。
そりゃ、検索数の上昇率は高かったでしょうよ。こないだまで検索されることなどほとんどなかったんですから(笑)。
隣にあるのは、その説明記事です。
書いていらっしゃるのは、そちら方面で有名な福田淳記者ですね。

そういえば、時津風部屋で力士が急死した事件で、親方も立件されたとか。
スポーツ選手って、マンガとかアニメの影響でいかにも正々堂々としてそうなイメージがありますけど、
実際には運動部員による暴力事件とか喫煙・飲酒問題とか、はたまた婦女暴行とか、しょっちゅう事件として取り上げられていますよね。
ええ、わかってますよ。ホラーアニメを愛好する人が必ずしも暴力的でないように、スポーツ選手の中にも弱いものいじめなんかしない人もいるってことは。

まあ、そういう偏見をなくすためには、アニメファンが堂々とファンを名乗って、
「アニメ好きな人間」が決して社会の少数派ではないことを示すのがいいのかな、と。
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たぶんインベルよりもネーブラのほうが受けはいいと思うんだ

2007-09-26 00:10:39 | アニメ
さあ、アイマスゼノグラシアあらすじ感想のお時間。
こんな長ったらしいネタを半年間、しかもロミジュリと合わせて2本分もよく続けてこられたもんだ(笑)。

アバンタイトル。
アウリンが開いて、インベルたちが勝手に起動しはじめました。
コンペイトウの軌道はずれ、このままだと地軸にも影響が出そうな気配です。
そんな状況で、やよいは大宮駅から東京に向かうため、タクシーを拾いました。
そのときの運ちゃんが、やよいの大ファンで公開収録にも行ったとか。
チェックしたら、ちゃんといるのかな……。

だめだ、わからん(笑)。

で、やよいはタクシーの中から、春香が乗っている(かもしれない)iDOLが飛んでいくのを見つめていました。
そして、実際に春香はヌービアムに会うためにふたりで出撃していたのです。
春香が「インベルが行きたいと言ってるから」と主張したときには、
「ウルトゥリウスの標的になる」と千佳子さんが反対したのですが、
テンペスタースやネーブラも同じことを言っていると真美たちが加勢したので、
その声に押し切られる形になったのです。
そして、雪歩とヌービアムが待つ浮遊島に近づいた春香たちの目の前には、
エピメテウスが蚊柱のような群れで待ち構えていたのでした。

Aパート。
ウルトゥリウスの照射準備が整えられている一方で、
島に潜入していたMSAの隊員はリファに斧で殺されたりしていました。
これ、京都の事件がらみで「大丈夫か」とか言われてましたが、
たぶん戦場で人が死ぬのと、日常で人が死ぬのとの違いでしょう。

春香は、相変わらずエピメテウスの群れと戦い続けていました。
エピメテウスは、コアを集中攻撃しています。
このままでは、負けないまでもらちが開きません。

そのころ、真があずささんから受け取った首飾りを身に着けて、ヒエムスに乗り込んでいました。
真は、あずささんがテ・ル・ロウのもとへ向かうのを止めようとしたのですが、
あずささんは、今まで真のことを利用してきたことを謝罪し、
「あなたとiDOLが歩く道を作らせてほしい」と言って、首飾りを真に手渡して行ってしまったのでした。
真は、あずささんが作った道の先にあるものを、一緒にみてくれるかとヒエムスに問いかけました。
すると、ヒエムスは紫の目をキラリと輝かせたのです。
真がiDOLの心を否定する必要がなくなり、真の心が解放されたということを、私は嬉しく思いましたよ。

さて、エピメテウスにとりつかれている春香を助けるため、テンペスタースとネーブラが作戦を用意していました。
しかし、テンペスタースの中にいる亜美真美は、
「ちょっと待って~。手が(アイスで)ベトベト~」
「もう、しょうがないなあ。ほら、口ふいて」
なんてことをやっていて、緊張感のかけらもありません。
まあ、二人の精神年齢の平均をとると小学生ですから(笑)。
作戦というのは、テンペスタースが音波を発生して、エピメテウスを引き付け、
それをネーブラが順次倒していくというもの。
超音波で虫を集めるようなものですね(笑)。
ヌービアム相手のときは、耳栓をされていて効き目がなかったのですが、
今回はエピメテウスという雑魚敵でしたので、あっさりとつられてくれました。
「根が単純な子は、扱いが楽です」
とか亜美先輩は大人ぶったこと言ってます。

こうして、春香とインベルはヌービアムのもとへ向かうことができるようになりました。
それは雪歩もわかっていて、雪歩はヌービアムの銃に何かエネルギーみたいなのを装填して、それをそのまま上方にぶっぱなしました。
そこにはインベルがいましたが、その程度の攻撃はちゃんとよけます。
このときに、春香はインベルの気持ちを感じたらしく、
「うん、平気、怖くないよ。行こう、インベル」と安心した表情で語りかけていました。

インベルが島内部に入ったので、信号が途絶してしまいました。
その状況を、響がグランドロッジの猫に伝えると、
ウルトゥリウスでテ・ル・ロウの亡霊ごと始末できると好意的に受け止め、
そろそろ復興プランを各国に提示しようとかいう話になります。
それを聞いた響は「目の色が変わるのは金がからんだときだけか」と冷ややかな態度をとっています。
この人も、まだ全貌がつかめてないのかなあ……。
で、そのインベルが島の奥深くまで入り込み、
すっかり悪者顔になった(笑)雪歩と対峙したところでBパートへ。

Bパート。
伊織様とネーブラのもとへ、エピメテウスの大群が向かってきました。
我らが伊織様はやる気まんまんです。
「来た来た~。さあ、ここが正念場、わかってるわね、ネーブラ!」
しかし、伊織様が馬でいうところの「引っかかってる」状態になっているのを察した亜美先輩は、
「伊織さん、セーフティファーストです! こちらは、インベルのバックアップってことを忘れないでください。十分敵を……」
と言ってちょっと頭を冷やそうとするのですが、
中の人がなのはさんの伊織様が、そんなちっちゃい作戦を取るはずがありません。

「……引き付けるなんて、みみっちい! こういうとき主役ってのは、全部倒すの、よー!」

そう言って、ネーブラが謎攻撃を放つと、エピメテウスたちは空中で次々と爆発していきました。
はい、ここでみんなが思ってることを真美がそのまま言いました。

「デコはバカなの?」

そして、伊織様の魔王プレイに呆れていた亜美先輩は、「うん」と真美の言葉にうなずいたのでした。けっこう酷い人だ(笑)。

司令室のほうは、ウルトゥリウスの展開を確認し、時間稼ぎのためにジョセフさんまでが実務のサポートに入りました。
「ここで退くわけにはいかないのです」というジョセフさんは、今までになく必死です。

で、ここからが春香と雪歩のシリアスタイム。
伊織様は、ここに至るまでに空気が重くなりすぎないように、
一生懸命笑いを取ってくださっていたのです。
春香は、そういう空気でないのはわかっていたのだとは思いますが、
あえて普段どおりの自分で「久しぶり……だね。思ったより元気そうでよかった」とかあいさつを始めます。
が、雪歩は「空気読め」といわんばかりに「やめてください。そういうの、ヘドが出ます」と冷たい目で答えます。
以下、雪歩の主張。

「あなたはいつもそう。裏切った私を許して、仲良くして、それが正しいんですよね。だから、私にまで押し付ける。何もわかっていない。何の努力もなしにインベルのマスターになって、インベルに愛されて。千早さんの苦しみも、悲しみも、情熱も、何も……。あなたには、何もない。なのに、なのになぜあなたが愛されるの? もうインベルが何を望んでいたとしても、私には関係ない。認めない、私は……」

あ~、これってすももが血筋だけで魔法を使いこなせているといって黒化しかかったアスパラさんと同じだ(笑)。
そして、春香の考え方もすももと一緒。

「私は、私は雪歩ちゃんが好き! iDOLを守りたい! それだけ!」

春香は、誰かに愛されようとしているのではなく、誰かを愛しているだけなのです。それ以上、これっぽっちも難しいことは考えてません。
そういう部分を、伊織様は「バカリボン」と表現していましたけど(笑)。
そんな雪歩のまっすぐさを目の当たりにして、雪歩は自分のやりたいことを押し通すには、力ずくでいくしかないと悟ります。

「ホント、わがままですね。その手ですべてを掴めると思っている。私の望みはひとつ、もうひとつだけ! 千早さんの愛を、インベルに刻む!」

そうして、雪歩はヌービアムで攻撃するのですが、そこはインベルが勝手に動いて春香を守ります。
春香は、雪歩の言葉にこたえるように「あきらめないよ、全部!」と叫んで、雪歩との戦いに臨みました。

インベルたちを狙っているウルトゥリウスは、もう発射寸前にまで準備が進んでいたのですが、ネーブラは救援に迎えません。
エピメテウスを相手するので精一杯という事情もありましたし、
そもそもiDOLたちが行っちゃダメだと主張していたのです。
で、ネーブラはエピメテウスに捕まってしまい大ピンチを迎えるのですが、
そこで真とヒエムスがやってきて加勢してくれたのでした。
この直後、ネーブラとヒエムスが背中合わせになるところが、
かつてのライバル同士がひとつの目標のために和解するという、
いかにも男くさいドラマの一シーンみたいになっていて笑わせてくれたのですけど、
伊織様が「あんた、何しに来たの、今さら……」と真に問いかけたところで、
空気を完全に読みきったネーブラが、ヒエムスに一発グーでパンチしたもんだから、
「お前、本当に嫁の性格把握してますねえ!」とさらに大笑い。
ヒエムスもヒエムスで、真の気持ちを察してわざと一発もらったみたいです。
こうして、ネーブラによって「これでチャラにしてあげる」という伊織様の気持ちが代弁されたところで、伊織様と真の共同戦線がはられることになりました。
いや~、最後の最後で真が日の目をみることができてよかったなあ……。

春香と雪歩の戦いは、ヌービアムがインベルの腕をへしおり、その腕でインベルに攻撃加えたりで完全にヌービアムペース。
やがて、インベルは気を失ってしまい、目が完全にいっちゃってる雪歩は、
ようやく千早の願いを叶えることができると喜びにうち震えています。

ウルトゥリウスの準備を進めていた響は、ジョセフさんたちの妨害には気づいていたようです。
そこへ、ジュネーブの本部がエピメテウスに襲われたという報告が入ってきます。
グランドロッジの猫は、たぶんこれでお亡くなりになられたと思われます。
響はその報告を聞いて「これで、やっと俺にもツキが回ってきたかぁ?」とニヤリング。

雪歩は、ぶっ倒れているインベルに対して、シュメルツオーフェンでとろけてしまった千早を打ち込みます。
「これが私の愛です!」と言って。
といっても、一瞬春香の笑顔がちらついて、ちゅうちょしかかったんですけどね。
しかし、実際にぶちこまれた千早は、そこでインベルを見つけ出すことが出来ず、自我が崩壊してインベルから出て行ってしまいます。
自身が、他の幸せを捨ててまで選んだただひとつの願いが、こんな形で砕け散ってしまった雪歩は茫然自失。
そんな雪歩に、春香は涙を流しながら語りかけます。

「……きっと、インベルは、ううん、iDOLでも人でも、好きな人と一緒になるって、そういうことじゃないよ。好きな人と一緒になるって、その人と同じになるんじゃない。きっと、違うところをお互いに見つけていくことなんだよ。だから、わかんないことも、嫌いって思うこともいっぱいあるかもしれないけど、でも、きっとそれでいい。それでよかったのに、インベルは千早さんを見てたのに、千早さんはインベルに見てもらおうとするだけで、インベルを見なかった。それはきっと、愛じゃないもの!」

……このセリフを、春香がいうことに説得力があると思うかどうかで、この作品に対する評価が違ってくると思います。
私は、バカリボンの春香が言ったからこそ、説得力があると思っています。
彼女の行動には駆け引きとかそういうややこしいことはなくて、常に本音で人と接していて、だから仲間たちみんなが春香のことを好きになりました。
そして、雪歩も確かに春香のそういう部分に惹かれました。
こうして、まっすぐに愛を生み出していった春香は、まっすぐに愛を語る資格があると私は考えます。

でね、それを雪歩が聞いた瞬間、雪歩が千早からもらったキリンのマスコットがヌービアムの画面にふれて、ヌービアムの記憶がそこに映し出されるのです。
映っていたのは、千早によってはじめてヌービアムに引き合わされたときの雪歩。
千早は、雪歩に「ほら、この子がヌービアム。私たちを守ってくれるのよ」と教えてくれていたのでした。
雪歩は、大切なものを思い出したかのように涙ながらに微笑んで、ヌービアムに問いかけます。

「ねえ、ヌービアム。私たち、どこから間違ってたのかなあ……?」

……確かに、ずっとヌービアムの気持ちというのが表に出てこないなとは思っていたのです。
でも、それは「千早や雪歩がヌービアムのことを見ていなかったから」で、
同様にネーブラも、「iDOLには心があるんだから!」と主張する伊織様がマスターになってから感情らしきものが描写されるようになりました。
千早も、自分のすぐそばに、自分のことを大切に見守ってくれる人がいることを忘れていなければ、絶望の最期を迎えることはなかったのではないでしょうか。

そして、雪歩はギリギリのところで、自分が間違っていたことに気づいたのです。
ヌービアムは、雪歩の「春香さん……ごめんなさい……ありがとう」という言葉を聞いて、自分の大切な人と、その友達を守るために、テンペスタースがそうしたように、ウルトゥリウスをその身で止めてみせたのです。
今回は、ヌービアムのコアまで破壊されてしまいましたよ。
いや、ヌービアムはいい子だったなあ……。


春香は本当にいい子なんですけど、あまりに素直すぎて、より一般的には屈折しちゃってるヤンデレ千早とか、優しいんだけどそれを素直に表現できないツンデレかがみ伊織様のほうが感情移入はしやすいかと思います。
それと同様に、ただのバカップルエロアイドルのインベルよりも、今回マスターの意を汲んでヒエムスをぶん殴るという漢っぷりを発揮したネーブラのほうが、好かれてるんじゃないかな、と。

雪歩については、わりと丸い形で友情復活しちゃったな、と。
最初は舞乙におけるエルスちゃんになると思ってたんですが、終わってみるとニナのほうでした。
……雪歩、ちゃんとヌービアムに守ってもらえたんですよね?(笑)
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能登が出ればいいというものではないから

2007-09-25 18:01:42 | アニメ
先週分のアニメ感想など。

・さよなら絶望先生
原作を読んでる人間としては、新味はないにしても安定して面白い作品といったところでした。
むしろ、アニメを導入部にして原作に入ってきてもらいたい作品。
個人的にツボに入ったのはマリアが出てくるところ。
可符香よりもよっぽどポジティブなんじゃないかと思えるような天然っぷりでした。
霧ちゃんは毎度サービス要因としてがんばってくれました。
ああいう不健康そうなエロスは大好きです。
続編は作りやすそうな作品なので、熱が冷めないようならまた続きをやってくれるかも。

・ゼロ魔
ギャルゲー原作のアニメでよくある、
「これは原作におけるイベントの表層をなぞっただけで、イベントの意味をわかってないよね」
みたいなシリーズでした。
小説の場合は本筋が一本だから、ギャルゲーよりも作りやすいはずなのに……。
最終回は、Aパートのあたりはいい感じに進行していたのに、
最後にサイトが何事もなかったかのように帰還してきたところで台無し。
3期が確定してないからでしょうけど、
あそこは「ルイズはサイトが死んだと思ってるけど、実は花は少しだけ生命を取り戻していて、そのころサイトは妖精さん(ティファニアという名前は出なかったので、彼女をモチーフとした別人とも考えられる)によって助けられて目を覚ましたところだった」くらいで止めておいたほうがきれいに収まったのではないかと。
何しか、話の進み方が急すぎ。
サブキャラクターで仕事をしたと思えるのは、アニエスとコルベール先生、それからアンリエッタくらいで、シェフィールドやジュリオは何のためにいたのかよくわかりません。
そのへんも含めて、3期へのつなぎと考えるべきであろう作品でした。
わざわざ妖精さんの声を能登にしたんだし(笑)。

・もえたん
メタ魔女っ子ものとして、最後までひたすらばかばかしくて気持ちのいい作品でした。
「くだらね~」というのがほめ言葉になるような。
パロディ面でも、ハヤテとか絶望先生よりも、この作品のが一番うけました。
まあ、ハヤテの場合、私には受からないネタが多いんですけど。
そういうわけなので、普通の人にはあまりおすすめしません。

・ななついろ
つわぶきくんが、すももの記憶をなくしてしまうであろうことを言い出せかったのは、ロミジュリでジュリエットが自分がエスカラスの挿し木になることを言えなかった状況に似ていると思いました。
ようするに、相手に重荷を背負わせたくなくて、自分で全部かかえこんじゃうパターン。
そして、相手がその重荷を一緒に背負いたいと思ってくれているところも同じ。
第三者としては、こういうカップルをこそ応援したくなるというものです。
誠にはねー、誰かのために何かをするっていう考え方がこれっぽっちもありませんでしたからねー。

まあ、お話としてはハッピーエンドになることしか考えられないので、
いい盛り上げ方をしてくれることに期待しましょう。
すでに聞いているあたりでは、高評価のオンパレードですが。
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安易な奇跡よりは、妥当な悲劇のほうがいいかな

2007-09-25 00:03:28 | アニメ
では、アニメを見ているつもりになれるという評価をいただいている「ロミオ×ジュリエット」のあらすじ感想。最終回前です。

アバンタイトルは、マキューシオに刺殺されたモンタギューの遺骸にロミオがマントをかけるところから。
このときのモンタギューの死に顔がどことなく安らかで、ようやく彼にも平穏が訪れたのかと思うと、少しほっとしました。
そこも含めて、前回のラストを繰り返しているんですけど、
そのあとでジュリエットはコンラッドから剣を受け取り、「まだ、終わっていない」と言います。
それを聞いたロミオは、ジュリエットに対してひざまずき、大公の座をジュリエットに譲り渡すことを誓います。
そして、ネオ・ヴェローナの市民を救うことを頼み、自らは大地の力を取り戻すために村に戻ることを告げました。
ロミオは、いつの日かジュリエットを迎えに行くことを約束しましたが、
エスカラスのもとへ向かう覚悟を決めていたジュリエットは、「さよなら、ロミオ……」と心でつぶやき、悲しい瞳でその場をあとにしたのでした。
残されたコンラッドたちが、キャピュレット家の再興を喜んでいる声が遠く聞こえた演出が、ジュリエットの心がもう大公の座なんかに向かっていないことを表していましたね。

Aパート。
城にキャピュレット家の旗が掲げられたのを見て、市民が喜びに震えています。
キャピュレット家の治世というのは、けっこうよかったんですね。
モンタギューが悪すぎて、それが終わったのなら後にくるのは誰でもいいという感じではなかったので。
もちろん、ペンヴォーリオやアントニオたちも喜んでいますが、
コーディリア姉さんの「ジュリエット……やっと、やっと自分の幸せをつかめるのね」というセリフは不吉ですから(笑)。
実際、オフィーリアはすでに身体の半分が朽ち果てている状態でジュリエットのことを待っていました。
ジュリエットは、苦しそうに胸を押さえながらもエスカラスのもとへ向かっています。
一方、ロミオは「僕たちは、このネオ・ヴェローナが本当の意味で変わるまで、別々の道を歩いていこう」と妙に物分かりのいいことをひとりでつぶやいています。
ここで、互いに別々の廊下を別々の決意のもとに歩いていく姿が、ふたりがすれ違う形で描かれています。
このままだと、本当にふたりはすれ違ったままに終わっていたのでしょうが、
モンタギューの遺体に対面して、モンタギューの安らかな眠りを祈っていたロミオのもとに現れたのはティボルト。
ティボルトは、モンタギューの死のことを「この男にふさわしい惨めな死だった」と評価しています。
そして、モンタギューがいまわの際につぶやいた「ボラムニア」という名前がティボルトの母の名前であることを明かし、すなわち自身がロミオの兄であることも教えます。
ティボルトは、ロミオに村に帰るのかとたずねます。
すると、ロミオは「ジュリエットが剣をとったということは、大公になる決意をしたということであり、そうであるなら自分がネオ・ヴェローナにいることは彼女を板ばさみにしてしまう。それに、土に力を取り戻さないと、いずれ世界そのものがダメになってしまうから」と、何とも理に落ちた説明を行いました。
その上で、ロミオはペトルーキオとの約束をティボルトに託します。
その態度に、ティボルトは苛立ってロミオに問い詰めます。
「他人のことよりも、お前はどうしたいのだ。街のため、人のためと言っているうちに、最愛のものに対しても身を引くことでしか思いを表せなくなったのか」と。
さらに、ティボルトはエスカラスのことを話し始めます。
キャピュレット家の娘は、代々エスカラスのためにあり、
今ジュリエットは大地のために身を捧げるつもりでいることも。
これには、さすがにロミオも衝撃を受けます。
それしかネオ・ヴェローナを救う道はないのか、と。
ティボルトは、それはわからないが「ジュリエットを止めることができるのはロミだけ」ということはわかっていると告げます。
そのとき、ロミオは、かつて泉の老人が言っていた「抗うか。ならば、あの娘の運命を背負ってやれ」という言葉を思い出します。
そして、ロミオはジュリエットを救うために、エスカラスのもとへ向かいます。

Bパート。
行方不明になっているジュリエットをフランシスコたちが探しています。
ふたりは、ジュリエットの幸せを願っていたがゆえに、
今日のジュリエットが断頭台にあがるような表情をしていたことに気づいています。
だから、むしろロミオと逃げているくらいのほうが望ましいとも思っていました。
しかし、現実はそうではないのはわかっていたので、ふたりはジュリエットを救うために捜索を続けました。

ロミオとティボルトは、崩壊の進む城内を進んでいました。途中、ティボルトが足止めをくらったので、ロミオがひとり先行することになります。
そして、ロミオはようやくジュリエットに追いつきました。
ジュリエットのことを引きとめようとするロミオに対して、ジュリエットは「来ないで! あなたには関係ないことよ」と叫びます。
以下、ふたりのやりとり。

「関係ある! 生きるときも死ぬときも、永遠にふたりは共にあると誓った」
「そんな誓い、もう忘れたわ!」
「もしそうだとしても、僕は止める。君一人の苦しみの上に成り立つ世界の平穏なんて、間違っている! ネオ・ヴェローナはいずれ崩壊する。命を捧げようと捧げまいと」
「運命は変えられないわ。私は、この世界を、ネオ・ヴェローナに生きる人たちを守らなきゃならない。それが私の運命。もし、邪魔をするというのなら……ロミオでも容赦しない!」

と、ジュリエットは剣をロミオに向けつつも、ロミオがこのまま立ち去ることを心の中で願っていたのですが、「運命に逆らうことが罪になるというのなら、今この手で君を殺し、そのすべての罪を僕が引き受ける! 君のためなら、喜んで地獄に落ちる!」と言って剣を抜きました。
どっちもどっちで、自分よりも相手を救うことに必死です。
言ってることは「お前を殺す」ですが、手札はどちらもノーペアで、相手が降りることだけを期待しているのですね。
そこで、ふたりは互いに刃を交えることになります。
一見するとばかばかしいことなのですけど、
お互い「相手を生き残らせる権利」をかけて戦っていると考えると、
なんか胸に迫るものがあるのですよ。
それに、「あなたを巻き込んだり、自分の決意が揺れたりしないように、今までロミオにはエスカラスのことを言えなかったけど、本当はロミオと一緒に生きていきたい」と願うジュリエットのモノローグもね。

決着はロミオがジュリエットの剣を飛ばす形でつきます。
涙目のふたりは、思いを確かめ合うように口づけを交わします。
そのとき、城の崩壊がさらに進んで、エスカラスの根がふたりのいるとこにまで伸びてきます。
そして、オフィーリアがジュリエットを呼びます。

「契約のときは来た。今こそ芽吹きのとき!」

その言葉と共に、ジュリエットの胸のあざが大きく輝き、内側から鎧をぶち壊してしまいます。
さらに、背中からは翼が生えてきまして、ジュリエットはロミオの名を叫びながら、オフィーリアのもとへ引き寄せられていきます。
そこでティボルトが遅れながらも現れて剣を渡し、
「お前の愛で、ジュリエットを救ってやれ!」と励ましてくれます。
まさかティボルトが「愛」とか言うセリフをはくとは思わなかったので、ちょっと意外(笑)。

で、オフィーリアによって芽吹きを強制させられそうになっていたジュリエットのもとへロミオが現れました。
ジュリエット、やはりロミオに止められると「生きていたい!」という気持ちが強くなったようで、激しく抵抗していました。
まあ、物分かりが妙にいいふたりよりも、お互いずっと一緒にいたいと願っているふたりのほうがいいです。
が、その抵抗もむなしく、「娘よ、お前は美しい……」とまがまがしい顔を向けたオフィーリアによってジュリエットは死の接吻を受けます。
そんなジュリエットの姿を遠くから見ているしかなかったロミオがジュリエットの名を叫んだところでエンディング。


んー、正直落としどころがどこになるかはまだよくわかりません。
ふたりがハッピーエンドで終わることは理想なんですけど、
あまり安直な奇跡を起こされても興ざめです。
それなら、ふたり一緒になってネオ・ヴェローナを支えていくとかのほうがいいかな。
明日の最終回は期待しておきますよ。
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アスパラさんだけはエロありでやってみたい気がしたけど

2007-09-24 22:14:42 | 雑記
今日はお昼前に起きまして、昼食をとってからマジカルハロウィン打ちに出かけました。
初当たりはけっこう投資を強いられましたが、推定カボチャンス突入低確率状態からビッグを引いてカボチャンスに突入しましたので、設定1はないと期待して勝負続行。
すると、途中でアリスが魔界に吸い込まれました。
ここまで、魔界ゾーン中にボーナスを引いてスーパーカボチャンスに突入した確率が5/7という異常っぷりだったので、ぼちぼち帳尻合わせに外れだすころだろうと思っていたら、今回も途中でビッグボーナスを引いてしまいました。これで6/8。
まあ、このスーパーカボチャンスは、250ゲームそこらで終了してしまいました。
1/170程度で引くはずのボーナスを、1/60ペースで引き続けたのです。無駄引きだ……。
それでも、もう一度自力でカボチャンスを引いて、その間に同じようなペースでボーナスを引いていけたので、持ちメダルがさらに倍になったところでお(ryから電話。

「リーフファイトのカードを引き取ってもらいたいんだが……」

何でも、今度転居することになったので、不要なものを整理しているそうです。
というわけで、カボチャンスが途切れたところで移動することにしました。
その前に、近所にあるイオンに寄って、「ななついろ★ドロップスPure!!」を買っていくことに。
今日は、40Kほどプラス出ましたからね。
店内に入ると、初回版と通常版があったのですが、今日は財布の中身に余裕があったので初回版を選択。そして、レジで受け取った現物は……。



でかっ!

いや、フィギュア付きだったとは知らなかったのです。
というわけで、荷物を置くために家に戻ると連絡したら、こちらまで来てくれるということになったので、我が家でカード査定。
一応、適当なところで折り合いがつきましたが、レート的に適切だったかどうかはしりません。

で、今回は「D.C.2」を投げつけられたんですが、いつくらいに始められるかな……。
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結婚式に呼んでもらえるというのはいいことだ

2007-09-24 00:20:04 | 雑記
高校時代の友人が地元で結婚式を挙げることになり、お呼ばれして行ってきました。以下、箇条書き方式。

・日曜日の朝は「ななついろ★ドロップス」で魂を浄化するところからはじまる。
・出かける前に、集合時刻と場所をもう一度確認する。そして、最初に行こうとしていたのが「結婚式場」ではなく「披露宴会場」だったことに気づいた。
・0時半から式だったので、30分前到着を目指して出発。
・式場は池田だったが、蛍池までモノレールで突っ切ったので超ラクチン。
・が、池田の駅に着いたときに着信があったことに気づく。
・他のメンバーは、とっくの昔に着いていて、中で歓談していたらしい。たぶん、私もそれは聞いていたのに忘れていたんだろう。
・到着後、カメラを受け取る。今日は、写真をたくさん撮るように依頼されていたのだ。一応、高校時代は写真部員。しかし、まともに写真を撮るのなんて何年もやってないぞ(えー)。
・結婚式は教会にて。教会の式は、賛美歌とか歌ったりして参加している実感があるので好き。
・花婿は花嫁よりも9歳上。ヤンとフレデリカみたいなものではないかと。
・そう考えると、我々もちょっと夢がもてるような気がしてこないかい?
・とりあえず、エアマリッジで練習しておこう。
・そういえば、去年結婚したけんちゃんに子供ができたそうだ。出産予定は来月。
・結婚したときは「それでも、やつは家には帰らないね」と思い、実際にそうなっているが、さすがに子供が出来たらそうもいかないだろうというのが今のところの予想。
・披露宴がはじまる前に、新郎新婦紹介のスライドショーが行われた。作りが大河ドラマ風味だった。お開きのときにもスライドショーがあったが、こちらは60年代の青春映画風味だった。
・何でも、肩のこらない披露宴を目指していたらしい。そして、実際その通りになごやかな雰囲気で披露宴は進行していったのだから、なかなかいい演出だったと思う。
・披露宴の最中も写真を撮ってまわったが、正直ちゃんと撮れているか自信がない。
・ぜんぜん関係ないところで「『ひぐらしのなく頃に』って、放送休止したよなあ」という話を友人からふられる。うちのブログを見てたら、そういう話をしなければいけないような気になったらしい。まあ、スクイズの話にしなかったあたり、話題は選んだほうなのか。どっちもどっちだけど。
・その友人からmixiはやってないのかと聞かれた。一応やってるとこたえたら、マイミクに登録することになった。で、「ひよりみ」で検索してもらったら、16人もいたので「女は声だと主張しているのが私」と説明した。
・披露宴の終盤で、花嫁が両親への手紙を読みつつ涙を流す。これには、何かみんなでつられていた。
・披露宴終了後、ご両親とごあいさつしたら、友人一同えらく感謝されてしまった。高校時代が一番いきいきしていたとか何とかで。正直、いばれるようなことは何もしてないので気恥ずかしかった。


そんな感じで、幸せを分けてもらってきました。
結婚式に呼んでもらえるというのはいいものです。
祝福してもらいたいと思える人の中に入れてもらえているということですから。
さて、私が幸せを分ける日がくるのはいつのことかな……。
コメント (2)
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うちって、アニメゲーム系ブログだよね

2007-09-23 22:31:24 | LFTCG
今朝、出かけるまえにブログ巡回してたら、さいばーろぐでうちだけ具体名で巡回路に入れられていて、ちょっと吹きました(笑)。
でも、裏を返すとそれは関西のLF界の発言が表に上がってきていないということで、あまりいい傾向ではないと思いました。
私はLFプレイヤーの中では「枯れ木も山の賑わい」的ポジションですし、
そもそも、うちはすでにLFブログとは言えない有様ですから。

ちなみに、今日結婚式に出席して友人からブログの話もされたのですが、
「良いように言えば、専門的すぎてちょっとついていけない」
「私がマニアックになったのは、あんたのせいだから」
「ここ見てると18禁ゲームがやりたくなるって相方が言ってる」
などなどのご意見をいただきました。
うちのブログのアイデンティティって一体(笑)。
コメント (4)
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いつになく順調な進行

2007-09-23 00:17:24 | ゲーム
アイマスの第9ユニットは、30週目くらいまで行って、現在特別オーディションを取りに行っているところ。今のところは無敗です。
あと、ボーカル系2つとダンスマスターが残っていますが、そこを負けなしで乗り切れれば、最後まで押し切れるかも。

コミュは、ランクCに上がったにパーフェクトを取れました。
それまでのランクアップコミュで、あまり弱気にいくといいことがないということを学習していたので、今回はあえて強気に押したのですが、それがうまくいったようです。
真の場合、選択ミスしたときのリアクションが「ああ、こちらが悪かったね」と思えるものなので、わりとやりやすいです。
伊織とか美希とかはけっこう理不尽だからなあ(笑)。
ちなみに、今までプレイした中で、一番相性のよさを感じたのは千早。
ストイックな努力家とは何か気が合うみたいです。
でも、アニメではその属性が伊織様に持ってかれたのよね。
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去年のキャベツに匹敵する流行語だわ

2007-09-22 01:07:54 | アニメ
ぼちぼち最終話も放送されたアニメ感想。

・らき☆すた
23話のゴットゥーザ様吹いたwww
どぅるん、どぅるんどぅるん、ぱらららぱららら~。
放送前は声優変更について色々取りざたされていましたが、
ハルヒネタとか入れることが前提みたいだったので仕方がなかった。
内容については、サザエさんに対して感想をいうようなものなので、あまりつっこみません。
キャラのほうは、かがみは普通にかわいかったですが、声がついて好きになったのがゆたか。まあ、私の当たり判定は下に広いから、予定通りという説もあり(笑)。

・ゼロ魔
ルイズ猫コスプレサービス回。
……のわりには、シエスタさんのほうが目立っていたような。脱がされてたし。
そういえば、ティファニアの存在が途中で示されていました。
たぶん、最終回Cパートでちょこっとだけ出て、3期へ引きではないかと。
2期は、1期でお話を強引に終わらせたものの、
想定外に好評だったので続きを作ったら、つじつまを合わせるのに大変だったといった印象ね。

・ななついろ
ホント、毎回最終回のアニメよね、これ。
ここにきて、ようやく満月の意味が出てきたのにはちょっと安心。
今までは、つわぶきくんが新月には変身しないという設定ばかりが目立っていたので。
前回、自分がレードルを暴走させたせいで、つわぶきくんが元に戻らなくなったのに、すももが自分のことを責めないので、よけいに辛くなって空を飛びながら涙をこぼしたアスパラさんのシーンは何かよかったです。
その後、手料理を作って励ましたり、すももが魔法を唱えているときに助けに入ったりしたところも、真面目なアスパラさんっぽかったですね。
だいたい、アスパラさんというのは「こんな泣き虫なだけの女の子が、魔法の力でどうこうするなんて都合よすぎるんじゃねえの?」という視聴者の疑問を肩代わりしてくれてるキャラで、彼女がいてくれたからこそ、我々はすももは本当は立派な子なんだよということを感じ取れているのだと思ってます。

・おお振り
安定して面白いんですけど、
後半に入ってからは、三橋と阿部くんの信頼がしっかりしてきたので、
精神面で三橋が崩れるかもしれないという緊張感は下がってきたようにも思います。
もっとも、原作のほうでは今そういう緊張感が復活してるんですがね……。

Nice boat.スクイズ
視聴者にとっての最悪は夢オチだろうと書きましたが、現実はその斜め上を行ってくれました。
それはさておき、11話では誠がクラス中の女子を毒牙にかけてたっぽいですが、ここまでくるとちょっとやりすぎで生々しさが半減したかな、と。
誠に引っかかってる女子もどうかしてると思うと、誠のひどさがちょっと中和された感じで。
世界を妊娠させておいて、自分は悪くないと主張できる誠の精神は幼稚すぎて腹も立ちませんでした。想定の範囲内でしたし。
そんな誠が、ボロボロになりながらも自分のことを慕ってくれている言葉を見て涙を流したところでは、思わず誠を許してしまいそうになりました(笑)。
誠って、どうも一途に信じられるのが苦手みたいですね。
相手が自分を疑ってるなら、「信じないお前が悪い」と責任転嫁できるんですが、
心みたいに自分を完全に信じてくれる子だと、嘘をついてる自分が一方的に悪いと認めざるをえないからでしょう。
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真田アサミに歌ってもらおう

2007-09-21 23:18:44 | つぶやき
今日、ラジオから「まちぶせ」がかかってきたんですが、
昔は一途な恋の歌と思っていたのが、今ではストーキングの歌のように聞こえるのは、絶望先生のせいに違いありません。絶望した!
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