ひよりみっ!

ディープインパクトが三冠馬になった年からやってる日記

たぶんインベルよりもネーブラのほうが受けはいいと思うんだ

2007-09-26 00:10:39 | アニメ
さあ、アイマスゼノグラシアあらすじ感想のお時間。
こんな長ったらしいネタを半年間、しかもロミジュリと合わせて2本分もよく続けてこられたもんだ(笑)。

アバンタイトル。
アウリンが開いて、インベルたちが勝手に起動しはじめました。
コンペイトウの軌道はずれ、このままだと地軸にも影響が出そうな気配です。
そんな状況で、やよいは大宮駅から東京に向かうため、タクシーを拾いました。
そのときの運ちゃんが、やよいの大ファンで公開収録にも行ったとか。
チェックしたら、ちゃんといるのかな……。

だめだ、わからん(笑)。

で、やよいはタクシーの中から、春香が乗っている(かもしれない)iDOLが飛んでいくのを見つめていました。
そして、実際に春香はヌービアムに会うためにふたりで出撃していたのです。
春香が「インベルが行きたいと言ってるから」と主張したときには、
「ウルトゥリウスの標的になる」と千佳子さんが反対したのですが、
テンペスタースやネーブラも同じことを言っていると真美たちが加勢したので、
その声に押し切られる形になったのです。
そして、雪歩とヌービアムが待つ浮遊島に近づいた春香たちの目の前には、
エピメテウスが蚊柱のような群れで待ち構えていたのでした。

Aパート。
ウルトゥリウスの照射準備が整えられている一方で、
島に潜入していたMSAの隊員はリファに斧で殺されたりしていました。
これ、京都の事件がらみで「大丈夫か」とか言われてましたが、
たぶん戦場で人が死ぬのと、日常で人が死ぬのとの違いでしょう。

春香は、相変わらずエピメテウスの群れと戦い続けていました。
エピメテウスは、コアを集中攻撃しています。
このままでは、負けないまでもらちが開きません。

そのころ、真があずささんから受け取った首飾りを身に着けて、ヒエムスに乗り込んでいました。
真は、あずささんがテ・ル・ロウのもとへ向かうのを止めようとしたのですが、
あずささんは、今まで真のことを利用してきたことを謝罪し、
「あなたとiDOLが歩く道を作らせてほしい」と言って、首飾りを真に手渡して行ってしまったのでした。
真は、あずささんが作った道の先にあるものを、一緒にみてくれるかとヒエムスに問いかけました。
すると、ヒエムスは紫の目をキラリと輝かせたのです。
真がiDOLの心を否定する必要がなくなり、真の心が解放されたということを、私は嬉しく思いましたよ。

さて、エピメテウスにとりつかれている春香を助けるため、テンペスタースとネーブラが作戦を用意していました。
しかし、テンペスタースの中にいる亜美真美は、
「ちょっと待って~。手が(アイスで)ベトベト~」
「もう、しょうがないなあ。ほら、口ふいて」
なんてことをやっていて、緊張感のかけらもありません。
まあ、二人の精神年齢の平均をとると小学生ですから(笑)。
作戦というのは、テンペスタースが音波を発生して、エピメテウスを引き付け、
それをネーブラが順次倒していくというもの。
超音波で虫を集めるようなものですね(笑)。
ヌービアム相手のときは、耳栓をされていて効き目がなかったのですが、
今回はエピメテウスという雑魚敵でしたので、あっさりとつられてくれました。
「根が単純な子は、扱いが楽です」
とか亜美先輩は大人ぶったこと言ってます。

こうして、春香とインベルはヌービアムのもとへ向かうことができるようになりました。
それは雪歩もわかっていて、雪歩はヌービアムの銃に何かエネルギーみたいなのを装填して、それをそのまま上方にぶっぱなしました。
そこにはインベルがいましたが、その程度の攻撃はちゃんとよけます。
このときに、春香はインベルの気持ちを感じたらしく、
「うん、平気、怖くないよ。行こう、インベル」と安心した表情で語りかけていました。

インベルが島内部に入ったので、信号が途絶してしまいました。
その状況を、響がグランドロッジの猫に伝えると、
ウルトゥリウスでテ・ル・ロウの亡霊ごと始末できると好意的に受け止め、
そろそろ復興プランを各国に提示しようとかいう話になります。
それを聞いた響は「目の色が変わるのは金がからんだときだけか」と冷ややかな態度をとっています。
この人も、まだ全貌がつかめてないのかなあ……。
で、そのインベルが島の奥深くまで入り込み、
すっかり悪者顔になった(笑)雪歩と対峙したところでBパートへ。

Bパート。
伊織様とネーブラのもとへ、エピメテウスの大群が向かってきました。
我らが伊織様はやる気まんまんです。
「来た来た~。さあ、ここが正念場、わかってるわね、ネーブラ!」
しかし、伊織様が馬でいうところの「引っかかってる」状態になっているのを察した亜美先輩は、
「伊織さん、セーフティファーストです! こちらは、インベルのバックアップってことを忘れないでください。十分敵を……」
と言ってちょっと頭を冷やそうとするのですが、
中の人がなのはさんの伊織様が、そんなちっちゃい作戦を取るはずがありません。

「……引き付けるなんて、みみっちい! こういうとき主役ってのは、全部倒すの、よー!」

そう言って、ネーブラが謎攻撃を放つと、エピメテウスたちは空中で次々と爆発していきました。
はい、ここでみんなが思ってることを真美がそのまま言いました。

「デコはバカなの?」

そして、伊織様の魔王プレイに呆れていた亜美先輩は、「うん」と真美の言葉にうなずいたのでした。けっこう酷い人だ(笑)。

司令室のほうは、ウルトゥリウスの展開を確認し、時間稼ぎのためにジョセフさんまでが実務のサポートに入りました。
「ここで退くわけにはいかないのです」というジョセフさんは、今までになく必死です。

で、ここからが春香と雪歩のシリアスタイム。
伊織様は、ここに至るまでに空気が重くなりすぎないように、
一生懸命笑いを取ってくださっていたのです。
春香は、そういう空気でないのはわかっていたのだとは思いますが、
あえて普段どおりの自分で「久しぶり……だね。思ったより元気そうでよかった」とかあいさつを始めます。
が、雪歩は「空気読め」といわんばかりに「やめてください。そういうの、ヘドが出ます」と冷たい目で答えます。
以下、雪歩の主張。

「あなたはいつもそう。裏切った私を許して、仲良くして、それが正しいんですよね。だから、私にまで押し付ける。何もわかっていない。何の努力もなしにインベルのマスターになって、インベルに愛されて。千早さんの苦しみも、悲しみも、情熱も、何も……。あなたには、何もない。なのに、なのになぜあなたが愛されるの? もうインベルが何を望んでいたとしても、私には関係ない。認めない、私は……」

あ~、これってすももが血筋だけで魔法を使いこなせているといって黒化しかかったアスパラさんと同じだ(笑)。
そして、春香の考え方もすももと一緒。

「私は、私は雪歩ちゃんが好き! iDOLを守りたい! それだけ!」

春香は、誰かに愛されようとしているのではなく、誰かを愛しているだけなのです。それ以上、これっぽっちも難しいことは考えてません。
そういう部分を、伊織様は「バカリボン」と表現していましたけど(笑)。
そんな雪歩のまっすぐさを目の当たりにして、雪歩は自分のやりたいことを押し通すには、力ずくでいくしかないと悟ります。

「ホント、わがままですね。その手ですべてを掴めると思っている。私の望みはひとつ、もうひとつだけ! 千早さんの愛を、インベルに刻む!」

そうして、雪歩はヌービアムで攻撃するのですが、そこはインベルが勝手に動いて春香を守ります。
春香は、雪歩の言葉にこたえるように「あきらめないよ、全部!」と叫んで、雪歩との戦いに臨みました。

インベルたちを狙っているウルトゥリウスは、もう発射寸前にまで準備が進んでいたのですが、ネーブラは救援に迎えません。
エピメテウスを相手するので精一杯という事情もありましたし、
そもそもiDOLたちが行っちゃダメだと主張していたのです。
で、ネーブラはエピメテウスに捕まってしまい大ピンチを迎えるのですが、
そこで真とヒエムスがやってきて加勢してくれたのでした。
この直後、ネーブラとヒエムスが背中合わせになるところが、
かつてのライバル同士がひとつの目標のために和解するという、
いかにも男くさいドラマの一シーンみたいになっていて笑わせてくれたのですけど、
伊織様が「あんた、何しに来たの、今さら……」と真に問いかけたところで、
空気を完全に読みきったネーブラが、ヒエムスに一発グーでパンチしたもんだから、
「お前、本当に嫁の性格把握してますねえ!」とさらに大笑い。
ヒエムスもヒエムスで、真の気持ちを察してわざと一発もらったみたいです。
こうして、ネーブラによって「これでチャラにしてあげる」という伊織様の気持ちが代弁されたところで、伊織様と真の共同戦線がはられることになりました。
いや~、最後の最後で真が日の目をみることができてよかったなあ……。

春香と雪歩の戦いは、ヌービアムがインベルの腕をへしおり、その腕でインベルに攻撃加えたりで完全にヌービアムペース。
やがて、インベルは気を失ってしまい、目が完全にいっちゃってる雪歩は、
ようやく千早の願いを叶えることができると喜びにうち震えています。

ウルトゥリウスの準備を進めていた響は、ジョセフさんたちの妨害には気づいていたようです。
そこへ、ジュネーブの本部がエピメテウスに襲われたという報告が入ってきます。
グランドロッジの猫は、たぶんこれでお亡くなりになられたと思われます。
響はその報告を聞いて「これで、やっと俺にもツキが回ってきたかぁ?」とニヤリング。

雪歩は、ぶっ倒れているインベルに対して、シュメルツオーフェンでとろけてしまった千早を打ち込みます。
「これが私の愛です!」と言って。
といっても、一瞬春香の笑顔がちらついて、ちゅうちょしかかったんですけどね。
しかし、実際にぶちこまれた千早は、そこでインベルを見つけ出すことが出来ず、自我が崩壊してインベルから出て行ってしまいます。
自身が、他の幸せを捨ててまで選んだただひとつの願いが、こんな形で砕け散ってしまった雪歩は茫然自失。
そんな雪歩に、春香は涙を流しながら語りかけます。

「……きっと、インベルは、ううん、iDOLでも人でも、好きな人と一緒になるって、そういうことじゃないよ。好きな人と一緒になるって、その人と同じになるんじゃない。きっと、違うところをお互いに見つけていくことなんだよ。だから、わかんないことも、嫌いって思うこともいっぱいあるかもしれないけど、でも、きっとそれでいい。それでよかったのに、インベルは千早さんを見てたのに、千早さんはインベルに見てもらおうとするだけで、インベルを見なかった。それはきっと、愛じゃないもの!」

……このセリフを、春香がいうことに説得力があると思うかどうかで、この作品に対する評価が違ってくると思います。
私は、バカリボンの春香が言ったからこそ、説得力があると思っています。
彼女の行動には駆け引きとかそういうややこしいことはなくて、常に本音で人と接していて、だから仲間たちみんなが春香のことを好きになりました。
そして、雪歩も確かに春香のそういう部分に惹かれました。
こうして、まっすぐに愛を生み出していった春香は、まっすぐに愛を語る資格があると私は考えます。

でね、それを雪歩が聞いた瞬間、雪歩が千早からもらったキリンのマスコットがヌービアムの画面にふれて、ヌービアムの記憶がそこに映し出されるのです。
映っていたのは、千早によってはじめてヌービアムに引き合わされたときの雪歩。
千早は、雪歩に「ほら、この子がヌービアム。私たちを守ってくれるのよ」と教えてくれていたのでした。
雪歩は、大切なものを思い出したかのように涙ながらに微笑んで、ヌービアムに問いかけます。

「ねえ、ヌービアム。私たち、どこから間違ってたのかなあ……?」

……確かに、ずっとヌービアムの気持ちというのが表に出てこないなとは思っていたのです。
でも、それは「千早や雪歩がヌービアムのことを見ていなかったから」で、
同様にネーブラも、「iDOLには心があるんだから!」と主張する伊織様がマスターになってから感情らしきものが描写されるようになりました。
千早も、自分のすぐそばに、自分のことを大切に見守ってくれる人がいることを忘れていなければ、絶望の最期を迎えることはなかったのではないでしょうか。

そして、雪歩はギリギリのところで、自分が間違っていたことに気づいたのです。
ヌービアムは、雪歩の「春香さん……ごめんなさい……ありがとう」という言葉を聞いて、自分の大切な人と、その友達を守るために、テンペスタースがそうしたように、ウルトゥリウスをその身で止めてみせたのです。
今回は、ヌービアムのコアまで破壊されてしまいましたよ。
いや、ヌービアムはいい子だったなあ……。


春香は本当にいい子なんですけど、あまりに素直すぎて、より一般的には屈折しちゃってるヤンデレ千早とか、優しいんだけどそれを素直に表現できないツンデレかがみ伊織様のほうが感情移入はしやすいかと思います。
それと同様に、ただのバカップルエロアイドルのインベルよりも、今回マスターの意を汲んでヒエムスをぶん殴るという漢っぷりを発揮したネーブラのほうが、好かれてるんじゃないかな、と。

雪歩については、わりと丸い形で友情復活しちゃったな、と。
最初は舞乙におけるエルスちゃんになると思ってたんですが、終わってみるとニナのほうでした。
……雪歩、ちゃんとヌービアムに守ってもらえたんですよね?(笑)

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