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一般社団法人EIGC代表理事のブログ/ ニュース英語 北千里教室(大阪府吹田市)

英検やTOEIC、大学受験、仕事もすべて背景知識が重要!

2009-07-07 12:57:21 | 英語や仕事や日々の生活のはなし
先日、「情報処理スピード(2)背景知識があるかどうかが重要」を書きましたが、
強調しておきたいので、別の角度から書いてみたいと思います。

一昨年、長女が大学受験の年だったので、久しぶりに受験問題の英語を私も見る機会がありました。

どこの大学かによって、試験問題はかなり性格が違います。
難関と言われる大学は、長文がなかなか気骨のある文章。

哲学、人間科学、生物など学術論文的な読み物、外交や経済、環境など
時事社会問題を扱うものなどがたくさん見られました。
もちろん、私立大学の試験では、日常会話のような軽いものもありました。

面白いな、と思ったのが、これらの問題に対する長女の反応です。

長女は日ごろから自分で文章を書くのが趣味なので、いろんなことを「思考」する
習慣がありました。
そのおかげで、人文・科学系の読み物は、多少英語力が足りなくても、内容を理解する力は、
比較的ありました。

一方、外交や経済などの時事問題に疎く、英語力が足りないのもあって、
これらの長文にはお手上げのようでした。

つまり、英語の難易度の問題ではなく、どんな内容を扱っているかで、読解力がかなり違うのです。

この点は、読解力にかぎらず、リスニング力も同じ結果がでるでしょう。
自分がよく慣れた内容かどうかで理解力は変わります。
ですから、自分が目指すものが何かを明確にして、その分野の学習に焦点を絞って
学習することが、目標に到達する近道です。

英語は言葉なのですから、本当は、その言葉が伝える「内容」が主役です。



英検は、児童から学生・社会人など広い年齢層の人を対象としていて、
扱う内容は、社会問題と日常会話などがほとんどです。
ですから、英検に合格したければ、英字新聞やニュースなどで学習することが
目標達成に直結します。


TOEFLは、英語圏の大学や大学院に進学するための試験なので、当然ながら、
学問的な内容、しかもかなり難易度の高い論文系のものがたくさん出されています。
英語の能力試験ですが、国語力・思考力・海外の大学での勉学や研究に必要な能力を
総合的に備えているかが試されます。


仕事で英語を使うという方なら、最初から自分の仕事の内容は分かっているわけですから、話は早いです。
仕事に関係する英文をどんどん吸収し、それを発信(書いたり・話したり)することで、
最も効果的に目標とする英語力を身につけることができます。



TOEICは、社会で活躍する人を対象として考えているので、
仕事や海外での生活で遭遇する文章や会話の力を問う問題が出されます。

茅ヶ崎英語でしっかりした英語の土台を築いた人なら、TOEICの公式問題集を
一通りやってみて、ビジネス語彙や文章に慣れれば高得点がとれるでしょう。


ところで、英語力を発揮するためには、背景知識が必要だというこのポイントを逆手にとって利用することで、
英語力を効率よくアップさせることができます。

関心のある内容を英語で読んだり、聞いたりすれば、英語の実力より少し難しい内容でも、
楽に学習して英語力をアップさせることができるのです。

一昔前に、評論家の竹村健一氏が、ポ○ノ雑誌で英語を勉強するとよい、と
しきりに勧めていたことを思い出します。
まあ、そんなもので覚えた語彙が豊富だとろくなことがないような気もしますが(笑)、
関心のあるテーマを決めて学習する、という点で納得のいくアドバイスです。


読んで楽しい、聞いて楽しいと思える英語の題材で学習することは、
英語力アップにたいへん効果的なのです。

また、読んで楽しい、聞いて楽しいと思えるほど、同じテーマや分野の読み物を
何度か繰り返すことで、自分が楽しいと思えるテーマを増やしていくことも大切です。



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