「茅ヶ崎方式の特徴」では、
1.ニュース英語を教材としている、
2.系統的に語彙を増やすこと、
3.テーマごとに集中的に学習することと、新しいニュースを使うので、
学習効果が高いこと、
が特徴であることを伝えました。
ここでは、もう少し踏み込んで、実際の授業の流れに沿って、学習方法をお話します。
1.予習 ― 学習者は、茅ヶ崎方式の英語教本で予習する。
初級、中級ともに、それぞれの英語教本を使用します。一冊が40のユニットに分かれていて、一年間で一冊をカバーします。
学習者は、毎週1ユニット(2ページ分)の予習をした上で、授業を受けることになります。
2.教本の構成
初級用のBook 1 では、各ユニットが一つの文法項目をテーマとしています。
たとえば、
Unit 1 前置詞
Unit 5 接続詞
Unit 8 関係代名詞
Unit 11 動詞の時制
のようになっています。
中級用のBook 2 では、大きなテーマ(一般、事件・事故・災害、政治、外交、経済、貿易、安全保障)を設定し、各テーマ4~6ユニット、つまり4~6週間程度をかけて勉強し、いろんな話題の英語をカバーできるように工夫されています。
たとえば、
Unit 5~8 は、事件・事故・災害で、テロや内戦、地震などの話題。
Unit 25~30 は、経済で、国家予算の編成、銀行破たん、官僚の汚職、
財政赤字などの話題です。
初級・中級ともに、毎週、例文が20あり、そこで使われる単語やイディオムをチェックするとともに、単語テストやリスニングテストの記事もついています。これらは、教本とともに、音声教材を使って学習します。
3.授業 ― 単語確認テストと解説
授業では、この予習に基づいた20の単語がテストされます。予習を確認するものですが、これに加えて、新しい単語が10個追加されます。この小テストの後、30個の単語の意味、使われ方を講師と一緒に確認していきます。
なお、テストといっても、ご自身で予習したことがきちんと身についているか確認していただくこと、予習の復習に加えて新しい英語力を積み上げていくための確認ステップであって、堅苦しいテストではありません。
4.授業 ― 新しいニュースのリスニングと解説
予習してきたことを基礎として、授業では、新しいニュースを聞きます。繰り返し聞き、メモをとりながら、耳だけで理解する練習をします。スピードは標準とゆっくりなものと、2種類聞くことができます。
初級では、勉強した文法事項と単語が大きなヒントになります。中級では、文法ではなく勉強したものと同じテーマのニュースを聞きます。やはり、勉強した単語が大きなヒントになります。
3~4回聞いた後、クラスで意味を確認し、その後で、和訳付きのスクリプト(原稿)を配布します。
このスクリプトで講師とともに、再度内容を確認し、構文や文法、聴き取りにくかった点などを細かくチェックします。
毎回のリスニングは、初級では1本、中級では2本行います。
予習をしっかりして授業で勉強をした上でなら、新しいニュースでも意外に聞き取れるのだということを実感していただけるでしょう。
しかも、ニュースはつい最近話題になったニュースですので、興味を持って聞くことができます。
この「興味」や「関心」が、学習意欲と効果に、たいへんプラスに働きます。
5.宿題 ― 復習と予習
2回目からは、教本の予習に加えて、1回目の授業で行ったニュース記事を復習してくることが、追加されることになります。
★北千里教室では、茅ヶ崎方式の年間スケジュール40回に加えて、復習になることやリスニング特化講座、実践で役立つライティングやリーディング、スピーキングなどのセミナーを季節ごとに実施します。
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