goo

生きていてもいいかしら日記 北大路公子

著者の本は初めてだが、本屋さんで平積みになっており、書評誌で絶賛されていたのを覚えていたので、読んでみた。読み終わってから知ったのだが、人気女優がファンだと公言したことや著者自身のブログがきっかけでかなりブレイクしているとのこと。読んでみると、びっくりするほど面白い。ほとんどが著者の妄想を文字にしたような文章なのだが、その妄想が、ありそうでなさそうな微妙な感じで、しかも突然襲ってくる面白さだ。。こんなことを妄想しながら町を歩いている人がいると考えただけで不思議な感覚に囚われる。本来は小説家なのだそうだが、本書のような微妙な味わいはエッセイならではのものだと思う。どこがどう面白いか、読んでいない人には説明できない面白さというものが確かにある。本書以外にも数冊既刊本があるようなので、早速本屋さんに行って、探したい衝動に駆られた。(「生きていてもいいかしら日記」 北大路公子、PHP文芸文庫)

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ライオンの棲... 島はぼくらと... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。