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残酷な王と悲しみの王妃 中野京子

京都旅行中に立ち寄った美術館の中の書籍コーナーで見つけた1冊。奥付をみると2010年10月の初版とあるので、最近の「怖い絵」シリーズのヒットにあやかった本のように思われる。内容としては、絵画鑑賞本というよりも、ヨーロッパ王室の肖像画をみせながら、それらの人々の人物像や王室というシステムを解説するという歴史本に分類できるような内容だ。そのため、王室というテーマに対して、他の本には見られない深い掘り下げがなされている反面、絵画をみた直感をもとに自由に語るという著者の最も魅力的な部分がやや弱いような気がする。但し、それを補って余りある内容の面白さを最後まで堪能した。(「残酷な王と悲しみの王妃」中野京子、集英社)
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