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なぜ日本の「ご飯」は美味しいのか シンシアリー

著者の本は3冊目か4冊目。著者の本は、刺激的な題名が多く「韓国人による嫌韓論」というイメージが強いが、読んでみると意外と中立的な内容に思える。著者が日本びいきであることは間違いないので、韓国の人にとってはかなり耳障りなのかもしれないが、著者の韓国批判は、韓国をより良い国にしたいという想いを伝えるための提言に近いものも多い。本書では、旅行者としての著者が数日間の日本旅行で感じたことが記述の中心になっていて、日本文化へ深入りは敢えて避けている。その理由は、その旅行が著者の日本移住計画の準備のような位置付けになっていて、外部者としての日本論を書く最後のチャンスという意識があるからだろう。本書によれば、現時点ですでに著者は日本に移住してきているらしく、今後は日本の内部者として日本を見ることになり、当然今まで見えなかった日本のアラも数多く見たり経験したりすることだろう。その時の著者による痛烈な日本批判を期待したい。(「なぜ日本の「ご飯」は美味しいのか」 シンシアリー、扶桑社新書)

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