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伝える力 池上彰
先日、著者がコーディネーターのシンポジウムを聴講する機会があったが、素晴らしい司会振りだと感じたので、何か1冊著者の本を読んでみたくなり、本書を読むことにした。
本書は100万部突破というからすごい。読みやすく、あっという間に読めてしまったが、それこそが「伝える力」なのだという見方もできるだろう。内容的には、書かれていることの8割以上が常識的で言うまでもないことのように思える。例えば「重要なメールは送る前にもう一度読み直すべき」といったことが書かれているが、これなどは言われるまでもないことだ。残り2割のうち1割は、自分自身がこれまで自分で会得してきたと思ってきたことと重なる内容の指摘で、例えば(読みやすい文章を書くために)「接続詞をなるべく使わない」「カタカナ言葉を使わない」などは私自身、日頃から心がけていることである。最後の1割が、本書の指摘で「なるほど」と感じたことだ。たった1割という見方もできるが、こうしたノウハウ本で1割が「新しい」ということは、きっとすごいことなのだろう。そう考えれば悪い本ではないという気がした。(「伝える力」池上彰、PHP新書)
本書は100万部突破というからすごい。読みやすく、あっという間に読めてしまったが、それこそが「伝える力」なのだという見方もできるだろう。内容的には、書かれていることの8割以上が常識的で言うまでもないことのように思える。例えば「重要なメールは送る前にもう一度読み直すべき」といったことが書かれているが、これなどは言われるまでもないことだ。残り2割のうち1割は、自分自身がこれまで自分で会得してきたと思ってきたことと重なる内容の指摘で、例えば(読みやすい文章を書くために)「接続詞をなるべく使わない」「カタカナ言葉を使わない」などは私自身、日頃から心がけていることである。最後の1割が、本書の指摘で「なるほど」と感じたことだ。たった1割という見方もできるが、こうしたノウハウ本で1割が「新しい」ということは、きっとすごいことなのだろう。そう考えれば悪い本ではないという気がした。(「伝える力」池上彰、PHP新書)
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