goo

就職先はネジ屋です 上野歩

書評誌で高い評価の一冊。ネジを作る中小企業に就職した主人公の奮闘と成長を描いた典型的なお仕事小説で、世の中の様々な機械を裏で支えるネジに関するトリビアが満載だ。本書の最大の特徴は、主人公が就職した会社が実の母親が経営している会社ということで、主人公の成長は自社の製品に対する知識や愛情の確立という側面以外に母親に代わってその会社を担っていくかもしれないという経営者としての資質を高めていく話にもなっていること。そこに単なるお仕事小説と一線を画す本書の醍醐味があると感じた。(「就職先はネジ屋です」 上野歩、小学館文庫)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ふしぎ地名巡... 夏物語 川上未... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。