燃えるフィジカルアセスメント

総合診療医Dr徳田安春の最新医学情報集

循環器系の身体診察

2021-10-15 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。     循環器系疾患には重要な疾患が多い。   虚血性心疾患や心不全のように頻度が多いものも多い。   また、頻度は少ないものの、診断の遅れが致命的となる重篤な疾患もある。   大動脈解離、大動脈瘤切迫破裂、肺塞栓症、心タンポナーデ、などだ。     このような疾患の患者アウト . . . 本文を読む
コメント

精神心理系クイズ

2021-10-14 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。   問題3:機能性胃腸症のうち、胸・上腹部の痛みが症状の中心なものを心窩部痛症候群という。   選択肢: 1 正しい 2 誤り   正解 1   解説:機能性胃腸症のうち、食後愁訴症候群は胃もたれ感があり食事をしてもすぐに満腹になる(早期膨満感)もので、心窩部痛症候群は心窩部に痛みややけるような感じがあるもの。 . . . 本文を読む
コメント

心身症クイズ

2021-10-13 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。   問題1:過敏性腸症候群疑いでは、器質的な疾患の除外は不要である。   選択肢: 1 正しい 2 誤り   正解 2   解説:器質的疾患の除外検査は必須であり、診療レベルによって簡便なものから詳細なものがあり。 内視鏡検査はとくに必須。     問題2:過敏性腸症候群の生活指導では食 . . . 本文を読む
コメント

神経系クイズの続き

2021-10-12 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。     問題3:朝に起こる頭痛や、新たに起こり次第に強くなる頭痛では脊髄圧迫症候群を考える。   選択肢: 1 正しい 2 誤り   正解 2   解説:朝におこる頭痛や、新たに起こり次第に強くなる頭痛(脳圧亢進症状)では脳腫瘍を考える。 進行性の歩行障害、ある水平レベル以下の感覚障害、膀胱直腸障害を訴える . . . 本文を読む
コメント

続神経系クイズ

2021-10-11 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。   問題1:パーキンソン病では振戦と固縮がみられる。   選択肢: 1 正しい 2 誤り   正解 1   解説:パーキンソン病は振戦、固縮、無動、歩行・姿勢反射障害を主徴とする。     問題2:向精神薬で薬剤性のパーキンソン症候群を起すことがある。   選択肢: 1 正 . . . 本文を読む
コメント

神経系クイズの続き

2021-10-08 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。   問題3:パーキンソン病患者は四肢を屈曲させ前傾姿勢にて小股で歩くことが特徴である。   選択肢: 1 正しい 2 誤り   正解 1   解説:パーキンソン病患者は四肢を屈曲させ前傾姿勢にて小股で歩くのが特徴。 歩行開始困難や突進現象がみられる。     問題4:突然発症しこれま . . . 本文を読む
コメント

神経系のクイズ

2021-10-07 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。   問題1:失語症は脊髄病変でみられる。   選択肢: 1 正しい 2 誤り   正解 2   解説:大脳病変では、失語症、認知症、精神症状、痙攣、片麻痺、半身の感覚障害、同名半盲などをきたす。 脊髄病変では、対麻痺、排尿・排便障害、レベルを伴う感覚障害などをきたす。     問題2:筋 . . . 本文を読む
コメント

何でも相談できる「かかりつけ医」の役割は重要

2021-10-06 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。   これまで行われてきた医療には、エビデンスがなくて、リスクの方が大きい過剰診療もあります。 医師は、今の行っている医療が、過剰診療かどうかを見直す必要があります。   そこでは、「かかりつけ医」の役割が重要になってきます。   かかりつけ医については、「保健医療2035」の提言書に、「身近な医師が、患者の状態や価値観も踏まえて、 . . . 本文を読む
コメント

Choosing Wisely の考えとは?

2021-10-05 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。   若手医師と接する機会が少なくないのですが、皆、危機感を持っています。 国家財政の厳しい状況を憂い、超高齢化社会に向けて、医療が崩壊するのではないかと心配しています。   団塊世代が後期高齢者になる2025年、さらにその先の医療を担う若手医師には、日本の医療がはたして持続可能かどうかは深刻な問題です。   私がChoosingW . . . 本文を読む
コメント

『Choosing Wisely』(賢く選択しよう) キャンペーン

2021-10-04 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。   これは、これまで当たり前にやってきた検査や治療を見直すものだが、決して医療の否定ではない。   むしろ価値の高い医療を肯定するものだ。   ChoosingWiselyとは、内科専門医を認定する米国内科認証機構財団が2012年、臨床系の専門学会に過去の研究結果に基づいて、価値が低く過剰だと考えられる検査や治療を5項目ずつリストア . . . 本文を読む
コメント