後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

自民大勝、日米関係強化、憲法改正、軍備強化、原発推進・・・・公園を散歩しながら日本の運命を想う

2012年12月06日 | 日記・エッセイ・コラム

最近の新聞を丁寧に読んでいると安倍さんの選挙演説が明快で、なお日本人を勇気づけるような勢いがあります。新聞の世論調査では自民党だけで過半数の240議席を超えるという報道もあります。

安倍さん自身も、以前、総理大臣を務めていた時の迷走ぶが吹っ切れたように明快です。

この調子では安倍さんの自民党が来年以降の日本の政府を担当するようになると思われます。

昨日、以下の写真にあるようなのんびりとした公園を散策しながら来年の日本はどうなるのだろうかと考えていました。脱原発だとか原発推進だとか目くじら立てないで、まず下の写真を見て静かな気持ちになりましょう。

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撮影場所は日野市の蚕糸試験場と桑園跡地に出来た公園です。

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中には清流が紅葉した落ち葉を浮かべてゆっくり流れています。

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私自身は原発は次第に無くした方が良いと感じていますので、安倍さんには賛成出来ません。しかし日本人の多くの人々が自民党を支持している様子を見るといろいろな事を考えさせられます。

まずマッカーサー司令官に押し付けられた憲法を破棄して改正することは日本人の尊厳を取り戻すのです。

良い事ですが、問題は改正の中身です。シビリアン・コントロールを明記し、自衛隊幹部の政治介入を厳禁すべきです。その上で第二次大戦で被害の大きかったアジア諸国へも充分配慮した建設的な文章を用いるべきと思います。

次に日米安保の強化と相互防衛の約束ですが、最近の中国の軍事的圧力の増大を見ればそうすべきと思います。相互防衛のためには「集団自衛権」を認める法律を作ることになります。

これで日米安保だけでなくNATOとの協力も可能になります。ロシアに対してももう少し外交交渉がし易くなると思います。

韓国とアメリカは朝鮮動乱やベトナム戦争で共に戦ったのです。当然、強い絆で結ばれています。その事実を忘れないで韓国と外交交渉を進めるのが良いと思います。

さて次は原発問題です。

原発再稼働か原発廃止かの問題で現在日本人は過度に感情的になっているようです。これでは建設的な結論が出てきません。

原発反対派も賛成派もお互いに冷静になり、お互いを尊敬しあう態度が求められます。そうして相手の言い分を静かに考えることが重要と思います。

原発賛成派は日本が最貧国になると反対派を脅迫しています。反対派は放射能がやがて日本中を汚染して、子孫は将来この国には住めなくなると賛成派を脅迫します。

このような脅迫じみた意見の応酬が人々の心を荒廃させるのです。原発賛成派にも反対派にも感情的で脅迫的な発言が多すぎます。目に余ります。そのように感じるのは私だけでしょうか?

最後に日本の経済的不況の状態です。

安倍さんや自民党がいくら頑張っても不況だけがどうすることも出来ないでしょう。2つの理由からそれは明白です。

第一に経済はグローバルに連結しています。世界の経済が成長方向へ大きく転じ無い限り日本の景気が良くなる筈がありません。

第二に日本人にはハングリー精神が無くなってしまったからです。高度成長時代のように必死で働く人が非常に少なくなってしまったのです。

これだけは急には誰もどうすることが出来ません。ハングリー精神があるか無いかは個人的な問題です。個人の自由がこれだけ定着してしまった日本では政府が旗を振ったり、どこかの国のように街頭に看板をやたらに出して「為人民服務」などと騒いでも人々は動きません。

まあそんな個人主義が定着し、個人が尊重される日本に住んでいる幸をしみじみと想いながら昨日の散歩は終わりました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。

後藤和弘(藤山杜人)