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山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

塔岩川に生育するシダ植物  令和1年8月22日

2019年09月05日 | 番外編
 オオキツネノカミソリを見に行った塔岩川であるが同時に沢沿いに咲くシダ植物も見てきた。まだ分からないものが多く、間違っているものもあると思うが、自分自身の勉強のために掲載する。


    塔岩川の渓谷の流れ。ところどころ作業道が残っているが明瞭な道は無し。


    見に行ったのはこの花。オオキツネノカミソリ。


    その際にシダ植物も見て回って来た。これは普通に目にするシダ、ヤブソテツ(オシダ科ヤブソテツ属)。


    胞子嚢群(ソーラス)。オニヤブソテツ、ヤマヤブソテツなどがあるようだがまだ判別出来るまでの実力無し。ちなみにソーラスは4列のようだ。


    これも普通に目にするシダ、イノモトソウ(ホウライシダ科イノモトソウ属)。


    ソーラスはまだ出ていない。


    これも普通に見かけるシダ、ヤマドリゼンマイ(ゼンマイ科)。


    ソーラス無し。春に胞子葉を別に出す。


    これもそれほど珍しく無いことが分かってきた。イワデンダ(イワデンダ科イワデンダ属)。気になるのは一緒に生えている3枚葉の植物。これもシダの仲間か?


    ソーラスは小羽片の外寄りに配列。


    林道脇の岩壁にたくさん生えていたシダ。


    ソーラスは小羽片の真ん中前方に配列している。


    中軸に毛が生えている。これはイヌシダ(コケシノブ科コバノイシカグマ科)と思われる。図鑑には普通にあると書かれている。石空川渓谷で見たものはこれの毛が生えていないタイプのもののように見える。


    岩に2種類のシダが生えている。


    右側のシダのソーラス。これは石空川渓谷で見てきたものと同じイワトラノオ(チャセンシダ科)。


    分からないのが左のシダ。ありふれたシダのように見えるのだが?シケシダ(イワデンダ科シケシダ属)かその仲間だと思う。


    これも良く見かけると思うが分からないシダ。


    鱗片。画像を拡大して見ても形状の詳細は不明。


    円形の包膜があるソーラス。拡大して見ると小羽軸の鱗片は袋状に見える。おそらくオシダ科のヤマイタチシダかその仲間と思われるが詳細は不明。


    前出のイワトラノオに似ているが葉が細い。


    ソーラスはまだ出ていない。図鑑とにらみ合わせて葉の形だけ見るとコバノヒノキシダ(チャセンシダ科)に近い。見かけたのはこの場所だけだった。

 難敵は〇〇ワラビという名前のつくオシダ科カナワラビ属とオシダ属、さらにそれに似た形をしたシダのようだ。図鑑の解説を読んでも区別がほとんど分からない。これが区別できるようになると中級者の仲間入りが出来るかも知れない。

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