山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

ちょっとスミレ散策のはずだったが・・・ 大深沢川遊歩道  令和5年4月7日

2023年04月10日 | 里に咲く花
 いろいろなスミレがたくさん咲く大深沢川スミレ街道を何年ぶりかに訪れてみる。いつも歩くところとは違う方向の遊歩道を少し先まで歩いてみたいと思う。山歩き用のズボンを持って来るのをわすれ、スラックスにスパッツを付けて歩くことになる。ちょっとだけ散策のつもりで出かけたのだが、周回出来るだろうと思った遊歩道は大きな道路に出てから大回りしないと元の場所に戻れず、山道を短絡してやろうと思ったが途中で道が無くなり・・・!!


    白いスミレが咲いていた。これはマルバスミレだろう。


    アカネスミレはたくさん咲いている。


    やや大株のアカネスミレ


    アカネスミレに似ているが葉の形がちょっと違う。これはノジスミレだろう。


    お目当てのゲンジスミレ。それなりに咲いているのだが、大株は見当たらない。


    群生していたゲンジスミレだが、花はもう終わっていた。


    イブキスミレはたくさんある。


    イチリンソウの葉。花はまだだいぶ先になりそうである。


    ニリンソウの群落。


    満開直前のニリンソウ。


    ヤマエンゴサク、だと思うが・・・


    托葉を観察してみるとギザギザと切れ込みが多い。


    別の花の托葉も切れ込んでいる。ではこれはキンキエンゴサクになるのか?う~ん、分からないが、どっちでも良い気がする。


    看板には「ヤマエンゴサク」と書かれている。


    サイハイランがロープで囲われて保護されていた。サイハイランの花はまだまともに見たことが無い。


    これはキツネノカミソリか?と思ったのだが、近くに看板が立っていた。


    どうやらこれはユウスゲのようである。


    ワサビの花が咲いていた。


    たぶんこれはコブシであろう。


    花の裏に葉が付いている。結構目立つ大きな葉が付くようである。


    ヒメオドリコソウの群落


    大深沢川の流れ


    川沿いにセリバヒエンソウが咲いていた。


    橋を渡ってさらに上流へ行ってみる。


    胸突き坂。そんなに急では無い。


    ワダソウがちらほらと咲いていた。


    咲き始めたばかりのアケボノスミレ


    こちらには本物のキツネノカミソリがあった。葉が細くて背が低く、オオキツネでは無くてキツネノカミソリではないかと思う。


    外来種のヒレアザミだろう。


    こちらにもゲンジスミレがあった。


    大深沢川上流域


    ほたるの郷。この坂道を登り切ると大きな道に出た。


    石垣の隙間に生えたイワオモダカ

 坂を登り切ると大きな道に出た。その道をさらに登ると民家が立つ田園地帯に出た。GPSを持ち忘れたので携帯電話のグーグルマップを開いて位置を確認する。そのまま広い道を行けば周回出来るだろうと思ったのだが、かなり大きく回り込んでいて遠くなりそうである。山道があったのでそれを使えば短絡できるだろうと思ったのだが・・・その道は鉄塔巡視路で途中で終わっていた。さらにその脇道も、川沿いまでもうすぐ下りられそうなところで終わっていた。


    大きな山道だったので短絡できるだろうと思ったのだが・・・


    鉄塔巡視路で、ここで道は終わっていた。もう1本の脇道も大深沢川がすぐ下に見えるところの鉄塔で道が途切れていた。

 食料はスティックチョコ1個だけ、水は150㏄くらいしか持って来ておらず、既に2時間半行動していて時刻は午後4時半になった。あと1時間すると暗くなってくるであろう。これは来た道を戻ったほうが無難であろうということで、結局は周回せずに大深川沿いの遊歩道を歩いて戻った。結構汗をかいた上に前日の長い林道歩きの疲れもあって足が痛くなった。しかし、スミレだけでなくユウスゲやキツネノカミソリ、サイハイランなどが生育する植生豊かな環境があることが分かった。今まではスミレの季節しか歩いていなかったが、また季節を変えて歩いてみたいと思う。

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