スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(バカッターの心理)

2023-02-09 11:36:23 | 日記
2月9日(木)
 私には理解不能である。しかし大分昔の話だが戦前の中国を紹介した本で、稜遅の刑を執行されている男の絵葉書を見た事がある。その解説文に、その男は嬉々としていたと、書かれていた。
 稜遅の刑とは罪人を一寸刻みにして、出来る限り苦痛を与えて、そして殺す刑である。そんなものを受けるのに嬉々としていられる筈はないのだが、解説文では、周りの見物客がやいやいと騒いでいる、この男は今までの人生で一度も人々の喝采を受けたことがないのであろう、だから嬉々としているのだと書いてあった。
 半信半疑だが、まあそういう心理もあるのかなあと思っている。バカッターもそんな心理で自分を晒しているのかなあと思う。
 一つだけ心配なのは、彼らが仲間から強制されて、バカッターをやっているのではないかという疑念だ。スシローペロペロ男は気の弱そうな少年に見えた。苛めっ子に脅されてやったのではないか。或いは、昔Fランクの女子高生は極端な膝上スカートにしないと仲間外れにされると聞いたことがあるが、そんな強制を受けてバカッターをしているのではないかと思うのだ。

1 コメント

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引かれ者の小唄 (野々花)
2023-02-09 15:36:25
あまりに苦痛だと、痛みを通り越して愉悦の感覚に到達するんでしょうか。
「脱衣矛盾」という言葉もありますね。
「脱衣矛盾」が登場する支那の近現代小説を読んだことがあります。
精神勝利法で有名な阿Q は、最後の場面で「引かれ者の小唄」を歌うことができませんでした。
人間って複雑ですね。ほんとうは単純なのかもしれませんが。
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