夏には、あんなにスーパーマーケットの商品棚をにぎわしていたマンゴー商品も、秋の声を聞くころにはすっかりその姿を見ることもなくなりました。そして、冬には、マンゴーの存在そのものが、この世の中にはなかったかのように抹殺され、イチゴにとってかわられています。
そんな中で、気温が下がってきても、まだ商品陳列棚で生き残っているマンゴー商品があるんです。
それは、・・・アルコール飲料です。
マンゴー果汁入りチューハイ、カクテル、それから韓流ブームの影響でマッコリなんてのも見かけるようになりました。台湾で見かけたマンゴービールも、近いうちに日本で目にすることができるかもしれません。
そういうわけで、今回は、近所の量販店で手に入れることのできるマンゴー果汁入りアルコールドリンクをご紹介します。
ただし、予算の関係で、1缶200円(税込)までのものとしました。
↑ ① ASAHI カクテルパートナー(マンゴー&オレンジ)
*製造者:アサヒビール株式会社
*果汁:3% *アルコール分:3%
*特記:果実の粒が入っていると思いきや、これはグレープフルーツパルプというものでした。マンゴーのほかに、グレープフルーツ、オレンジが入っていますが、何となくマンゴー感があるカクテルでした。
*製造者:アサヒビール株式会社
*果汁:3% *アルコール分:4%
*特記:果汁としては、オレンジ、レモン、パイナップルのみで、メインはマンゴーリキュールです。マンゴーリキュールのマンゴーは、果汁何%かはわかりません。とってもフルーティーなカクテルですが、残念ながらマンゴー感はありません。
↑ ③ Takara CAN CHU-HAI直搾り(宮崎産完熟マンゴー)
*製造者:宝酒造株式会社
*果汁:1% *アルコール分:4%
*特記:果汁1%には黄金桃、白桃も含まれているようで、宮崎産マンゴーだけなら0.36%のようです。350ml缶の0.36%って1.26mlですから、ほんの一滴です。これでマンゴー感出るはずはないですね。缶の側面が波打っているのが特徴です。
↑ ④ Kirin CHU-HAI 氷結(やさしい果実の3%マンゴー)
*製造者:麒麟麦酒株式会社
*果汁:2% *アルコール分:3%
*特記:缶の側面の凹凸が結晶をイメージしたデザインになっているのが特徴です。果汁2%は、全てマンゴー果汁ということでしたので、マンゴーの風味を探しながら飲みました。
↑ ⑤ Suntry ぎゅっと搾りチューハイ カロリ。(マンゴー)
*製造者:サントリー酒類株式会社
*果汁:1% *アルコール分:3%
*特記:1缶77キロカロリーに抑えたフルーツチューハイ。アルコールを飲むのなら、カロリーは気にしたくないですね。しかし、何年たっても77キロカロリーから下がらないようです。低カロリーに抑えている割には、マンゴー感はありました。
*販売元:カルピス株式会社
*果汁:1% *アルコール分:3%
*特記:これは、おいしいカルピス・マンゴーです。アルコール分が3%も含まれていることを忘れてしまいました。パッケージも何だかソフトドリンクっぽいです。
*販売元:シーアンドブリュー株式会社
*果汁:2% *アルコール分:4%
*特記:アルコールが4%も含まれているのに、それを感じさせません。これは微炭酸のマンゴージュースです。
↑ ⑧ SUNTORY カロリ。カクテルスムージー(とろとろマンゴーピーチ)
*販売元:サントリー酒類株式会社
*果汁:12% *アルコール分:3%
*特記:果汁が12%と濃厚で、薄めのピーチネクターにアルコールが混ざっているようでした。これまた残念ながらマンゴーが迷い子になっています。「おーい、マンゴー!どこ行った?」
*輸入者・CJジャパン株式会社
*発売元:サッポロビール株式会社
*果汁:3% *アルコール分:3%
*特記:よくできたマッコリらしいマッコリです。しかし、3%あるはずのマンゴー果汁が行方不明です。
↑ ⑩ JINRO 本場韓国カクテルマッコリ(マンゴマッコリ)
*輸入者:眞露株式会社
*果汁:4% *アルコール分:6%
*特記:カルピスマンゴーにアルコールを足すときっとこんな感じかな。果汁飲料を飲むようにグイグイいけますが、6%のアルコール分は後からすぐにやってきます。
*販売元:台湾啤酒
*果汁:5% *アルコール分:2.8%
*特記:台湾名物になりつつあるマンゴービール。5%の果汁がジューシーで、ビールというよりもカクテル。日本での販売は確認できませんが、近い日にあり得るかも・・・。
過去にはこんな商品もありました。販売終了のもの、マイナーチェンジで再販中のもの、いろいろです。
*製造・販売:サントリー酒類株式会社
*果汁:1% *アルコール分:3%
*特記:旧パッケージのカロリ。中身は変更なしか。
↑ ⑬ SUNTRY チューハイ -196℃(ゴ-ルデンマンゴー)
*製造・販売:サントリー酒販株式会社
*果汁:**% *アルコール分:5%
*特記:フィリピンのカラバオ種ゴールデンマンゴーをつかったチューハイです。果汁はどのくらいだったのか忘れてしまいました。
*製造・販売:サントリー酒販株式会社
*果汁:15% *アルコール度:5%
*特記:あの有名フルーツ店千疋屋とのコラボレーションで、アルフォンソマンゴーとアップルマンゴーを使用しているらしいです。果汁15%は、なるほどの濃厚さです。
過去にはマンゴー缶詰を食べ比べました。詳細はこちらです
カゴメの「野菜生活100」、伊藤園の「充実野菜」と、野菜ジュースの中にマンゴー果汁をミックスしているものはたくさんありますが、こうやって「すっきりマンゴー」と前面に商品名が出ているのは初めて見たかもしれません。
お味の方は、確かに野菜ジュースの青臭さはなく、乳酸菌が入ってすっきりした後味ですが、マンゴーの味も風味も感じません。
マンゴー果汁の含有率は??で、これまた「客寄せマンゴー」の何物でもありません。景品表示法の不当表示に抵触しないのか、ちょっと気になりますね。消費者は、マンゴーがたくさん入ってると思って買ったのに、実はほんの少しだった。これって消費者に過大な期待をさせてないですかね。マンゴーの表示に飛びつくのは、きっとやまかづだけではないはずですが・・・。
↑ 総選挙をすることもなく、マンゴーがセンターをとっています。
↑ 果汁は3%で、その含有量の多い順番は「バナナ>リンゴ>レモン>マンゴー>パインアップル」となっています。では、一体マンゴー自体は何%?そんなマンゴーがセンターでいいの?
「愛のスコール」って、かなりレトロな響きがありますが、乳性炭酸飲料として今ももちろん健在です。
そんなスコールの製造元って、南日本酪農協同株式会社という会社です。この会社は宮崎県に本社があって、「デイリー」というブランドの果汁ジュースなんかをつくってますね。
さて、この「スコールマンゴー」、果汁1%にしてはマンゴー感がありますよ。「乳+マンゴー」がベストパートナーであることは、ここでも証明されました。
↑ よく見ると、マンゴーのイラストはお尻がくぼみ過ぎて、葉っぱが本体に比べてかなり小さいです。まったくやる気のないイラストが残念です。
↑ このマンゴー感を醸し出すマンゴー果汁は?販売者の所在地が宮崎県というのが気になります。
ブルーシールアイスクリームといえば、もう、誰もが知っている沖縄のアイスクリームですね。
かつては沖縄に行かないと、その味を楽しむことができませんでしたが、この10年ぐらいの間に、ずいぶん本州でも店舗が増えました。
私がよく利用する関西空港にも、このブルーシールアイスクリームのショップが出店、店長さんが、あの沖縄出身アイドル、早坂好恵さんということで、関西のローカルニュースでは、よく取り上げられました。(やまかづ自身は、店頭にいる早坂店長にお目にかかったことはありません)
この店舗では、アイスクリームのバリエーションは豊富ではありませんが、ブルーシールらしいドリンク類の品ぞろえはすごいです。
特にマンゴー系は、マンゴーを初めとして、マンゴーオレンジ・マンゴーミルク・マンゴーヨーグルトと4種類、それにフロート(ソフトクリーム)のバニラ、紅イモ、ミックスの3種類から選ぶことができるので、なんと組み合わせのバリエーションは、実に12種類。
やまかづは、マンゴーの風味を最大限に生かすことのできるベストパートナー、ミルクを加えた、「マンゴーミルク フロート(バニラ)」を試してみました。
↑ マンゴー感はさほどありませんが、ミルクとの相性はバッチリで、フロートもバニラならベストマッチです。また、タピオカも、のど越しつるんと、いいアクセントになります。
ただ、冷やすためだけのキューブアイスが5個も入っていて、これはもう見せかけの量を増やすための底上げ状態になっていました。
あの焼き立てパンの北欧が展開しているカフェから、季節限定デザートドリンク「マンゴーオレンジ スムージー」をご紹介します。
しかしながら、どうしてマンゴーにオレンジやパッションフルーツを混ぜたくなるのでしょうか?ちょっと酸味があるほうが、後味さわやかな夏のドリンクを演出できるからでしょうか。
さて、この商品もマンゴーにオレンジを混ぜて、完全にマンゴーの風味を邪魔してます。
そして、余談ですが、この商品のプラカップが縦長で不安定です。店頭のメニュー写真のように盛り込むと、スムージーがかなりカップから盛り上がります。そして、さらに不安定さに拍車がかかります。
下の写真は、飲みかけを撮影したのではなく、カップが不安定なばかりに倒れてしまい、中身が半分になってしまったものです。
顛末は次のとおりです。(やまかづによる再現イラスト)
↑ カップの形状と内容量、バランスが大切です。
ドトールコーヒーから期間限定で発売されている、「ヨーグルン マンゴー&パッション」を試してみました。
ヨーグルンって、飲むヨーグルト?なんてことを考えていたんですが、飲むヨーグルトは飲むヨーグルトでも、凍った飲むヨーグルトでした。
シャリシャリしたのど越しと、ヨーグルトの酸味でなかなかイケますが、いかんせん、マンゴー&パッションソースの量が少な過ぎます。写真のとおり、黄色の部分がそのソースなんですが、そこに行きつかないと、ただのヨーグルト味です。
だからと言って、黄色のソースの部分を混ぜると、もう、マンゴー味がどこかに消えてしまいました。
カップの中は、ヨーグルト+パッションフルーツの酸味マンゴーの甘味で、圧倒的に酸味優勢となっています。
↑ ビジュアル的にも、もう少しマンゴーを・・・。表面にも黄色がないとね。店頭のメニュー写真にはありました。
底の赤い部分が、ブラッドオレンジ、マンゴー、パイン、パッションフルーツの果汁をブレンドしたドリンクで、その上の黄色いトッピングがマンゴーピューレの果肉入りソースのフローズン部分です。
最初は、夜店のかき氷程度かと期待はしていませんでしたが、このマンゴーのフローズンソース、こってり濃厚なソルべとなっていて、なかなかのマンゴーでした。
逆に、底のブラッドオレンジを中心にしたトロピカルフルーツジュースは、ブレンドし過ぎで何だかよくわかりませんでした。残念・・・。
↑ マンゴーのフローズンソースがどんどん沈んでいって、底の赤いジュース部分と一体化してしまいます。完全に一体化する前に、マンゴーフローズンソース部分は食べてしまったほうがよさそうです。