前回のブログで、全日空香港線のボリュームが少なくなったような気がすると書きましたが、本当にそうなのか手元にある記録で確認してみました。
ANA香港線の機内食は、ずうっとトレーのサイズが一緒(フルトレー・1/1サイズ)なので、機内食全体のボリュームの移り変わりを比較しやすいと思います。
とは言っても、写真に残ってるのはこの10年間のみで、それ以前は記録も記憶も残ってないし、そもそも全日空には乗らずにキャセイ航空に乗っていたような気がします。
【2002年2月】
↑ 成田-香港 アペタイザーとしてスモークサーモン、プロシュートハムがセットされています。古き良き時代の「ザ・機内食」の名残がありますが、既に機内食の定番チーズ&クラッカーはありません。奥はそばとカットケーキです。
↑ 香港-成田 アペタイザーにはビーフパストラミ。奥のデザートにはホイップクリームとチョコプレートのトッピングが・・・。
【2004年10月】
↑ 関西-香港 アペタイザーから肉が消え野菜サラダに。デザートがミニ・クランチチョコになってます。
↑ 香港-関西 香港発ではかろうじてアペタイザーにはビーフパストラミが・・・。デザートもここには隠れて見えないほどのミニ・チョコバーがあったような・・・。
【2008年4月】
↑ 関西-香港 容器類変更。少ない量で多く見せる工夫が・・・。そばもアペタイザーも量が減ったような。デザートはミニ・クランチチョコからカッププリンへ出世?メインシッシュも容器変更で冷凍品になっているようです。
↑ 香港-関西 香港発が悲しいくらいにスカスカに。ミニ・キットカットがもの悲しいです。せめてクロワッサンサンドにボリュームがあって加熱してもらっていれば・・・。
【2012年9月】
↑ 関西-香港 今回の洋食の機内食。そばがなくなってデザートがカットデザートに。空いた容器にはバターのみが・・・。パンも前回からツイストから普通のバターロールに。
↑ 香港-関西 メインディッシュを和食にすると、サイドディッシュの並びが変わって幕の内弁当っぽくなっています。そばのボリュームをふやして和総菜を少なくし、また和食なのでパンをなくしています。コストは削減できて、見かけのバランスはいいような気がします。
どうですか、コストは削減しながらも、アイデアでボリューム不足を補おうとしているANAの姿が浮かんできますね。
こんな努力の結晶の機内食ですから、残さずおいしくいただきましょう。