建築・環境計画研究室 (山田あすか)

東京電機大学未来科学部建築学科

【設計コンペ】(外との新しいつながりをもった住まい)「悠融縁々」,「間・路」

2020-08-25 11:54:37 | □研究・設計業績(論文/プロジェクト等)

2020年度支部共通事業 日本建築学会設計競技 課題:「外との新しいつながりをもった住まい」

への応募作品です。

 

1.「悠融縁々」芝山竣也,清水力,加藤瑞紀,太田広奈,太田ひとみ

隣近所を外と捉えた新しい住まい

安心・安全・高機能で全てが住戸の中にある現代の一 般的な住宅は、「所有」 と「占有」の原則のもとで各住 戸の独立性を重視し,その閉鎖性が人々の関係の希薄 化をもたらしていることが懸念されている。

他方,共有 (シェア) による経済活動や住環境のあり方 が提案されつつある。その概念の拡大は,新しい生活や 関係性をもたらすが,公 (Public) /共 (Common) /個 (Private) の関係は互いに独立と考えられている。

本提案では、町並みに下町らしさが残り, 木密地域が現 存する東京都足立区千住に,公・共・個のグラデーションと重なり合いのもとに,利用縁がつながり多様な個性が 尊重される住宅群を提案する。この提案では,「共」を持つだけではなく「戸/個 (Private)」 に帰属する空間と 機能を 「共」 に開く選択を可能にすることで,住民間での 空間と機能の貸し借りが生じる。また共と公が交わる空間 を設けることで,機能と建築が新たなつながりを生む。

戸/個の占有空間を規程する壁は最小限であり, 可動式の壁によって住民は必要に応じて共の空間に対して個の 空間を広げることができる。 占有空間の伸び縮みは,家族の規模や暮らし方の変化を飲み込むバッファとなり,多様な人々が継続して住み続けることができる。 機能を介し た人と人の関わりや壁の操作は, 偶発的な空間構成や 居場所を生み,「住まうこと」「居ること」 自体がもたらす 緩やかな混沌が,多様な暮らしや関係性の土壌となる。

 

 

2.「間・路」吴ジュンソウ,張ショウコウ

 

 

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