建築・環境計画研究室 (山田あすか)

東京電機大学未来科学部建築学科

建築・環境計画研究室

この研究室は,2006年4月に立命館大学にて開設され,2009年10月に東京電機大学に移りました.研究テーマは,建築計画,環境行動です. 特に,こどもや高齢者,障碍をもつ人々への環境によるサポートや,都市空間における人々の行動特性などについて,研究をしています.

*当ページの文章や画像の無断引用・転載を禁じます*

久々に全員集合

2020-06-27 12:53:10 | 研究日誌

みなさん こんにちは

修士2年の榎村と申します。

コロナ渦で研究室メンバーとは合うことができない日々が続いておりました。

当方榎村は話し相手を探す毎日であり、たまにzoomでお話することしかできない状況に苛ついておりましたが、馴れてしまいました。汗

今日はちょっとした機会があり久々にパソコン越しではないメンバーの顔を見ることができました!

 

貴重に感じてしまいます笑

 

これからは研究室に曜日ローテーションで通うこととなり

ちょっとずつ、顔を合わせることができます。

他の人と話すことや文献を読むことで感化されるという研究室独特の環境はやはり魅力の一つだと思いますので、コロナがおさまるように気をつけていきたいですね。

 

さて、修士1年は学会のコンペを提出し終え、次は学部4年の卒業論文や卒業設計の中間提出・発表がありますね。

私を含めた修士1・2年生はできるだけサポートできればと考えております。

気兼ねなくご相談を笑笑

こんな状況になってしまった時も繋がりを保っていきたいですね

皆さん頑張りましょう!

ps.

研究室の大掃除したいですね

榎村でした!

 

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テーマを持ってまちを歩こう,の日々。6月12日まとめ。

2020-06-12 17:41:25 | 雑記

COVID-19感染拡大の防止のための外出自粛も段階的に緩和されてきました。自粛期間中から近所の散歩などは,運動や気分転換のために推奨されていましたが,ほぼ完全在宅勤務状態に比べると徐々に出勤の頻度も増えてきました。

建築学科3年生前期の講義科目「建築都市デザイン」では,『フィールドワーク ー書を持って街に出よう(佐藤郁哉,2006)』を引き,課題を通してテーマを設定し,まちを再度見直す機会を取っています。

日々の外出の時間にも,ちょっとしたテーマ/コンセプトを持ってみると,新たな発見や楽しみがあります。

そんな一人遊びの一週間を送ってみましたので,ご報告(Twitterのまとめです)。発見や楽しみはどこにでもある。知ることと見つけること,共有することで人生がもっと楽しく,豊かになりますように。

 

6月9日(火)

 

こんな感じで,何かあったら写真を撮ろう、写真に撮れるものはないかな、と思いながら歩くと普段は見過ごすものが目に入るものです。

テーマを設定すると,その「見方」の輪郭がはっきりします。算数も国語も理科も社会もやろう!って大変ですけど,今日は国語をやろう,と思うと集中しやすくありませんでしたか?そういう感じ。

 

 

もちろん,テーマ外のおもしろいものも見つけます。

そういうのを見つけたら,「これは次になんという言葉でくくったら(メタ概念の設定),シリーズになるかな」と考えると,ネタを発展させていくことができます。

 

 

この「星のなる木」のイメージを発展させて。

帰りがけにテラスに出てみたら,スカイツリーがきらきらしていたので。

ところで,都庁とレインボーブリッジが東京アラートで赤くなることは報道されましたがスカイツリーも赤くなるんですね。遠目から見えるから。でも遠くからでも赤いライトアップは見ませんでしたけど。外出していなかったから。知っていたら屋上から見てたかな。

 

 

夜道だからキラピカいろいろあるかな? と思ったけれど,意外とあんまりグッとくるネタがない。ルートとテーマの相性が悪かった。もっとザギン(死語)とか行ったときに設定したら良かったと思います。

 

ところで,テーマとは違うのにこの風景が刺さりました。

 

 

6月10日(水)

 

多分そんなわけで,「色」がひっかかったんですね。

翌日は色のことが頭にありました。朝食の準備の時に,素材の色をそのまま使う感じで5色つくれるかなあとやってみたらできたので,そうしたらこれは四神と麒麟の五行だなとそこはもうノリで。

 

6月11日(木)

このうち,一色だけ抜き出して,出勤途中に探してみます。天気が良かったので,黄色!

 

 

自然物も人工物も,いろいろな黄色があります。例えば赤を集めたら,別の物語が見えるでしょう。

 

ところでこの日は財布を忘れました。

 

あと講義準備をしていて,芝生滞在の距離感がふと気になってそういえばいま,withコロナの世界線で相互距離をとったピクニックが話題になっていますけど,もともとみんな相互距離取っていたじゃないと思って写真を探し始めたら,

環境行動ネタの未整理写真のフォルダが気になってしまい,それらのフォルダから写真ごとにそれぞれ適切なフォルダに振り分ける作業をしていたらトルコ・イスタンブールで見かけた本の形のベンチの写真をどこで撮ったのかが思い出せなくて気になって,トルコの写真を見始めたら面白くて,学生さんに階段の作り方を相談されていたので階段が引っかかって大階段・地形を利用した円形劇場を集め始めて,こういうことやってるから作業が進まないんですよ。

 

 

でもヒントがヒントにつながって複数のヒントがまとまってメタをつくってそれが上位概念としての今の興味関心や気になるキーワードの間にストーリーができていくことが「なるほどわかった」な瞬間なので,目先の作業の進捗よりもそっちに行ってしまいがち。

 

 

この写真を探していた。

で,この日,関東甲信越は梅雨入りだそうです。昼から雨。

 

6月12日(金)

 

梅雨と聞いたので(そして梅雨がイヤだなあとおっしゃっている先生がTwitterのTLにいたので),楽しめることはないかなと。

梅だれを作りながら,やっぱりまた,食卓に展開する物語を考えます。

 

父は去年亡くなったのですが,

日々の,あるいは人生を閉じていくことを物語として理解し納得していくプロセスとして捉える背景には,研究で引用、参考にしてきた、物語としての痴呆ケア(小沢勲,土本亜理子,2004)』や,E・キューブラー・ロスらの死の受容の五段階説や,グリーフケアに関する数多くの書籍等があります。

 

日々の暮らしも人生を閉じるプロセスも,過去の様々な出来事が積み重なって今日の食卓があることも,私には物語として認識されます。

歩きながら黄色いものを探すことも,キラキラしたものを探すことも,たくさんの写真のなかから階段を探すことも,パーツを見つけそれらに共通したストーリーを見いだすことが,全部つながっていると感じます。

設計でのコンセプトメイキング,コンセプトからの設計提案の説明,研究論文のストーリーづくり,研究論文群をまとめて本を書くこと,それらのすべてが同じことと感じられます。

 

さて出勤です。

 

緑から赤の若葉のグラデーションって,こんな配色,自分で絵を描きながらできないよと思ってしまいます。

まちには,日常には,美しいものがなんてたくさん。楽しいものがたくさん。

 

 

これはグラデーションを探しながら,他のテーマに移行したもの。グラデーションでもあるし,痕跡の表象でもある木の塀。

 

目の前のものを見ながら,過去認識したいろいろなものとの共通性や,組み込まれる関係性を考えます。知るほどに覚えるほどに,世界は鮮やかに彩られます。

 

建築史を勉強したら,それらのキーワードや建築要素を知っていたら,FFのプレイに別の楽しみが加わるように。

知ることは面白い。知ることと見つけること,共有することで人生がもっと楽しく,豊かになりますように。

 

毎日のただのつぶやきだけれど,それらを編むと物語がありますね。

 

  

学生さんよこれが私の,一週間の仕事です。

といっても明日は入試の仕事でまた出勤だ・・。明日のテーマはなんにしよう。楽しみです。

 

 

 

 

 

 

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研究室配属について2020

2020-06-09 17:02:59 | ☆研究室について

今年度の研究室配属は,zoom説明会とオンデマンド資料配付を元に説明されることになっています。3年生のガイダンス資料はこちら(学籍アカウントでのサインインが必要)。

この研究室は,建築計画・環境行動研究分野での研究・設計・実践を専門としています。両者は,スタンスが若干異なります。

建築計画研究 は,使われ方など人間の環境との関わり方を調査して,最終的に建物の空間構成等の計画指針を得るための研究です。

環境行動研究 は,建物という物理的環境を含む広義の環境と人間の関係そのものに着目し,その関係を読み解こうとする研究です。

この研究室では,両者のスタンスを持つことで,建物や空間を実際に使い,そこに住まう人々にとって居心地のいい空間や環境,使いやすい建物のあり方を考えています。

 

この研究室では,研究成果を活かした,設計や実践活動にも取り組んでいます。

例えば,児童デイサービス事業所での環境づくりや,保育所での環境づくりコンペ応募など。

研究と設計は両輪です。抽象化したメタ認知は,応用の幅を拡げます。具体的な実現のためのステップを経験することは,建築や都市のあり方を考えるためにもちろん欠かせません。

詳細や,他の取り組み事例は このページから 参照して下さい。

 

なかでもこの研究室では特に,自分では周囲の環境をうまくコントロールしたり,自分の住みよい場所を自由に選んだりできない人々を代弁して,望ましい環境や建築のあり方を論じるための研究に積極的に取り組んでいます。

それは,そのような視点での研究・実践においては,建築を通して,人や社会の役に立てる部分が大きいと考えるからです。自己満足の研究や格好だけの設計に陥らないために,本当に必要とされているのはなんなのかを考えていくという姿勢を表明するものです。

 

ただし。「いま」「現実の社会で」喫緊に必要とされていることだけを追求することだけが,「これから」や,「本質」につながることだとは思いません。

一見,単純な個人的疑問に思えるようなことが,素朴で当たり前のことに思えるようなことが,見方によっては大きな可能性をもっていることもあります。

例えば私は固有の居場所という研究シリーズからキャリアをスタートしましたが,どこかに人が定位するということそのものから,環境と人間の関係を考えようと,していました。それは現在の,医療・福祉・教育・居住のための施設や環境のあり方を考える研究室の専門分野につながっています。

また,最近の研究では,まちの居場所/結節点としてのカフェや,「一時的な住」である宿泊機能によって,地域の交流人口や関係人口,経済規模を維持する取り組みについてなども研究しています。医療・福祉・教育・居住をベースに考えていくと,そもそもまちはどのように維持されるのか,人々はどのようにそこで暮らすのかを包括的に考える必要があると思っているからです。

そういう意味で,とにかく医療系でなくてはとか,福祉系の研究でなくては,などの縛りはありません。研究テーマの選択は自由です。それぞれの興味関心に応じて相談を重ねて,一人ひとりの研究テーマをつくっていきます。


この研究室に興味のある方は,公開ゼミ(毎週火曜日1・2限 @研究室説明会と同じZoomミーティングルーム)か,研究室説明会(6/15月の5限,6/17水の5限,7/6月の5限 @同)に参加するなどの機会を得て,情報収集をしてください。ご相談をお待ちしています。

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院生が入館できるようになった。

2020-06-01 15:40:00 | 雑記
6月1日から,ステップの以降で,申請により院生が入館できるようになった。
 
 
オンラインミーティングで進めてきたグループワークでのコンペの,初めての対面打ち合わせ。
ホワイトボードが使える,模型を見せ合える。これが嬉しいことだと実感する日が来るとはねえ。
 



COVID-19との戦いの日々。
フィジカルディスタンスを保ちながら,ときどきは対面ミーティングも挟んで,がんばりましょう。
 
学部生の講義はまだ対面ではできないので(少なくとも6月いっぱいは),オンラインでできることを工夫しながら。
 
 
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