建築・環境計画研究室 (山田あすか)

東京電機大学未来科学部建築学科

建築・環境計画研究室

この研究室は,2006年4月に立命館大学にて開設され,2009年10月に東京電機大学に移りました.研究テーマは,建築計画,環境行動です. 特に,こどもや高齢者,障碍をもつ人々への環境によるサポートや,都市空間における人々の行動特性などについて,研究をしています.

*当ページの文章や画像の無断引用・転載を禁じます*

子育てと就労の両立に関するアンケート調査

2024-05-08 16:15:11 | 進行中の研究や計画

この度は「こども施設(幼稚園,保育園,こども園等)の子育て支援環境の整備と就労状況等に関するアンケート調査」にご回答いただき、誠にありがとうございました。

2025年4月以降、統計的な処理を行った上で、結果のご報告をさせていただきます。

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進行中の研究や計画 ver.2023.0714

2023-07-07 09:55:00 | 進行中の研究や計画

* 研究室でのプロジェクト,研究課題の一覧 * 整理中です

公的研究費については,日本の研究.com や KAKEN を参照してください。

 

■ 研究助成金,研究奨励寄付金による研究課題

 

■ 設計・計画等プロジェクト

環境づくりのリゾームサイト

 (こどもの保育,療養の場の環境づくりの工夫や意義をご紹介しています)

東京医科歯科大学小児科病棟 環境改善(空間デザイン)(2015〜)

レイモンド花畑保育園 環境改善(空間デザイン)(2016〜)

・【計画・設計】戦後復興期の民家 DIY改修(2019〜),論文での途中経過報告はこちら

・【計画・設計】保育学生のためのコミュニティスペース ぴたカフェ(2019〜),論文での途中経過報告はこちら

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■ 現在の研究課題は, 研究室について で,紹介しています。

 

 

 

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【総研(一般)】[ただ居ること]ができる[衣・食・住]の場とコミュニティ形成拠点に関する研究

2019-04-29 10:32:31 | 進行中の研究や計画

(概要)

 地域での支援のあり方は施設型から事業型へと転換し,自己選択的な生活スタイルが重視されている。一方,人口減少を伴う少子・高齢化の急速な進展のなかで,公助や自助を超えた共助・互助のコミュニティの構築が求められており,それを建築や都市が支援するためには,人々が場や行為をともにする,「共有される場」の役割が大きい。その場の魅力や共有の蓋然性を高める観点からは,ただ居ることができること(居場所性),機能が混在し偶然性があること,【衣・食・住】という日常生活に必須の行為が伴うことがより効果的と考えられる。これらを踏まえて本研究課題では,利用者,設置・運営者へのインタビュー・アンケート調査や観察調査によってこうした多様な「生活行為が誘発するまちの中の滞在空間:ライフコモンズ」の姿を捉えて機能にとらわれず横串で整理し,そのような場を建築・都市の観点からどのように支援できるかを検討する。その成果は,機能種別という枠を超えた,地域に必要な場の構築やその計画論に資するものとなる。

 

研究目的、研究方法など(抜粋)

例えば【衣】ではコインランドリーに喫茶スペースを併設する喫茶ランドリー,【住】では住まいを地域の居場所として開放する住み開きなどがある。さらに【食】では都市の居場所となるカフェ,高齢者など地域住民に安価に食事と交流の機会を提供するコミュニティカフェ,こどもや保護者に飲食や触れ合い,相談機会を提供するこども食堂,食を通じた異文化情報発信の場となる多国籍屋台村など,多数の例が挙げられる。こうした,日常的な行為の場によって生まれる心理的・社会的な互助の関係性やコミュニティは,地域の活性化や地域包括ケア,異文化共生の起点であり,人々の欲求の基盤的要素である所属と承認の欲求を満たす場となる。

 この視点から,本研究では,多様な「ライフコモンズ」を調査対象とする。これまでの研究で一定の事例を収集しているが,特に機能を複合する(○が重なる箇所に該当する)事例の収集に注力する。それらをもとに,図2のような研究フローで,研究を実施する。まず,Ⅰ-1事例収集によって広く事例を収集してⅡモデル整理を行い,典型例や特徴的事例を選定してⅠ-2詳細調査を行う。これらより,Ⅲ利用者・建築・都市の視点からの分析や概念の整理を行う。これらより,Ⅳ-1目的や機能が多様なライフコモンズの事例を横串で比較・整理するデータベースを作成する。また,Ⅳ-2そうしたライフコモンズの整備手法,検討フローなどの整理を行う。これらの成果を広く情報公開することで,地域や人々のニーズに応じた多様な実践や,議論への土壌となることを期待する。

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【科研(基盤B)】「利用縁」がつなぐ福祉起点型共生コミュニティの拠点のあり方に関する包括的研究(2018-2020)

2018-04-01 19:03:54 | 進行中の研究や計画

概要

 本研究では,生涯活躍のまち,地域共生ケア社会など持続可能な医療・福祉・生活基盤の再構築に不可欠だが具体的な整備方法が未整理である各種施策の目的を“介護/生活支援・医療看護・子育て支援機能といった複合的福祉機能を起点とする住人の互助的生活支援コミュニティの醸成”として統合的に捉える概念を提案する。この福祉起点型共生コミュニティとその拠点の,都市が縮退するなかでの地域の生活支援手段としての適切なあり方を学術的問いとし,建築と都市の両面から計画手法と検討フローを整理する。具体的には,地域性や機能・運営形態など多様な事例を収集・モデル化し,利用者ニーズ,事業利用によるコミュニティ(利用縁)形成,拠点の建築計画,都市計画・医療福祉資源配置,の観点で事例を検証する。この施策を横断した事例データベースのwebでの公開など新たな社会実装への手法を構築し,効果的な拠点整備や手法選択の支援,持続可能な社会基盤の再構築に寄与する。

 

研究の目的

 本研究では,福祉起点型共生コミュニティの概念によって地域づくりと医療・介護・生活・就労の基盤再整備の手法の統合的整理,その拠点形成のための計画手法の提言を行う【目的1】。また,多様な事例のモデル化を通して統一的視点でのデータベースを作成し,websiteによる情報発信など新たな社会実装への手法を構築する【目的2】。これらの達成によって,地域性に即した検討フローを共有し,コミュニティの多様性と選択性,相互の発展性を支援できる。また,この過程で得られる施設類型を統合した建築計画論,都市計画と拠点づくりの建築計画の一体的検討は,今後の建築・都市計画の学術的枠組みの一端を占める重要性をもつ。

 

研究メンバー

山田あすか(東京電機大学)(建築計画,環境行動)

大島千帆(埼玉県立大学)(社会福祉,居住福祉,生活支援)

小篠隆生(北海道大学)(地域再生,環境資産,持続可能性)

加藤悠介(金城学院大学)(建築計画)

古賀誉章(宇都宮大学)(環境心理・生理,建築計画・設計)

古賀政好(竹中工務店)(建築計画)

佐藤栄治(宇都宮大学)(都市解析,医療・介護施設配置)

土田寛(東京電機大学)(都市デザイン,都市計画)

菅原琢磨(法政大学)(医療経済,介護経済,医療計画)

西野辰哉(金沢大学)(建築・都市計画)

濱崎裕子(久留米大学)(地域福祉,コミュニティ,建築計画)

松原茂樹(大阪大学)(建築計画)

 

科研の該当ページ

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【住総研】「団地」の融解による地域マネジメントの探索的検討

2017-06-01 18:58:30 | 進行中の研究や計画

1)研究の目的

【研究の背景】

 そもそも「団地」とは,“一団の土地利用”の意味を持つ土地利用の一形態であるが,現在では一般的に“[一様の/類似した形態をもつ]集合住宅群またはそれらが立地するエリア”の意味で用いられる。戦後高度経済成長期の一定の住宅/環境品質・コストのもとでの住宅の大量供給手法として,この「(住宅)団地」は国内に多数作られてきた。

 近年では,各地の団地が経年と社会状況の変化に伴い,設備の陳腐化や老朽化,構造の既存不適格化など[ハードの問題]と,住民の高齢化やニーズとハード・立地等の不整合による空き家の増加など[ソフトの問題]の両面から,様々な問題に直面している。団地供給開始当初にもてはやされた“文化的生活”が一般化して以降は,景観的文脈をもたず地域に突如として大量・一様・安価に供給された初期の「団地」や「団地的なるもの」は,政策住宅としての供給の側面があったことなども背景に,周辺住民や建築・都市の視点からはときに揶揄や蔑視の対象とされることもあった。一方で団地は,その公共性や類似した事例が多数あるという共通性ゆえに,各地での建築家がプロデュースするプロジェクト型新築や建替更新,リノベーションの試みがそれぞれモデル性をもって捉えられ,多くの魅力的な提案や研究がなされてきた。また,昭和40〜50年代に開発された団地(敷地)が,いまや都市における貴重で豊かな緑やオープンスペースという資源となっていることがしばしばある。

 さらに,今日の「団地」のすがたを見ると,建築物としての有り様はすでに一般化して都市における違和感は薄れつつも,一群で存在することによる周辺地域からの分断,という課題を有していると考える。現在の都市部では,団地開発当時に“一団の土地利用”が可能であったという条件から,田畑や山林を切り開いてつくられた「団地」に人が住み,人口増とともに地域に人・モノ・経済の流れができ,購買施設や医療施設等の生活関連施設の誘致や,周辺の市街地形成の誘発につながったケースがしばしば見られる(例:図1)。

 

【研究の目的】

 こうした変遷のなかで,周辺地域からみた「団地」は“田畑の中にオープンに存在する集合住宅群”から“市街地に呑み込まれながらも分断された一団の土地”へとすがたを変えてきたと理解できる。この状況の解消によって市街地のより魅力的かつ効率的なネットワークにつなげられる可能性があると同時に,都市における貴重な大規模敷地でありかつ緑や空地を内包するという特性をもつ“団地という土地利用形態”はそれを活用した都市のリノベーションの起点ともなりうる。さらに,近年の都市・住環境マネジメントの大きな論点として,市街地の縮退・集約と,高齢者や障がい者・子育て世帯など要配慮者への広義の福祉的アプローチによる住宅供給,多様な人々が共助の関係の中で共存する共生型コミュニティの構築,が挙げられる。「団地」という都市の資産は,これらの複合的解決の基盤となりうると考える。

 これらを踏まえて,本研究では事例となる対象敷地を設定した団地とその周辺の居住者像や生活環境へのニーズの把握要支援者への生活支援系機能の配置計画を踏まえて,「団地」の融解と周辺地域とのネットワーク再編による地域マネジメントのあり方を検討することを目的とする。

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東京医科歯科大学小児科病棟 環境改善(空間デザイン)(2015〜)

2017-05-04 18:03:11 | 進行中の研究や計画

観察調査,アンケート,ヒアリング調査によって課題とニーズを整理し,

場所ごとの空間の提案,それらの空間を演出する物語を複数案つくって検討し‥と,

2年間かけて進めてきました。

 

 

 

諸事情あり,途中です。

物語はまだ続きます。床のステッカーも,まだ。

だんだん,少しずつでもよりよい環境をつくっていければと願っています。

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