建築・環境計画研究室 (山田あすか)

東京電機大学未来科学部建築学科

建築・環境計画研究室

この研究室は,2006年4月に立命館大学にて開設され,2009年10月に東京電機大学に移りました.研究テーマは,建築計画,環境行動です. 特に,こどもや高齢者,障碍をもつ人々への環境によるサポートや,都市空間における人々の行動特性などについて,研究をしています.

*当ページの文章や画像の無断引用・転載を禁じます*

『認知症ケア環境事典』出版されました

2009-04-30 14:50:15 | 研究日誌
(山田あすか)

編集に2年間かかりました・・・!


ついに 『認知症ケア環境事典』 が出版されました.

この本の中では,認知症ケア環境の基本的な考え方、あり方、
介護現場で問題となるさまざまな症状・行動への環境的対処について、
Q&Aの形式でまとめています.

例えば,
「うろうろと落ち着かない人がいるのですが,どうしたらいいでしょう」
という質問(Q)に,
「居場所を提供したり,スタッフとの関係がわかる場所をつくったり,
ご本人に役割を見つけていただいてはいかがでしょう.その方法は・・」
という環境・建築的側面からの解決策のアイディア(A)が
対応して,書かれているという具合です.

興味をもたれましたら,ぜひお手にとってみてください.



>ゼミメンバーのみなさん
謹呈本をいただきましたので,イーストにもおすそわけできますよ.

 


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ろんぶんのできるまで~

2009-04-30 13:24:09 | 研究日誌
(山田あすか)

『バクマン。』という漫画がありまして.

この漫画の単行本のなかで,ネーム(漫画の下図の下図みたいなもので,アニメでいう絵コンテみたいなもの=説明になっていないか.)が漫画になる様子が掲載されているのです.


これにあやかって,「論文ができるまで」をご紹介します.
データの分析や編集はまた,別の話です.
ちなみに,あくまでもわたしの例,この論文の例,ということです.
人によってやり方は全く違うと思います.


1.論文の構成を,制限紙面に合わせて考える.

この場合は,6ページに収めようと思って描いています.
横書き論文の場合,ページは通常奇数(右ページ)からはじまります.
見開き等も考えて図を割り付けています.
「背景」「既往研究」「目的」などの文章の分量をイメージしつつ,
それぞれの図にどれくらいの面積を使えるかな? と考えています.
紙面を開いたときの文章と図の対応関係や,複数の図同士の対応関係(図1と図3を見くらべながら読んでもらうとわかりやすい,など),全体としてのインパクト・演出効果なども考えます.

論文を書いていると,自分が今,何をやっているのかふとわからなくなってしまうことがあります.
論文の全体像(論理構成)の中で,それぞれの図や文章がどういう意味をもっているのかを意識していないと,おかしなことになってしまうことがままあるので,この”ネーム”がとても大事です.
論文を構想するときには,必ずこれを描きます.
また,その論文を執筆している時期には,わたしは対応する”ネーム”をずっと持ち歩いています.



2.構成イメージに合わせて図を作ります.

こういう落書きのような図イメージを描いてみて,イメージを固めてから,
Photoshop+Illustratorをつかって,きれいな図にしていきます.





3.再度配置
図の大きさがイメージ通りに納まらなかったりすると,
もう一度論文全体の構成イメージに戻ります.ネーム推敲のような感じです.



4.図を仕上げて,文章をいれます.



というわけで,ひとつ論文完成です.
さて,次の論文に取りかかりましょう.
 

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4月29日

2009-04-29 09:48:02 | 雑記
まつだです

トマトも芽が出てきました.うれしいです.
でもちょっと気になるのは,虫が飛んでいることです.
悪影響が出なければいいのですが...
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4月28日

2009-04-28 13:57:59 | 雑記
山崎

だいぶ前の写真からアップします!
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学童論文投稿しました~

2009-04-28 11:55:26 | 研究日誌
(山田あすか)

2007年度(08.03)卒業・渡邊佐帆さんの卒論の手直しがこのほど
ようやく終わって,学会論文集に投稿しました.
長かった・・一年.

こんな調子で,やり残した投稿論文が山積みなわけですが,
研究したことは発表しないと意味がないし,発表できるようなことを
研究しないと意味がない.
タダの自己満足や,学部講義のレポートあるいは中高生の感想文・作文
レベルの「論文」ごときで終わらないためにも,公刊を目指して精度
高い,密度濃い論文を書いていくというのは有意義と思います.
結果がどうあれ.

これは,論文生に課す目標であると同時に,わたし自身への枷という
ことです.
他の研究者にみせて,恥ずかしくないレベルにまでひきあげられるような
指導を.手抜きをしないこと.論文生の1年を,より有意義にすること.
あくまでも目標,矜恃ということですが(これは学生を自分の道具に
しないためのいましめ).

いや~.そこまでしなくてもいいですよ! という学生の心の叫びが
聞こえてきそうですが?
この研究室に入ってしまった以上は,あきらめてゴールまで走りましょう.
こつこつと.

さて,査読結果は2カ月後です.
 

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4月27日

2009-04-27 18:39:36 | 雑記
ミニトマトも芽がちょっとでました.
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4月27日

2009-04-27 18:33:33 | 雑記
2,3日見ない間にこんなに伸びました!もう本葉が出てきています.成長が早いなあ.
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現況報告

2009-04-25 03:26:08 | 研究日誌
(山田あすか)


都市計画学会に投稿する論文を執筆中.
データが届いてから締め切り(4月末日)まで10日ほどというスケジュールです.
しかも講義期間.
作業可能日は実質・・4日.

だから,研究室にはいま書類がわんさか山積みになっているのですよ,
と,あの惨状の言い訳.
(それにしても,たったの数日で,書類や本が山積みになるものだと嘆息)

ちなみに現状は,データの分類中です.
まだ分析の最初の1ステップを登り切れないでいるという.
夜明けまでになんとか日の目を見られる状態にしたいものです.

 
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4月24日金曜日

2009-04-24 14:01:44 | 雑記
まつだ

4月19日に研究室でまいた種が芽を出しました!!1週間も立たずに芽が出るなんてびっくりです.60日くらいで実がなると書いてありました.無事育ってほしいです.
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藤井あけみ:チャイルド・ライフの世界

2009-04-18 08:04:56 | 書架(療養環境関係)

2009.04.15 松田優

『チャイルド・ライフの世界』
こどもが主役の医療を求めて 

藤井あけみ 

新教出版社

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

*引用文
「信頼している両親やお医者さん、看護婦さんでさえ口にできないほど怖いものなのですから。このような環境の中でこどもたちは、常に死の影という得体の知れない不安に怯えていかなければならないのです。これでは本末転倒だと私は思います。主人公はこどもたちであって死ではないはずです。それなのにおとなたちはこどもたちから貴重な《死》を学ぶ時を奪って、かえって恐怖心を植えつけてしまっています。こどもたちの人生をこどもたち自身に返すべきです。そして人生最大の課題ともいうべき死を闇から光の中へ戻すべきではないでしょうか。こどもたちを孤独に陥らせないために。生きること、死ぬことを分かち合うために。そのためにはまず、おとなである私たち自身が、死から目をそらさない練習から始めていかなければなりません。」

*チャイルド・ライフ・スペシャリストの説明
保育士→「集団の援助」
チャイルド・ライフ・スペシャリスト→「個人の援助」
      こども中心の世界を創造
→今から考えようとしていることは、これの空間構成版
・「プリパレイション」:検査前、検査中の心理的サポート
           鉄則:うそをつかない ☆心の抵抗力☆


*本文中で気になった言葉
・遊びは生きている証
・面会時間の制限
・親がこどものケアに関われること、たとえ何もできなくてもこどもの傍らにいられること—これはまさに癒しのプロセスなのです。親にとっても、子供にとっても。
・「こどもへの共感」はたしかに必要だが、両刃の剣となり、チャイルド・ライフ・スペシャリスト自身をも苦しめる。
・患者である小学生とその兄弟姉妹のためのサマーキャンプ
・こどもは治療を受けるだけでがんばっている。
・おもちゃの力
 ・入院生活はこどもたちを被支配者にさせる
遊びの中では主体者に→遊びの中で味わった有能感、自己肯定感
・洞窟は子供の天国
・母子臨床
   「こどもをケアすることは、お母さんをケアすること
    お母さんをケアすることは、こどもをケアすること」
・「こどものしていることをそのまま描写すること。そうすることによって、こどもは自分が感じた喜びを再確認して、それが自信につながっていくの」
・こどもを一個の価値ある存在として尊重する考え方
→本来の自分に戻って
・こどもの「遊び」をどのように扱うかは、こどもをどのように扱うかと同じ。
・プレイルームだけは、こどもが本来の自分自身に戻れる場所として、病気のことも忘れられる場所として存在してほしい。
こどもにとって居心地のよい空間は、おとな中心の世界から遮断され「こどもの世界」として守られている空間(ドアは閉じる)
   ⇔
「見守るおとな」の存在。プレイルームに専任のスタッフが常駐すること。

*考えたこと、疑問
・普通の大人との違い 配慮しないといけないこと
 →親が大事。手術当日、病院からコーヒーとマフィン
 →こどもにとって「遊び」って。。??なんだ?
・病院での生活の中に、どのような種類のものがあるか。
  ○検査、説明、食事、遊び、おしゃべり・・・・
 ・ケアの幅(兄弟、親まで)が必要だ。



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細谷亮太:医者としてできること できなかったこと

2009-04-18 07:58:29 | 書架(療養環境関係)

2009.04.15 松田優

『医師としてできることできなかったこと』
細谷亮太
講談社+α文庫

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*一度読んでみたらいいなと思った本
患児向けの本 『君と白血病』
『チャーリー・ブラウンなぜなんだい?』(岩崎書店)

*本の中で心に残った言葉
・こどもにうそをついてはいけない(こどもの人格の尊重)
・こどもにいつも何らかの希望を持ってもらうこと
・こどもはそのときの身体の感覚だけをたよりに、ごく自然に未来を向いて生きている。
・病気のことを他人からとやかく言われるのは、とても嫌なものだ。
→知っている人と知らない人の差
・治療されるとき、なにをやられているのかきちんとわかっていないと結構恐ろしい。
・治癒が望めなくなったこどもたちもいる
・「早くおうちに帰りたい」

*考えたこと
・病気を治すこと、病気と闘うこと
=本人にとって一番望まれる形で生きること、生き方
                              ではないだろうか。
・聖路加国際病院の小児病棟では治療が終わった後にも関係が続けられている
→治療が終わった後も心の治療をしなければ。‘心のケア’が大事
・病気に対する周囲の目への対処の仕方
・医療者であろうと、家族であろうと支える人の重要さがわかった。
・病気と闘っているこどもたちと周囲との溝
 →きちんとコミュニケーションをとることが大事
・子供にも、親、兄弟が苦しんでいることがわかっている。
・細谷さん(著者)は、医療と、ケアと両方をしている?
でも、医者という立場上できないこともある。
(完全に病気のことを忘れさせてくれる存在ではないということ)
→先生も助からないと落ち込む。
・その病院を使うとき、居場所として考えなければいけないのは、
病院全体なのか、遊び場としてだけなのか、それとも生活全体なのか。


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返球をホームランしたい

2009-04-17 11:23:36 | 研究日誌
(山田あすか)

保育学会に投稿(09年1月)していた論文の結果が返ってきました.

いわく,
 「残念ながらあなたの論文は選にもれました」

・・・・.
抽選?

査読意見が付いていなかったのでハテナは倍増ですが
(電話して査読意見を開示してくれるよう依頼しました
 →理由もなく選に漏れましたと言われたら抽選かと思う)
選抜方式って初めて体験したかなあとビックリしたのでした.


・・でも考えてみたら都市計画学会の学会発表論文は選抜でした.
たしか選ばれても選ばれなくても査読意見は返ってきますが.


ビックリついでにサスガに悔しい気持ちも沸いてきたので,
すかさず別の学会に投稿しました!

また半年ほど結果待ちの期間です.

 

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1年を振り返って

2009-04-15 15:02:00 | 雑記
(渡邊佐帆)

みなさんこんにちわ。2008年度卒業生の渡邊です。

たった今同じ卒業生の青木さんとごはんしてきたとこです。
話にブログが出てきたので投稿してみることにしました。
決して忘れてたわけではありませんよ!?
えぇ、そう毎日忙しかったのです。そうなのです。

私は今某ハウスメーカーの営業してます。
働き始めてもう1年…あっという間に過ぎました。
学生の時よりも時間が過ぎるのは早かったなー毎日が仕事だけで終わる日々やしね…

今思うと学生の時にやっておけばよかったと思うことがたくさんあります。

まずは建築士や宅建などの資格。
仕事やり始めたら時間ない!夜中に帰ってきたら勉強する体力ありません…
睡眠欲に襲われます(泣)学生の時あれほど時間あったのに何をやってたんだろ…
後悔の嵐。

2つめは旅行かな。社会人はなかなか休めない。長期休みだと他の人とかぶって混むしお金も高い。
うん。学生の間に思う存分旅行行けばよかった。
お金なかったけど、社会人になれば休みはないけどお金は貯まるから親に借金するぐらいでもよかったかも(笑)

3つめはサークルとか習い事。たくさんやって毎日充実した日を送るべき。
社会人は毎日仕事だけで他のことが恋しくなってくる。私も大学の時はアカペラやってたけど今になってまたやりたいと思う。でもやる時間も場所もないしな。
悲しい(+_+)

とそんなことをいつも思いながら仕事してます。
仕事は仕事で楽しいんやけどね…

あっ!1年で6棟受注しました!

一応新入社員の中でトップです(^O^)今年も頑張ります!また近況報告します☆

長くなりましたが読んでくれた人ありがとう☆

こがくん!
私の言った3つの事項、学生の間に是非トライしてね(^з^)-☆Chu!!
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こがの就職活動日記(その3)‐今4月ですよね!?…あついです‐

2009-04-13 19:09:00 | 雑記
(古賀政好)

今日は前回グループディスカッションいった会社の選考に行ってきました.

グループディスカッションなんとか通りまして,
今日は会社見学と人事面接.

会社見学→社員さんとのフリートーク→面接 といった予定です.


3人で見学の予定だったのですが,1人来なくて,2人で見学.
一緒に見学をした人はグループディスカッションの時の班の人だったのでリラックスしてできました.

その時,やはり自分は建築学科なのだと思いました.
部屋のレイアウトや設備にやたら目がいきます.
「空調はここで一括して管理してるんですか?」とちょっとズレた質問.
でも,社員さんはステキな笑顔で対応してくれました.


その後は,また他の社員さんとフリートーク.
非常に話しやすい方で話も弾みました.
そこへ人事の方が来られてそろそろ面接始めていいですかと(笑)
特にフリートークの時間は決まってなかったようですが
あまりにも終わらなかったので止めにきたのです.


面接は一人ひとり行いました.今日の面接は75点かな.
学生言葉で話してしまってたとこがあるから今後の改善点.


問題はこれに通ったあとのWEBテスト…

今週は勉強に力を入れることとします!
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こがの就職活動日記(その2)‐え!?ご利用は計画的に‐

2009-04-12 20:18:24 | 雑記
(古賀政好)

今日は某独行法の一次試験。教養試験と小論文。

なんちゃって公務員講座を受けているので教養の問題を見たときにテンパることはなかったのですが、わからなかったです。。

しかも、試験時間150分のところを90分と勘違いして、そのつもりで時間配分。
わからない問題はとりあえずマークし、時間(90分)までになんとか終わらせて、終了の合図を待っていたのに合図なし。



そこでようやく自分が勘違いしていたのに気付きました。


その後,小論文だったんですが、それはなかなかいい感じに書けました。
「日本の雇用のあり方について自分の考えを書け」と。
論文対策の授業で雇用問題については一通り学んでいたのでしめしめ。

ただ文字数の配分をミスってちょっと短いかも…


落ちてると思いますが、なかなかいい勉強になって良かったです。

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