建築・環境計画研究室
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@oryomom いや、それが、そんなのありましたか?って。へなへな…
赤道直下のビジネス用の服装ってどうしたらと悩む2月の東京の朝。まいっか、シャツあれば…
大先生は、旅には古い下着を履いて行き、破棄してくるという。これに対し、外出先で倒れたとき下着が薄汚いと死に切れぬほど恥なので、外出先には美しい下着でというのが祖母の教え。連れ合いは、中とって古い下着で行って破棄して新しいので帰ったらという。この場合、倒れるとしたら、帰り道だね。
勢いで新学科設立して数年後、学内から「誰だこんな学科作ったの!」という声が出るのはありがちな話。 RT @sawa1722: うちの大学はもうダメです。昨年度新設した学科が定員割れでした。もうこの学科はズルズル行くでしょう。
RT @HYamaguchi: RT @ichiyanakamura: こんなことを大学自らじゃなくて法律で決めなきゃいけないことが問題だと思う。
「大学改革、学長に権限…教授会の役割を縮小」
bit.ly/1chJoHP
“@oryomom: 仕事と僕とどっちが大事なの?
などとアツアツのカップルみたいなこと息子に言われた…。” 私も「こどもと大学どっちが大事なの?」と聞かれます。「こどもはほっといたらしんじゃうものね?」と息子が言うんですが、大学もほっとくとしんじゃうんですよねえ…。
まぁ、うちの子は私しか責任とれませんが、大学は学長先生や理事会が責任者であらせられますので、私ごときが背負い込もうとするのは傲岸不遜に過ぎますので、「もちろんこどもたちだよ。私は大学にもこどもたちを預かっているので、みんな大事なの」ということにしてます。
“@oryomom: @yamada__asuka ママは貴方がとても大事だから、そのためにより良い世の中を作ってくれる人を育てなくちゃいけないのだよ、とでも言ってみますかね…。” 素晴らしい! 生物学的子供と、社会的子供が両方大事なのですよね。
@yamada__asuka うちの息子も大学を大きいお兄さんたちの保育園だと思ってる感があります。ママはお兄さんたちのお世話をしているのだと。まぁ、大きく違わなかったりして…?f^_^;
@oryomom 片付けてくださいとか予測して動きなさいとか約束は守りましょうとか、時間を無駄にするなとか、できることは自分でとか、言ってることは全く同じですね。
希望って、こういう話のことを言うんだと思う。
現在子育てや介護に忙しくて家の中が自分の世界になってる全ての人に読んでほしい!
「ママ、EUの大統領に会ってくるわ!」
ameblo.jp/kids-sports-cr…
建築と不動産の関係。
建築を建物のことだと考えると、建築は不動産よりも小さな領域になる。
しかし、建築を人間行動学と捉えると、ネット領域に拡大するので、不動産よりも大きな領域ということになる。
人間行動学としての建築にはまだまだやれることがあるんじゃないか?
メモ:
1月31日発売予定!
【日本建築学会 『こどもの環境づくり事典』】
■環境行動学や建築計画学の最新の知見をもとに、こどもが主体的に過ごすことを助ける環境づくりの方法をキーワードごとに具体例に紹介。
p.tl/pl44
まだ最終校正が終わってない本が、先月もう出てることになっていて慌てふためいた気持ち。いや、私は仕事止めてませんよ?
今朝はかねてより(研究活動の自発的趣味的社会貢献的拡張により)取り組んでいる小規模保育拠点のこどもに農体験を!プロジェクトで,畑の土起こしをしてもらう準備をして,こどもたちの元気な声を聞いて,大学へ。実践の機会があることはとても幸せなことであります。さて,デスクワーク開始。
飛行機に乗る前に必ず思い出す,高校の先生の小咄。「作家の向田邦子さんは,旅先で倒れた時“あの人は死期を悟っていた”などと思われるのが嫌で,出発前に部屋をわざと散らかしていった。だが彼女が航空機事故で亡くなった際,部屋はきちんと片付いていた」それで,片付けて行くべきかいつも迷う。
結果,中途半端に片付いた状態(せめてゴミが捨ててあるとか,その程度)で出かけることになる。あっ,これは片付けをしない言い訳じゃないんですよ。
そういえば助手の先生からこの間チョコレートをいただいたんです。ちょうど空腹だったので、感動のお礼とともにその場で開けて、よかったら一緒に、って差し出したんです。そしたら先生、迷わず唯一の赤いハートのチョコをパッと取られて…これは愛の告白ではないって、一瞬で悟りましたよ。ええ。
でもホワイトデーにはちゃんとお返しします。愛を込めて。 と、コンビニの売れ残りチョコたちを見ながら決意する月曜日の朝。
昔、休み時間はずっと図書室に籠もりっきりの子だったんですが、当時こんな学校だったら本格的に居場所なくしてただろうなぁ。 RT @knockout_ 図書館に制限があるのはつらい / “子供にとって窮屈な社会 - 仕事は母ちゃん” htn.to/J1iFbi
ちょっと前にRTした学校の図書室の話に関連して。
安全管理との兼ね合いが難しいとは思うけど、学校には「人目のない場所」があってほしいと、個人的体験から思う。次善の策としては「一応人はいるけど放っておいてくれる場所」かなぁ。
@mimixmix 中学生に,1人の居場所,みんなの居場所,悲しいときの居場所,楽しいときの居場所,そういうのありますかってアンケートで聞くと,「1人になれる場所はトイレだけ」って答えが多いの。多感な時期,進路も学習も部活もいろいろ悩みあったよね。それがトイレしか居場所がない。
@yamada__asuka かといって、闇雲に物陰作るとイジメだのカツアゲだのに悪用されるという懸念もわからないでもない。そのへんのバランスを、建物のしつらえを整えることで取っていこうとするアプローチというか考え方は、もっと広まってしかるべきだと思う。
@oryomom 突然ですが,あの2000年の十日町小学校プロジェクトの進行中,同校に通っていた小学生が,今や建築学科学生として本学に居ることが判明しました。ご縁と時の流れとは恐ろしいものです。
「色々探しまわりましたけど、幸せの青い鳥は家に居ました」という物語の教訓は、「どんなに幸せが近くにあっても、そしてそれが幸せであると理屈では分かっていたとしても、それを「幸せ」と認識するためにはものすごく色々なものを見てまわって戻ってくる必要がある」ということだと思っています。
DA Festa 2014,無事終了いたしました。ご協力いただいた皆様,講評していただいた先生方,ありがとうございました。これを励みに,一同さらにがんばって参ります!
ちなみに小職もアルパカをもふもふさせていただきました。かわいかったです… pic.twitter.com/xpygRFmz6h
手書きってどうしても思考の速度に手が追いつかないからとてももどかしいことがあるけど、その分、言葉を選ぶ時間がたっぷりあるから意外にデジタルな文字入力よりも沢山のアイディアが閃いたりする。そういえば最近手書きで文字書いてないなー
どんなことでも10年続けるとプロ並みの能力になるらしい。今から10年前、いくつでしたか。そのとき、得意だったのは何ですか。今でもそれは得意ですか。どんな些細なことでもいい、それはプロ並みの能力だ。その能力を活用できていますか。
大学を使い倒そう。大学教育の中身なんか意味ない、なんて言う大人がいるけど、18才くらいが良い環境与えると一年でどれほど伸びるか、本質に迫る力(体力も必要)を持ってるか、忘れちゃったか、機会を無駄にしてしまった人たちだから、信じちゃだめだよ。
古賀くんからの誕生日プレゼント。立命からの歴代全卒業生と一緒に過ごした記念日の場面集。すごーい!!ありがとう!!! pic.twitter.com/2ekqp4qEl7
DA Festaと院試がかぶっているので、設計の教員が揃ってないんですよね。それは本当に残念。でも学部入試専攻イベント目白押しで、その他の日程にもできないし…。しょうがないのかな。
昨日着けていたネックレスがないことに朝の仕事先で気づいて、悲しかったけどきっと厄を持って行ってくれたんだねと心を強く持とうとしている。今朝、鍋を移動していたらグラスに当たって、それがどうやら秘孔を着いたらしくてスパァァンと爆裂したのだけど、北斗神拳を極めるためには仕方ないよね。
悲しいことが起きても、それはむしろいいことを連れてくるに違いないと、考えよう。涙が溢れるほど忙しくても、至らぬと叩かれても、きっと夜明けのまぶしさがあなたを包む。DAFesta2014の開幕ですよ!徹夜明けの運営のみなさんお疲れ様です。朝です、起きてー。
DA Festa 2014,開催中です。本日2月21日は,アルパカが来ています。
13時から14時が一般来場者優先のふれあいタイム,14時半から15時が電大生優先のふれあいタイムです。そのあと、小学生さんたち優先でご案内予定です。
ご来場お待ちしております。
DA卒業設計展、今宮くんが選ばれています。 pic.twitter.com/K0R3JtVkc9
DA卒業設計展。高橋愛香さんも選ばれました。 pic.twitter.com/WR3x2AQcdR
アルパカさんはお帰りになりましたが、DA Festa2014は明日まで開催しております。どうぞお運びください。 pic.twitter.com/MoBxrb2Ti1
DA Festa、数学系列の先生がご来場くださったのでご案内していたら、うちの研究室の展示をご覧になって「あんまり数学使わなそうですね…」ポツリと呟く姿に胸キュン。来年度は確率統計ばっかりじゃなくて微積とか使ってみようかな(福祉施設の計画でどう使えるかなぁ)
@HikaruHori11 それで済むのは数年ですよ。そのうち,ぐうたらされたら蹴り出したくなりますよ。間違いない。
一本だけ,白髪が生えている。抜くと,一定期間後に同じところに,またひょこっと生えてくる。何度も何度でも。私はそれをど根性白髪と呼ぶ。
同僚の先生のお嬢様の誕生日が同じだとうかがい、思わず「それは…大変申し訳ありません…」と謝るなど。初めての経験。
“猫を虜にする”ダイレクトメールで開封率が向上:MarkeZine markezine.jp/article/detail… @markezine_jpさんから これは策士の名案だ
@r1k1ta9 白髪は抜くと増えるという説がありましたよね? 都市伝説?
同僚の先生にいただいたピンクのアネモネ、ふと思い立って花言葉を調べたら「待ち望む」。そうです、ご依頼の資料の提出期限をすぎ、待っていただいていたのでした。日付けまたぎましたが送りましたけど…誕生日プレゼント兼まさかの督促状。先生センスよすぎ。いつか真似しよう。
各方面からお花をいただき、食卓が華やいでおります。ありがとうございます。
※菜の花はスタッフがおいしくいただきました。
@yamaemi54it ありがとうございます!
定年まではあと倍あります。がんばります。
@oryomom ありがとうございます。今週な二回お化粧をしましたので、明日もがんばるとノルマ達成です。
今日からアラフォー。なので目標を決める。今日から、週に3回くらい、お化粧をする!おとなだから。たぶん二週間くらいがんばれる。
@assamtea 習慣がなくて…。よほどの時は、します。卒業式とか。
@assamtea お気遣いありがとうございます。だんだんおとなの階段登ろうと思います(いや、シンデレラ気取りなわけではなく。必要に駆られて)。学生さんたちは偉いです。毎日ちゃんとお化粧していて。 今日も成長ですね、がんばりましょうー!
研究室のみんながお祝いをしてくれました!ありがとう! pic.twitter.com/6ZV3SATq1F
同僚の先生方からも。感激。嬉しい。たくさんがんばれます。 pic.twitter.com/vTdqsWSL2L
@mimixmix ありがとうー。こういう年の取り方なら素直に嬉しいなぁ
"@KawakatsuM 小保方さんに続け…立命大が理系女子マガジン「Rikejo+R」発刊 sankei.jp.msn.com/west/west_life… … 立命館はおかねがあるなぁ・・・" おかねをかけてますねぇ…広報「には」。めりはりのある資金投入が強みなんでしょうね。すごいな。
@yamada__asuka 立命館がどういう資金配分をしているか私には分かりませんが、女子学生を大切にしようとしている(実際はわからないけど)、という姿勢は見えますね。
【一般入試(後期)地方入試会場のお知らせ】仙台・水戸・高崎・宇都宮・横浜・静岡に設置| web.dendai.ac.jp/news/20140215-…
東京電機大学一般入試後期日程の願書受付は21日までです。インターネット出願が割引があってお勧め!!
論文の打ち合わせと論文執筆の午前中。平和だ。午後3件会議はしごなのと学生(就職決まって修了予定)に言ったら,「就活みたいですね」ですと。そうだね…就職してもずっとはしご続きなんですよ。それと時々はしごはずされたりするんですよ。気をつけてね。
そういえば今日は朝から「さいれ言葉」をたくさん聞きました。やらせていただきます、入らせていただきますが○。使役の表現にして、「さ」が入る場合には入れる(例えば進めさせる)、使役にしたとき「さ」が入らない場合には入れない。就活の方、院進学される方、社会に出られる方、お気をつけを。
2年がかりの論文がまとまったー!(正確には,1年間は,続き論文のひとつ前が掲載決定になっていなかったのでほぼペンディングだった) ずいぶん前からコツコツ進めている論文なので,いまさら「図表は英語で書いて」と言われても対応できないんである。委員会の方,推奨に留めておいてください・・
abstract(100words)とsummary(600words or less)を要求するのは効率がいいのかな? summary 300wordsくらいで冒頭に置けばいいのでは・・。それと末尾に600字程度の日本語の「まとめ」を必須にすればいいんじゃとか。
それはともあれこの「summary(600words以内)を必須化改革」の成果の科学的検証を心から楽しみにしております。日本建築学会論文集編集委員会御中。
東京電機大学建築学科・専攻展DA Festa2014は、今週21日金曜日・22日土曜日の開催です。会場は、北千住駅徒歩30秒、東京千住キャンパス。もちろん無料です。学生たちの悲喜こもごもをどうぞお楽しみください。設計作品のみならず、研究室ごとの研究やプロジェクト紹介もございます。
DA Festa、今週末です。1、2年さんも先輩たちの作品や研究成果を見ましょう。進路や将来を考えると材料になりますよきっと。修論と卒論はやっぱりモノが違うよね…とか、よくわかる。はず。3年さんは来年からのイメージを明確にするために、自分の研究室や卒計を中心に見るかな?
そうなの?仮面ライダーなのにダンスがテーマなの?必修化されたから?教育要領…(レンジャー系のも過去二期踊っていてそう思ってたのだが、ライダーまでとは)
研究日誌0216 blog.goo.ne.jp/yamadaasukalab…
花が欲しいけど贅沢品だよねと呟いたらほうれん草でも活けたらと連れ合いが言うのでそりゃいいねと野菜コーナーの菜の花と小松菜を活けていたら、連れ合いからこれが届いた。我が家では今日からこれがほうれん草。 pic.twitter.com/kvVdUMqxhP
こんにちは。
ブログの更新が2014年初となってしまいました,年オンナのM1こばやしです。
遅れすぎて,ついにはOBヨコイにまで更新を先に越されてしまいました。すみません…
さて,年が明けてから,卒論,卒計,修論…みなさん,おつかれさまでした!!
今日は,そんな忙しさから明けた最初のにちようび。
こんなに,人がいない研究室…!!
心なしか,とても寒いですね。
そして,わたしたちM1エリア。人影アリ!!
今日はDA Festaの打ち合わせで学校に来ました。
今週末の開催に向けて,がんばっています!!
DA Festaブログの更新もしたので,よければこちらもご覧ください☆
http://blog.goo.ne.jp/tdudafesta
日曜日も残りわずか。今日はゆっくり休んで,明日からがんばっていきましょう!!
Next Blogger☆しょーちゃん お願いしまーす。
本日の修論ポスターセッション@千住キャンパスは「やるけど来られないなら無理に来なくて良いからあとで遅延証明書なりを提出して下さい」だそうです。来たくないは通用しないそうです。 風雪の流布,風氷被害著しいですががんばって。キャンパス周辺はかき氷の最後みたいなシャーベット湖。
@mimixmix それは大丈夫でしょう。webキャプチャなり魚拓でダメなんてことになったら「東京電機大学」の名が泣きますぜ。大切なのは行きたいけど行けないんですという姿勢だってことですね。
修論ポスターセッションおつかれさまでした。雪のせいその他で、ご来場のお客様が少なく残念でしたが…
懇親会で美味しいもの楽しいお話、開放感、 満喫してください。
来週は学科・専攻展DA Festaです! pic.twitter.com/AuOUaBldj2
演習で出てた問題なのか…… そりゃ勉強不足だ. > .@uncorrelated さんの「ある学生の零点が数学教員に衝撃を呼び起こした!」をお気に入りにしました。 togetter.com/li/629899
昨日は今年度の卒業設計講評会。
当事者のみなさん,お手伝いの皆さん,お疲れさまでした。
ご指導いただきました先生方,ありがとうございました。
結果として,得票数だけでみれば今宮くんが1位(11/11)と,高橋愛香さんが4位(9/11)と,とても高く評価していただけました。
(おそらく投票者は全員で11人・・のはず。得票数は確かです)
高橋鉄平,熊本さん,西条くんもがんばりました!
なおこの成果は本人たちとお手伝いのみなさんのがんばりとヒラメキと汗と涙ともろもろと,
それからご指導いただきました河本先生と佐藤裕先生のご尽力の賜物です。
プレゼンでは古賀誉章先生にもご指導いただきました。
みなさん,本当にありがとうございました。おつかれさまでした。
まだ終わらないのですけれど。
今回は雪のせいで,最後のトーナメント戦(教員同士の作品の押し合いで,議論をします)ができず,きちんと講評を伝える機会がありませんでしたので,この辺に書き残しておきます。
今回は計画系の活躍が目立ちました。とってもいいことです。
形ばっかりでもダメよねということ。
でももちろん今年の5人は計画的プログラムに加えて,それを形態として,建築としてどう具現化するかということに腐心していたので,そこが評価されたのだと理解しています。
同じく計画系の,積田研の学生さんもです。とってもよかった。
むかし,「あったまばっかりでも,かっらだばっかりでもダメよね。」というCMソングがありまして,私どもの世代ではこれ脳裏に染みついているのですが,まさしくそういうことだと思いました。
ただときどき形態の力強さや新しさ,企画の深長さでプログラムなどは吹き飛ぶような評価がされることもあって,それも建築の力だし,おもしろさですね。
そこまでには至らず,形態ありきで,できた空間に機能を入れる(それも,室名を入れるだけとか,それらしく家具を入れて見せるだけとかどまりで,成立していない)タイプの提案が散見されました。卒計でこれを求めるのは酷かもしれないのですが,一見建築の設計がウマイと思わせてくれる人ほど,「そうじゃない」「それでどこまで通用すると思う」とツッコミたくなりました。成長を願えばこそ。
あ,それはわたしが計画の教員という立場で見ているからです。そういう授業している立場だからです。(個人的には,ただただ綺麗なだけの建物とか,吹き出すくらい突拍子もない造形も,好きなのです。)
今回,今宮案は機能の調和と共生を図りました。「ただ一緒にあるだけ」のような複合施設ではなく,半融合施設です。「高齢者とこどもが一緒に過ごせる施設」といった良くある,そして実際にはそのような場面は成立しない画餅ではなく,個々がそれぞれの機能や空間,活動,場面をもちつつ,互いに手を伸ばし合って共にあることを目指しました。
彼は光が丘団地というある時代を象徴するエリアを対象敷地に選び,機能や敷地利用の解体・純化によって造られてきた近代計画的都市のあり方に対する,またその反動としてのニーズやリズムが異なる機能をとりあえず一緒にしたらいいんじゃないかという提案に対する,第3局を形にして見せてくれたわけです。(教育や福祉の世界で言う,exclusion→integration→inclusiveの流れですね)
それを,機能の軸(保育所,コミュニティセンター,デイケアセンター,図書館)と活動の軸(インターフェイス,光と風の軸,サブ動線,メインとなる活動エリア)を直交させて織るというシンプルなダイアグラムに落とし込んでいます。
そのダイアグラムをもとに,織るというコンセプトによって生じる立体的なつながりと距離感を丁寧にデザインし,建築化しています。
問題意識・解決方法・設計としての昇華,一連の解として秀作だと思います。
高橋愛香さんの案は,過疎化が進む奥多摩の小学校を設計対象に選び,まちの既存施設(図書館,体育館,スーパーなど)を地域・教育資源としてそれらをつなぐループ状小学校を設計しました。
建物全体の構成が地域施設や地域コミュニティの核としていかに地域と共にあれるかという提案のみならず,小規模クラスを前提としながら,個別学習と一斉学習がいずれも展開できる新しい学びの場としてのクラス周りユニット計画の提案も行っています。
地域特性や地域資源の様子を丁寧に捉え,「本物」に触れ,「個を尊重されながら」「自発的」に学ぶ場としての学校のあり方を真剣に考えた,力作です。
高橋鉄平案は,廃校になる中学校をこどもの遊び場+コミュニティ施設として再利用する提案(児童館+子育て支援センター+コミュニティ施設)。ダイアグラムで時系列に利用の様相を整理したプレゼンがよかった。
西条案は,地域コミュニティの核となる小中一貫校の提案。横浜みなとみらい地区を対象に,俊治区との対応をしっかり考えている点,6-3-3制の柔軟化のなかで,こどもの学びのフェーズから4-3-2制を提案し,それを設計に持って行っている点がよかった。
熊本案は,吉祥寺の商店街沿いの街区の”あんこ”部分を,「住商混合」「コミュニティ形成の拠点」として共同化する提案。賑わいの軸としてのBoneVoid,環境を担保するための仕掛けとしてのBufferVoidの提案がされました。
いずれの案からも,「学校」とか「保育施設」「集合住宅」なんていうくくりでモノを考えたり,教えていたりしてもしょうがないんじゃないの? という強烈なメッセージを感じます。その通りだと思います。
学生からは教わることばかりです。
高度に複雑系の問題に果敢に取り組み,それぞれの興味関心や経験,問題意識に応じてすばらしい成果を出してくれました,5人ともお疲れさま!
さて,学内の講評会は終了しましたが,
外向きの講評会(DA卒業設計展)は来週2月21日(金)から開催で,翌週3月1日(土)に外部の先生方をお迎えしての講評会です。
ブラッシュアップがんばって!!
雪だ… 卒計のみなさん、絶対遅れたらいけませんぞ、転ばないように気をつけて。
卒計、講評会!語る山本先生。 pic.twitter.com/b5ySDzLWfI
今年、投票でトップいただきました。今宮君!おめでとうおめでとう。よくがんばったね。高橋愛香さんも高位選抜、おめでとう。ご指導いただいた河本先生、佐藤裕先生、ありがとうございました。後輩の皆さんもありがとう!! pic.twitter.com/qaVgmp3mLE
一等を決める=自分のスタンスを宣言することです、と力説される川嶋先生。 pic.twitter.com/qsJMXO1QYU
安宅先生。形態と機能の建築的レベルでの融合(今宮案)、文化と結びついた生活や活動が建築によって体現されていること(菅谷案)の大切さを語られています。 pic.twitter.com/BniXXmb5rm
月島で段階的コレクティブハウスへの展開、渋谷で建物と地下の解体、郊外都市での農園を近づける案、もいいです。バイ安宅先生。
作品を楽しむ態度、建築の持つ力に臆しない態度がみえた案も好きでした、竹原、鈴木、前川。と河本先生。菅井君の案はプレゼンがよくわかりました。 pic.twitter.com/j6FT8y3V2Y
佐藤裕先生。気になったことは、設計のできる人ほど、共有できるプレゼンや提案ができていないこと。共有できる価値観としては、高橋愛香さん。贔屓目もあるかも。技量という意味では、下北の福島くん。街のスケール、機能のデザインの融合がいい。 pic.twitter.com/FpR2XbqOlA
古見さん。他大も見ているけど、計画はできていても設計になってない人が多かった。建築の正義とのせめぎ合いがあるのか。正義だけでは、求められるもの以上をつくれない。学生のうちは考え方と姿勢が大事。高橋愛案、井上案、斉藤案に可能性を感じた! pic.twitter.com/5Gqwez0XAy
再び山本先生。これは始まりに過ぎないぞ、人生には終わりがある、ということを自覚せよ。時間には限りがある。少年老い易く学成り難し!がんばれ!! pic.twitter.com/RZhZdEOjEQ
積田学科長。設計と研究の両立を証明してくれた学生たち、ありがとう。それは別のものではない! pic.twitter.com/PN44fJO4du
今日は大学の職員会議。学生さんが思っている以上に毎年先生達が「どうやってこの楽しさを伝えよう」と真剣に議論する日。その後は先日大雪で出来なかった卒業設計の授賞式と懇親会でした。苦しんでもやり抜いた卒業設計とその頃の思いのまま教えている先生達が、重なって見えました。
ため息をつくと幸せが逃げるという説と、ため息つけばそれで済む後ろだけは見ちゃダメという説と、あるわけで。価値観も人生の教訓も多様ですねえ。