建築・環境計画研究室 (山田あすか)

東京電機大学未来科学部建築学科

建築・環境計画研究室

この研究室は,2006年4月に立命館大学にて開設され,2009年10月に東京電機大学に移りました.研究テーマは,建築計画,環境行動です. 特に,こどもや高齢者,障碍をもつ人々への環境によるサポートや,都市空間における人々の行動特性などについて,研究をしています.

*当ページの文章や画像の無断引用・転載を禁じます*

久しぶりの大型ぶんせき.

2009-12-27 07:53:53 | 研究日誌
(山田あすか)

データ量の多い分析を久しぶりにしました.
分析というかまだただの分類整理ですが.

こういう作業は時間をまとめてつくって
一気にやらないと
全体を掌握しながら部分を決めていくというような
整合性が取りにくくなるので
なかなか最近できません.
(小さいのはちょこちょこありますが)

これもかれこれ2ヶ月ばかりも時間が空いて
ようやく取り組めたものですが
やってみると楽しいものです.
うん・・・だからこういう仕事に就いているはず.

ひとまず一区切りで,大ゼミに備えます.
みなさんもいま,こういう楽しい・・楽しいけどつらい・・
辛いけど楽しい作業の真っ最中ですか.
 


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この善き日

2009-12-24 15:16:10 | 雑記
(山田あすか)

はじめての印税・・・!

忘年会でつかいましょう.




『認知症ケア環境事典』の今年分の印税とのことです.
これ以上増刷という話も聞いていないので
これが最初で最後の印税なのではないかと・・.

ちなみに,皆さんの飲み代には全然足りないくらいの額です.ええ.
額よりも気持ちですよね.
この本を買って,読んでくださった方がいたという,それが嬉しい.
 

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現行原稿

2009-12-20 10:30:48 | 研究日誌
(山田あすか)

先日,原稿の依頼をいただいて,「生む/生まれる空間」というテーマで書いたのですが,
次にいただいたのが「こども福祉施設の小規模化と地域との関わり」というテーマ.
(これは先週脱稿しました)

こどもづいてるなと思っていたら,今度は別のお話で,
「家・施設・地域で育てる」というテーマをいただき(2010年1月末〆),
もうひとつ別のお話で
「子育てのできるまちづくり」
というテーマもいただき(2010年1月中旬〆),

高齢者イヤーとして明けた2009年はこどもイヤーとして終わり,
2010年もこどもイヤーとして明けるようです.

・・原稿のご依頼ありがとうございます.
そちらのほうにニーズがあるんですねきっといま.
がんばります.

 
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テキスト 再校

2009-12-11 23:12:25 | 研究日誌
(山田あすか)

初稿に赤入れをしたものが返ってきまして,つまり再校です.
再校なのにいろいろ赤が入ってすみません >編集様

最後に念校がありまして,来春にはできあがるという予定です.
来年の講義には間に合いそうです.
楽しみです.

そう,それだけを楽しみに..再校 コリコリ.
あっ,また変なところを発見..コリコリ.

 
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狐育て?

2009-12-05 18:52:12 | 雑記
と、一瞬みえた。
「孤育て」

少子化・核家族化が進み、子育て経験や子育てモデルが身近になく、子育てを分かち合える仲間や友達もいない…

不安で、負担で、心身にきついですね。

街や建物や空間のデザインで、お父さんお母さんやおじいちゃんおばあちゃん、
こどもたち、保育者を助けられたら…というのが我々の立場ですが、
最後は「関係のデザイン」「場の演出」になるのかな、
と思います。

それって物理的なアプローチだけではできないわけで…

研究・教育者としての「専門性」を考えると、どこまでが守備範囲だろう?
(全体を守るなんて、できっこないのだから、各人がそれぞれの技量をあげて分をまっとうすべきことをスポーツは教えてくれる)
じゃあ誰がわたしの仲間だろう?
ゼミの学生さん?研究者仲間?他分野のかたたち?
そうか、やっぱり孤じゃだめだ。

などと…とりとめもなく考える帰路でした。

山田あすか
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ある朝,青色の電車に乗って

2009-12-04 08:04:28 | 雑記
(やまだあすか)

2009年,12月,いつかの朝.都内某所でのことです.

いつものように満員電車.
ドアが開き,車内に1人の少年が元気に飛び込んできました.小学生であろう男の子.
「~~~~!」言葉でない,声を上げて(必要以上に)ぎゅーっと周りの大人たちを押しのけて.
おそらく,軽度の発達障碍があるのだろうなという様子です.
大人は何も言いません.もちろん,男の子を押しのけたりもしません,
何事もなかったかのように,発車を待ちます.

しばしの間があって,今度は白杖の男性が入口の前に立ち,入ろうとしました.
「だいおぶですか」
男の子が両手を広げ,背中でそっと周りの大人たちを押しながら男性を迎え入れました.
なんの迷いやためらいもなく,あっさりとした間で.
「ありがとう」
ちょっと意外なニュアンスを含んで男性が答えました.

男の子は,何事もなかったかのように大人たちに混じって電車に揺られ,
次の駅で元気に飛び出していきました.



「健常」な大人たちは何も言いませんでした.(後方1mくらいで一部始終を眺めていた,わたしを含めて)
男の子にも,白杖の男性にも.
乗り合わせた誰に対してでもするように,お互いの場所を調整は,していたでしょうが.

通りすがった相手に障碍があることを前提にした発言を,大人は口にしません.
それは都市生活者のマナーだからでしょうか? 社会人としてのタブーだからでしょうか?
ノーマライゼーションという言葉があります,障碍者を差別してはいけないという概念があります.

何事もなかったように居合わせるのがノーマライゼーションなのでしょうか.
相手に合わせて声をかけたり適切な支援をして,
それが「何事もなかったように(自然に)」目に映る光景がノーマライゼーションなのでしょうか.


用事があって,こども(2歳)を連れて混んでいる電車に乗ったとき,
ドア脇に立っていたサラリーマン風の男性が「端の方がいいですよね」と声をかけて,
その場所を譲ってくれました.
つかまるところがありますし,こどもが大人の間に立たなくてよいのでとても助かりました.

ベビーカーで駅の階段を前にしていたとき,仕事着の男性がベビーカーを階段の上まで
運んでくれました.とても助かりました.
その人はいったん降りた階段をまた上ってくれて,そしてまたパタパタと階段を下りて
電車に乗り込んでいきました.仕事へ向かう途中だったのでしょう.

エスカレーターで助けていただいたことも,エレベーターでドアを開けていていただくことも,
あります.とても助かります.とても嬉しいです.

街中や電車の中でこどもを連れているときに,声をかけられると,
そこにいることを認めてもらっているような気がします.歓迎されている気がします.
(それは「負い目」の裏返しでもあるでしょう)

そういうふうに感じるのは,わたしだけでしょうか?


こどもやお年寄りに配慮をするのは,ずいぶん自然になってきているような気がするのですが,
障碍をもっている人に対してというのは,まだこなれていないのかな? と思ったのでした.
「当たり前のように接して」
ということを,「障碍がある」ことを含めて「当たり前に」接することだと考える人は,
当事者の方を含めて多いのか少ないのか?
声を掛けられたら嬉しいのか,なにも言わずに放っておいてほしいのか?
それも人によってちがうのかな,洋服屋さんで店員さんが説明に来てくれることを嬉しく思う人と
萎縮してしまう人がいるのと同じように.

「どうしなきゃいけない」じゃないのかしら?

いろいろ考えがわきますが・・
わたしはその日,一番優しくて,素敵だったのは,あの男の子だと思いました.

おわり.

 
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総合支援学校の観察調査

2009-12-02 20:37:53 | 【雑感・寄稿文他】建築・都市・環境探訪

(古賀政好)


昨日,今日と卒論生の小池の手伝いで総合支援学校の観察調査に行ってきました.

調査は小学校1・3・5年生の動きや滞在場所,活動内容,先生や他生徒との
関わりを見るものです.

調査時間はこどもたちが登校してから下校する(9時~15時ころ)までです.

ボクが調査をしたのは5年生のクラスでした.

5年生クラスしかみていないので他はどうかわかりませんが,

1クラスは3名のこどもで構成されいおりそこに1名の先生がつきます.
5年生は全部で4クラスあったと思います.

少人数のクラスを基本単位とし,
その子その子にあった学習教育をしているように感じました.

そして,学習内容によっては,教室の仕切りを外し大教室にし,
5年生全員や5・6年生合同の授業を行っていました.

こうして,個別教育を基本としながらも他の先生や生徒と関わる機会も
つくることで刺激を受けながら,視野が広がっていくことは良いことだと思いました.


小池が今後,どういったかたちに論文をまとめていくかが楽しみです.

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研究室の紹介_2009秋

2009-12-01 12:59:19 | ☆研究室について
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この研究室は,建築計画・環境行動研究分野での研究を専門としています.

建築計画研究とは,使われ方など人間の環境との関わり方を調査して,最終的に建物の空間構成等の計画指針を得るための研究です.
環境行動研究とは,建物という物理的環境を含む広義の環境と人間の関係そのものに着目し,その関係を読み解こうとする研究です.
両者は,スタンスが若干異なりますが,我々にとっての帰着点は同じです.
建物や空間を実際に使い,そこに住まう人々にとって居心地のいい空間や環境,使いやすい建物のあり方を考えるということです.

なかでもこの研究室では特に,自分では周囲の環境をうまくコントロールしたり,自分の住みよい場所を自由に選んだりできない人たちにとって望ましい環境とはどうあるべきか,人々を代弁して論じることができるような研究に積極的に取り組んでいます.

今取り組んでいる(取り組もうと考えている)研究テーマは,高齢者施設や障碍児・者施設での空間構成と滞在様態の研究,小児病棟の療養環境評価基準の研究,地域での医療・看護や介護を支える環境や仕組みに関する研究,などを予定しています.
このほか,研究室のメンバーが自由に研究課題を設定していますので,メンバーの研究テーマ・業績をご覧ください.
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