建築・環境計画研究室 (山田あすか)

東京電機大学未来科学部建築学科

建築・環境計画研究室

この研究室は,2006年4月に立命館大学にて開設され,2009年10月に東京電機大学に移りました.研究テーマは,建築計画,環境行動です. 特に,こどもや高齢者,障碍をもつ人々への環境によるサポートや,都市空間における人々の行動特性などについて,研究をしています.

*当ページの文章や画像の無断引用・転載を禁じます*

あとちょっと。

2022-06-06 21:36:00 | 研究日誌
M2森野です。

M1コンペまであとちょっと。
B4前期梗概まであとちょっと。
色々と忙しい1週間になりそうです。
体調、気いつけなはれや〜
(関西方面に出張行っていたので、自然と方言が…笑)

僕もやること溜まっているので、がんばりやす…







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研究室配属について2022

2022-06-01 09:43:50 | ☆研究室について

2022年度の研究室配属は,zoom+対面の合同説明会(3回)と,オンデマンド資料配付,研究室ごとの独自説明会等を参照してください。

3年生のガイダンス資料はこちらのwebclass(学籍アカウントでのサインインが必要)へ。

 

今年はこんな研究をしています。

zoom説明会(「建築都市デザイン」と同じURLです:セキュリティのためUNIPAからご確認ください)

1)6/6(月)4限 1号館7階建築学科会議室(事務室の奥の部屋)

2)6/13(月)4限 同

3)7/4(月)4限 同

4)定例ゼミ 毎週火曜日1・2限(1号館4階の10412室にて。広くはない。)

   *6/14と6/21は,卒論の梗概締切と,卒論の発表会なので,ゼミはありません。

    卒論発表会は学部3年生も聴講できます。

*3回分の内容はだいたい同じです。「だいたい」というのは,興が乗って,なにか降りてきたな今回…神回だわ…みたいなことがたまにあるからです。いいよねそういうのって。一期一会感あって。

 

この研究室は,建築計画・環境行動研究分野での研究・設計・実践を専門としています。両者は,スタンスが若干異なります。

建築計画研究 は,使われ方など人間の環境との関わり方を調査して,最終的に建物の空間構成等の計画指針を得るための研究です。

環境行動研究 は,建物という物理的環境を含む広義の環境と人間の関係そのものに着目し,その関係を読み解こうとする研究です。

この研究室では,両者のスタンスを持つことで,建物や空間を実際に使い,そこに住まう人々にとって居心地のいい空間や環境,使いやすい建物のあり方を考えています。

 

この研究室では,研究成果を活かした,設計や実践活動にも取り組んでいます。

例えば,児童デイサービス事業所での環境づくりや,保育所での環境づくりコンペ応募など。

研究と設計は両輪です。抽象化したメタ認知は,応用の幅を拡げます。具体的な実現のためのステップを経験することは,建築や都市のあり方を考えるためにもちろん欠かせません。

詳細や,他の取り組み事例は このページから 参照して下さい。

 

なかでもこの研究室では特に,自分では周囲の環境をうまくコントロールしたり,自分の住みよい場所を自由に選んだりできない人々を代弁して,望ましい環境や建築のあり方を論じるための研究に積極的に取り組んでいます。

それは,そのような視点での研究・実践においては,建築を通して,人や社会の役に立てる部分が大きいと考えるからです。

自己満足の研究や格好だけの設計に陥らないために,本当に必要とされているのはなんなのかを考えていくという姿勢を表明するものです。

 

ただし。「いま」「現実の社会で」喫緊に必要とされていることだけを追求することだけが,「これから」や,「本質」につながることだとは思いません。

一見,単純な個人的疑問に思えるようなことが,素朴で当たり前のことに思えるようなことが,見方によっては大きな可能性をもっていることもあります。

例えば私は固有の居場所という研究シリーズからキャリアをスタートしましたが,どこかに人が定位するということそのものから,環境と人間の関係を考えようと,していました。それは現在の,医療・福祉・教育・居住のための施設や環境のあり方を考える研究室の専門分野につながっています。

また,最近の研究では,まちの居場所/結節点としてのカフェや,「一時的な住」である宿泊機能によって,地域の交流人口や関係人口,経済規模を維持する取り組みについてなども研究しています。医療・福祉・教育・居住をベースに考えていくと,そもそもまちはどのように維持されるのか,人々はどのようにそこで暮らすのかを包括的に考える必要があると思っているからです。

そういう意味で,とにかく医療系でなくてはとか,福祉系の研究でなくては,などの縛りはありません。研究テーマの選択は自由です。それぞれの興味関心に応じて相談を重ねて,一人ひとりの研究テーマをつくっていきます。

 

また例年お話していることですが,今「ここだ」と思っている研究室があったとしても,そこだけでなく,他研究室の話も聞かれることを強くおすすめします。

私はある先生(パッシブデザインをご専門とする環境系の先生でした)の講義分野が面白く,完全にその先生の研究室に行くつもりでしたが,友人に誘われて付き合いで行った(失礼)師匠の研究室の説明会でスッカリ心変わりし,今に至ります。

講義内容は,研究内容ではありません。講義は教科書に載っていることを中心に進みますが,研究はまだ教科書に載っていないことを探っていくプロセスだから。

研究室選びでその後の人生も…決して大げさではなく…変わりますので,いろいろ回って考えたらいいと思います。

それと,「今,こんな研究がしたい」と思っている研究課題があったとしても,それは変わります。たいていの方は,まだ建築の勉強はじめて2年半ですよね。ここまでに学んだことを入り口/基盤として,今までよりも多く,深く,広く,濃密な,勉強の時間がこれから始まります。今興味を持っていることがあるのは素晴らしいことですが,それ以上の展開がここからあります。

ですから,「研究課題」で研究室を選ぶのも良いですが,どちらかというと「誰と(どういう人と),どういう環境で,学びたいか」「どういう人と時間を過ごしたいか」を基軸に据えることも一つの視点だと思います。

孟母三遷,朱に交われば赤くなる。人が環境をつくりますが,環境もまた人をつくりますから。

 

 
この研究室に興味のある方は,定例ゼミか,研究室説明会に参加する,研究室を訪問する,などの機会を得て,情報収集をしてください。ご相談をお待ちしています。

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