建築・環境計画研究室 (山田あすか)

東京電機大学未来科学部建築学科

建築・環境計画研究室

この研究室は,2006年4月に立命館大学にて開設され,2009年10月に東京電機大学に移りました.研究テーマは,建築計画,環境行動です. 特に,こどもや高齢者,障碍をもつ人々への環境によるサポートや,都市空間における人々の行動特性などについて,研究をしています.

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現況と運営実態から見た幼保一体化施設の施設計画に関する研究(2006-2007)

2008-11-17 09:15:56 | □研究・設計業績(論文/プロジェクト等)
*主任研究者*  報告書に残部があります.

[厚生労働科学研究成果データベースより]

文献番号 200701023B
研究課題 現況と運営実態から見た幼保一体化施設の施設計画に関する研究
研究年度 平成19(2007)年度
報告書区分 総合
主任研究者(所属機関) 山田 あすか(立命館大学 理工学部建築都市デザイン学科)
分担研究者(所属機関) 佐藤 将之(早稲田大学 人間科学学術院)
研究区分 厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 政策科学総合研究(政策科学推進研究)
開始年度 平成18(2006)年度
終了予定年度 平成19(2007)年度


研究目的:
 本研究は,幼保一体化施設(以下,幼保連携施設,幼保一元化施設,認定こども園を含めて幼保一体型施設と記載)の全国的な現況の分析による今後の展望の示唆と,一体化の類型に対応した課題点の把握と空間のあり方の提示を目的とする.

研究方法:
 研究方法としては,全国の幼保一体型施設に対するアンケート調査,先駆的な幼保一体型施設と自治体に対するヒアリング調査,幼保一体型施設の類型ごとに抽出した事例に対する観察調査,保護者に対するアンケート調査,を併用した.

結果と考察:
研究の概要は,次の通りである.1)幼保一体型施設の現況,運営実態とこれに基づく建築計画的指針に関する研究:全国の施設へのアンケート,先駆的施設と自治体へのヒアリング調査と観察調査によって,幼保一体型施設の現況と,今後の展望,運営実態,課題点を捉え,建築的留意点を整理した.また,幼稚園児と保育園児(幼保の別のない認定こども園においては,短期間児と短期間児,長時間児と短時間児)の混合の様相,保育場所の移動の様態,園児が園になじむ様子等を捉え,これら園児の生活様態と,施設の運営様態に対応した建築空間のあり方を考究した.2)幼保一体型施設における具体的な空間や設えのあり方に関する研究:保育室や遊戯室,トイレ空間など施設内の空間のなかでの園児の活動規模や姿勢,行動特性と,これらに保育環境が及ぼす影響を捉え,保育空間について建築計画上の指針を得た.3)関連研究:海外事例との比較検討を行い,生活の場としての保育環境の質の向上を得るための建築計画的指針を得た.また,認定こども園の導入にあたっての保護者の賛否意識とその要因を調べ,導入検討時の配慮点等を得た.

結論:
 幼保一体型施設の運営的特徴を整理するとともに,その課題と利点を明らかにし,課題を克服しまた利点を活かすための建築的なあり方について検討した.こうした検討に加え,幼保一体型施設における園児の活動や生活の実態とその時間的推移を踏まえ,結論として,幼保一体型施設の類型に対応した建築的・運営的留意点を導出した.


公開日 2008年04月09日
更新日 -
研究報告書
ファイルリスト 200701023B0001.pdf 200701023B0002.pdf 200701023B0003.pdf
公開日 2008年11月17日


厚生労働科学研究成果データベース
<http://mhlw-grants.niph.go.jp/niph/search/NIST00.do>
で検索していただくと,研究成果のpdfファイルを取得できます.

 


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